CD 輸入盤

ゴルトベルク変奏曲 塚谷水無子(トイピアノ)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
PCD1812
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


塚谷水無子のゴルトベルク変奏曲、第4弾はなんとトイピアノで演奏!

「Pooh:s Hoop」レーベルよりバッハ『ゴルトベルク変奏曲』を3種(パイプオルガン演奏、ポジティフオルガン演奏、ブゾーニ版のピアノ演奏)リリースしてきた塚谷水無子。期待の新録音は、昭和の象徴的なおもちゃ楽器でもあり幼児音楽教育の扉でもあったトイピアノで『ゴルトベルク変奏曲』に挑戦します!
 多くの職人やメーカーや創り出してきた音色はさまざま、それらを組合わせて丁寧に仕上げていくプロセスはまさにオルガンのレジストレーションと同じ! 音痴だったりメカ音がうるさかったり、小さな楽器たちに愛おしさを感ぜずにはいられないワンダーランドの音楽世界です。クラシック音楽ファシリテーターであり自らもトイピアノ奏者である飯田有抄との化学反応コラボ。録音は今回もオーディオ誌でお馴染みの生形三郎が手掛けています。
 なお、トラック33「Digital Aria Non da Capo」は、今回取り上げたおもちゃとしての幼児音楽教育としてのトイピアノというアナログの楽器が、すでにデジタル技術を使ったミニ・キーボードへ置き換えられており、その役目を終えようとしていること、消えつつあること、つまり昭和のあの時代へは立ち戻ることはないことへの寂寞で複雑な思いを込めて作られています。(photo. Pooh's Hoop)(販売元情報)

【収録情報】
● J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988


 塚谷水無子(トイピアノ/使用楽器:KAWAI製トイピアノほか)

 録音時期:2018年12月15-17日
 録音場所:山梨県小淵沢、フィリア美術館
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

収録曲   

  • 01. アリア(2:54)
  • 02. 第1変奏(1:44)
  • 03. 第2変奏(1:30)
  • 04. 第3変奏(2:14)
  • 05. 第4変奏(1:10)
  • 06. 第5変奏(1:01)
  • 07. 第6変奏(0:48)
  • 08. 第7変奏(1:42)
  • 09. 第8変奏(1:16)
  • 10. 第9変奏(1:41)
  • 11. 第10変奏(0:56)
  • 12. 第11変奏(1:33)
  • 13. 第12変奏(1:27)
  • 14. 第13変奏(2:37)
  • 15. 第14変奏(1:24)
  • 16. 第15変奏(2:25)
  • 17. 第16変奏(1:47)
  • 18. 第17変奏(1:24)
  • 19. 第18変奏(0:49)
  • 20. 第19変奏(1:18)
  • 21. 第20変奏(1:21)
  • 22. 第21変奏(1:18)
  • 23. 第22変奏(1:01)
  • 24. 第23変奏(1:30)
  • 25. 第24変奏(1:40)
  • 26. 第25変奏(3:23)
  • 27. 第26変奏(1:33)
  • 28. 第27変奏(1:12)
  • 29. 第28変奏(1:27)
  • 30. 第29変奏(1:38)
  • 31. 第30変奏(1:14)
  • 32. アリア(ダ・カーポ)(2:21)
  • 33. Digital Aria Non da Capo(2:40)

ユーザーレビュー

総合評価

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トイピアノといえば、メルヴィンの妹、マー...

投稿日:2019/08/14 (水)

トイピアノといえば、メルヴィンの妹、マーガレット・タンが弾いたアルバムがまず思い浮かぶ。マーガレットがアヴァンギャルドな音素材としてトイピアノを扱っていたのと塚谷は全く方向性が異なる。 トイピアノで問題となるのはまず一番に音程だろう。どう楽器を選んでどう調律するのか。塚谷水無子の選んだ方法は想像と正反対かつ得心のゆく方法だった。70台以上集められたトイピアノをオルガンのレジスターさながらに、各変奏、さらには繰り返しごとに選択し演奏してゆく。中には音程のおかしなものもある。タッチや反応の違いも聴き取れる。音痴な子、反応の鈍い子、声だけはやたら大きい子、でも、「ひとりひとりが個性」なのだ。それらの「子供たち」を慈しむように、そしてなにより楽しそうに「水無子先生」は奏でてゆく。塚谷水無子の解釈ベースはグールドのそれに近い。ひどく興味深いのは、その解釈ベースに楽器じたいが「そんなふうにはやらせないぞ」と異議を唱えてくることだ。楽器との対話とはこういうことを言うのだろう。麗しくも愛おしい名盤。

zap さん | 東京都 | 不明

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当然ながら音域の狭いトイピアノを、曲に合...

投稿日:2019/08/11 (日)

当然ながら音域の狭いトイピアノを、曲に合わせて何十台も使いわけた演奏で、トイピアノを重ねてオルガンのように二重鍵盤にして弾くこともあったらしい。その音色はチェレスタや、ときとしてカリヨンを思わせる。その調律はwell temperedではまったくなく、グールドの鼻歌どころではない演奏ノイズ(打鍵音など)が盛大に入る(長岡鉄男が存命ならきっと大喜びしたであろう生々しさ)。 最後にボーナストラック的にミュージックコンクレートによるアリアが収録されている。これは電子楽器による収録音をあとから加工したものだが、そもそもトイピアノによる演奏でも、編成を固定して全曲通すわけにはいかない。曲ごとに録音してあとでまとめることが前提だ。あまりにも楽器の制約の多い中での演奏だが、そのことが演奏することの意味、あるいは録音・再生することの意味を問いかけるディスクでもある。

でぶっしー さん | 京都府 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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