ピアノ独奏曲全集　セルジオ・フィオレンティーノ（6CD）

ライヴによるラフマニノフ：ピアノ独奏曲全集

「彼は私以外の唯一のピアニストである」・・・アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ

この録音はフィオレンティーノが1987年の9月に4回の演奏会でラフマニノフのピアノ独奏曲を一気に演奏した記録です。
　セルジォ・フィオレンティーノ、ピアニスト。1927年、ナポリ生まれ。ブゾーニの孫弟子として超高度な演奏技術と、スケール大きい個性的な表現を身につけました。コンクール入賞などの経歴はないものの独自のスタイルを貫き、イタリア人ピアニストの中でもとくに際立つ個性をもっています。しかし50年代から演奏活動を行なわなくなり教育活動や放送関係の仕事に従事し始め、その後90年代になってようやく演奏活動に復帰。APRレーベルから「フィオレンティーノ・エディション」として10枚のアルバムを出す予定でしたが・・・これから世界で認められるというときに惜しくも亡くなりました。（輸入元情報）

【収録情報】
Disc1（74:19）
ラフマニノフ：
1. 幻想的小品集 Op.3 (1892)
2. サロン的小品集 Op.10 (1894)
3. 楽興の時 Op.16 (1896)

　録音：1987年9月11日（1）、9月23日（2）、9月17日（3）

Disc2（65:32）
4. 前奏曲集 Op.23 (1903)
5. 前奏曲集 Op.32 (1910)

　録音：1987年9月11日

Disc3（77:48）
6. 4つの小品集 (1887)
7. 夜想曲集 (1887/88)
8. 小品 モデラート ニ短調 (1884)
9. 幻想的小品 ト短調『デルモ』 (1899)
10. 断片 変イ長調 (1917)
11. オリエンタル・スケッチ (1917)

『ラフマニノフによる編曲集』
12. W.Rのポルカ (1911)（フランツ・ベーア：笑う小娘 Op.303）
13. バッハ：組曲 (1933/34)〜無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 BWV.1006より
14. ビゼー：『アルルの女』第1組曲より『メヌエット』 (1903, rev.1922)
15. シューベルト：どこへ？ (1925)〜歌曲集『美しき水車小屋の娘』 D.795より
16. ムソルグスキー：ホパーク (1923/24)〜歌劇『ソロチンスクの市』より
17. チャイコフスキー：子守唄 (1941) Op.16-1
18. リムスキー＝コルサコフ：くまんばちは飛ぶ (1929)
19. ラフマニノフ：ひなげし Op.38-3 (1922 rev. 1940)
20. ラフマニノフ：ライラック Op.21-5 (1913/14)
21. メンデルスゾーン：スケルツォ (1933)〜劇付随音楽『真夏の夜の夢』より
22. クライスラー：愛の悲しみ (1921)
23. クライスラー：愛の喜び (1925)
24. ラフマニノフ：ヴォカリーズ Op.34-14（フィオレンティーノ編）

　録音：1987年9月17日

Disc4（60:05）
25. 練習曲集『音の絵』 Op.33 (1911)
26. 練習曲集『音の絵』 Op.39 (1916)

　録音：1987年9月23日

Disc5（79:32）
27. ピアノ・ソナタ第1番ニ短調 Op.28 (1908)
28. ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.36（第2稿　1931）

　録音：1987年9月29日

（ボーナス・トラック）
29. ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調 Op.1 (final version, 1919)
　カルロ・フランチ指揮、ローマRAI交響楽団
　録音：1958年9月27日　ローマRAIオーディトリアム（ライヴ）

Disc6（72:20）
30. ショパンの主題による変奏曲 Op.22 (1902/03)
31. コレッリの主題による変奏曲, Op.42 (1931)

　録音：1987年9月29日（30）、9月23日（31）

（ボーナス・トラック2）
32. パガニーニの主題による狂詩曲イ短調 Op.43 (1934)
　ヴラディーミル・フェドセーエフ指揮、ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団
　録音：1991年12月21日　ローマ、コンチリアツィオーネ・ オーディトリアム（ライヴ）

（ボーナス・トラック3）
33. ヴォカリーズ Op.34-14（フィオレンティーノ編）
　録音：1989年2月20日　ナポリ、ベッリーニ劇場（ライヴ）

　セルジオ・フィオレンティーノ（ピアノ）

　録音場所：ナポリRAIドメニコ・スカルラッティ・オーディトリアム
　録音方式：ステレオ（ライヴ）
　※ボーナス・トラックの一部はモノラル