おいしい家族

ふくだももこ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087716788
ISBN 10 : 4087716783
フォーマット
出版社
発行年月
2019年09月
日本
追加情報
:
168p;19

内容詳細

2019年9月20日全国公開 映画「おいしい家族」の小説本。

母の三回忌、実家である都内の離島に帰省した橙花。憧れの美容部員になり数年。仕事がうまくいかない日もあるし、おまけに夫婦生活もずいぶん前から雲行きが怪しい……。都会暮らしに疲れた橙花にはちょうどよい休暇だった。故郷に暮らす一つ年下の弟の翠は、スリランカ人女性と結婚し、間もなく新しい命が誕生する予定。実家に着くと、その佇まいは母がいない以外、何も変っていなかった。と思いきや、橙花を出迎えたのは、母のワンピースを着た父だった! 唖然とする橙花に追い討ちをかけるように、夕食の席に現れたのは、見知らぬ中年男・和生と、その娘で生意気な女子高生・ダリア。そして父はこう宣言した。
「父さんな、あたらしい家族の母さんになろうと思う」。
始めは納得出来ず、父に反発する橙花だったが、島の人たちとの交流、流れ者の和生とダリアの過去、父の亡き母への想いを知るうちに、橙花の心に変化が――。
性別、血縁、国境、あらゆる壁を超えた、あたらしい家族の誕生を描いたユートピア小説。

【著者略歴】
ふくだ ももこ
1991年、大阪府生まれ。映画監督・作家。日本映画学校で映画を学び、卒業制作の「グッバイ・マーザー」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭、湖畔の映画祭で入選。2016年「えん」ですばる文学賞佳作受賞し作家デビュー。他の作品に「ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら」がある。全国公開映画「おいしい家族」の脚本・監督を務めた。


【著者紹介】
ふくだももこ : 1991年、大阪府生まれ。日本映画学校で映画を学び、卒業制作の「グッバイ・マーザー」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭、湖畔の映画祭で入選。2016年「えん」で第40回すばる文学賞佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 野のこ さん

    「父さんな、あたらしい家族の母さんになろうと思う」帰省した橙花を待っていたのは母の格好をした父だった。設定は面白かったんだけど、主人公の橙花があまり好きにはなれなかったのが残念。ラストなんてエビオが頑張ってプロポーズしたのにそのセリフこそないし。でも父は板尾さんイメージで楽しめたし、炊きたてのおはぎのいい匂いもした。笑いの絶えない楽しいあたらしいおいしい家族だった。伊勢エビのお裾分け羨ましい!伊勢エビのお刺身食べてみたいです。

  • mincharos さん

    映画化したんだね〜図書館でなんとなく借りてみたけど、なかなかよかった!自分の結婚がうまくいかなくて、久しぶりに実家に帰ると、そこには亡き母のすみれ色のワンピースを着た父親がいた。そして「父さんな、あたらしい家族の母さんになろうと思う」の言葉。それを全く受け入れられない橙花。家族になるのに血なんて関係ない。ちゃんと愛を持って愛を与えて、「ただ生きてさえいてくれたらいい」と思う気持ち。とても偉大で尊敬すべき心の大きさ!!橙花の弟夫婦がすごく仲良しで微笑ましかった。家族に料理を作ってあげられることの幸せを実感♡

  • assam2005 さん

    映画は未鑑賞。映画の存在自体知らなかったのですが、ほんわかな気分になれるかと思い、手に取りました。設定が一般的ではなく、全てを受け入れようとするその感覚についていけなかった。私が自分で勝手に作り上げた「常識」に縛られているからだろうか。こんなふうには考えられない。大きな大きな愛。生きていてくれることに感謝し、他人に対しても愛の言葉をかける。昔の人達はこんな心の広さを持っていたのかもしれない。心の余裕がなくなり、なくしたものの一つなのかな。

  • すみっちょ さん

    設定が突飛すぎて…島の人達の「家族」に対する感覚が私は合わなくて、橙花のイライラの方が共感できました。その橙花もいつの間にかこの状況に納得してるし。家族というより「家族ごっこ」という感じがしました。嗜好や好みは人それぞれで全然構わないけど、養子にするくらいの話なら実の子供に真っ先に言ってないとダメなんじゃない?と、家族家族と連呼する割には家族を蔑ろにしてる気がして違和感が残りました。あとは、みんな一見心が広くて何でも受け入れてる風で、結局は他人事だから言えるんじゃないかと思う場面も結構ありました。

  • みかん さん

    母の三回忌に島に帰省した娘が見たのは母のワンピースを着た父。 「母さんって呼んでもいいぞ」 その理由が家族の在り方として、見た目は置いといて(笑)、いいなぁと思えた。 「生きていれば、それでいい」 映画化されてるので映画も観てみようと思う。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

ふくだももこ

1991年大阪府生まれ。作家、映画監督。日本映画学校で映画を学び、卒業制作の「グッバイ・マーザー」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭、湖畔の映画祭で入選。2016年「えん」で第40回すばる文学賞佳作を受賞し作家デビュー。映画「おいしい家族」の脚本・監督を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品

HMV&BOOKS onlineレコメンド