うちの父が運転をやめません

垣谷美雨

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041079706
ISBN 10 : 4041079705
フォーマット
出版社
発行年月
2020年02月
日本
追加情報
:
308p;19

内容詳細

「また高齢ドライバーの事故かよ」。猪狩雅志はテレビニュースに目を向けた。そして気づく。「78歳っていえば…」。雅志の父親も同じ歳になるのだ。「うちの親父に限って」とは思うものの、妻の歩美と話しているうちに不安になってきた。それもあって夏に息子の息吹と帰省したとき、父親に運転をやめるよう説得を試みるが、あえなく不首尾に。通販の利用や都会暮らしのトライアル、様々な提案をするがいずれも失敗。そのうち、雅志自身も自分の将来が気になり出して…。果たして父は運転をやめるのか、雅志の出した答えとは?心温まる家族小説!

【著者紹介】
垣谷美雨 : 1959年、兵庫県生まれ。明治大学文学部卒。2005年、「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ウッディ さん

    高齢者が運転する車の事故のニュースを目にするたび、故郷の父が心配になる雅志、赤字の路線バスが廃止され、プライドでもなく、車がなければ買い物もできない田舎生活。忙しい仕事とマンションのローンでがんじがらめの主人公に同情していた前半。けれど、買い物にいけない老人が多いなら、移動販売をすることは人助けになると一念発起する後半。自分の裁量や工夫でで売り上げを増やし、両親や客に感謝される仕事に汗を流す。両親や息子を持つ同世代の自分から見て、そんな雅志の生き方がうらやましくなった。面白かったです。#ニコカド2020

  • うっちー さん

    シニアのお仕事小説。ひまわり号考えさせられます

  • kotetsupatapata さん

    星★★★★☆ 日々の生活の中で起こりうる様々な問題を提起している垣谷さんの、今回のテーマは「高齢者の運転」と「家族の絆」について。 奇しくも地方都市でバスの運転手をしている小生にとっては身に覚えのある話しで、「あ〜そうなんだよ!」と頷きながら読了。 まあ最後は綺麗に収まり過ぎたけど😅 担当している路線も1~2時間に1本程度ですが、それでも住んでいる人にとっては頼みの綱ですからね✨ 我が家の父親も後期高齢者ですのでいずれは通らなければ行けない道やね😢 肝に銘じときます

  • まちゃ さん

    「高齢ドライバーの事故」が報道されるようになって久しいので高齢ドライバーの話とは思いましたが、さらに問題を深堀する内容で考えさせられました。地方で暮らす親世代と都市で暮らす子供世代、親世代の介護、少子高齢化と地方の商業施設の衰退、買い物難民。現代日本の社会問題を過度に深刻になることなくユーモラスな視点から描いた救いのある家族の物語でした。自分も実家の父が癌になったときの帰省を思い出しました。満足に看取ることができなかったことが今でも心残りです。なかなか正解のない話だと思います。

  • mura_海竜 さん

    ゆるい社会派小説、ある種ビジネス書でもある。読友さんからのお薦め。車は内容の一部でしかない。家電メーカー勤務50歳代の猪狩雅志、妻歩美デザイン会社で共働き、息子息吹は高校生、いつも夕飯は一人で。雅志の老いた両親は80歳代、過疎の進む地方で暮らす。車がないと生活が成り立たない。車の無しの生活は考えられないし、自由を奪われた様にも感じる。しかし、親の面倒も見れない。小説は一つの解を提示しているけれど、すっきりはしない。少子高齢化とはそういうもの。自分の今後の生活をどうしていくのかを考えさせられた本。図書館本。

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垣谷美雨

2005年「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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