猫と偶然

春日武彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784861827587
ISBN 10 : 4861827582
フォーマット
出版社
発行年月
2019年07月
日本
追加情報
:
232p;20

内容詳細

愛猫との心安らぐ日々、猫が現れる文芸作品、そして紡がれる詩的連想…。猫と人間の美しくも、ちょっと不思議な断章集。

目次 : 猫と電送機/ 百科事典/ 四コマ漫画/透明猫/ なにもしない/ 猫の命日/ 帽子/ 四コマ漫画/象(エレファント)/ 電気/ H.P.ラヴクラフト小伝/ 猫の名前、猫の永遠〔ほか〕

【著者紹介】
春日武彦 : 1951年生まれ。産婦人科医を経て精神科医に。現在も臨床に携わりながら執筆活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 阿部義彦 さん

    猫にこと寄せた自由な散文集!とても魅力的で素敵な本です。名久井さんによる装丁もgooです。精神科医の春日武彦さんによる、飼い猫の遍歴、はじめ猫に関する考察あれこれ。初めは犬派だったのが、書店猫の存在を知ったのが猫派への転向のはじまり、本と猫は何故合うのか?をあれこれと思索したり、猫に関するコント、短文、猫にかぶれた詩人、作家達の暮らしぶりとその作品との関連性など、これまでかとばかりの猫づくしです。絵画作品に関する言及も多く、芸術色がこいのも素敵な特徴です。ありそうで無かった猫本で大変楽しめました。大推薦!

  • くさてる さん

    いつもの春日先生のエッセイなのだけど、今回のテーマは猫。でももちろんべたべたした猫エッセイではなく、先生らしい猫との距離の取り方で語られるうえに、猫中心の内容でもない。親交のあった少女マンガ家についての文章は、友人らしく歯に衣着せぬもので、けれど哀切も感じられるものだった。仮名にしてあるのは、すでに故人となっているからだろう。そんなエッセイや不思議な文章四コマ(としか表現できない)に混ざりこむように猫との生活が語られる。猫の病と別れ、新しい出会いもあって、よい読後感だった。

  • あつ子🌼 さん

    タイトル買い。著者初読みです。帯の言葉にあるように、"猫と人間の美しくも、ちょっと不思議な断章集"。しみじみ好きです。 著者は本当に猫が好きなのかな?と疑ってしまうようなドライな描写に、最初はしょんぼりするのですが、読み進めていくうちに分かってきます。 「いわゆる『あるある』本や『猫♡大好き』本、『猫は哲学者である』的な本にはしたくなかった。そうした本は、既に優れた書き手たちが筆を染めている」という記述に目を覚まされます。 そうした本に慣れ親しんだ猫好きを自認する方々に、ぜひ読んでいただきたいのです。

  • 海老エミ さん

    なるととねごとと作者のエッセイ。ユリシーズの涙の猫版を意識した談。猫のいない寂しい時間もある。

  • 澤水月 さん

    「猫の名前に関するどこか“思春期の勇み足”的な気恥ずかしさは猫の魅力と深いところで関わっている(略)…境界性パーソナリティー障害=BPD =の魅力的な側面のみを寄せ集めたありよう」!ヨグ、ニャルラトテップ、ダゴンとラブクラフト作品から名付け続けてる自分は首肯するしか。ラブクラフトに1章割かれてもいる。早逝した漫画家さんの追想、文字で綴る猫四コマ漫画も。こんなに猫を愛し必要としているのに決して積極的に遊ぼうとしないスタンス、鬱屈精神科医版の現代ノラや+文学随想。たまたま世界猫の日8/8に読了

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人物・団体紹介

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春日武彦

1951(昭和26)年、京都府生まれ。日本医科大学卒業。医学博士。産婦人科医として6年勤務した後、精神科医に転進。都立精神保健福祉センターを経て、都立松沢病院精神科部長、都立墨東病院神経科部長、多摩中央病院院長、成仁病院院長などを歴任。現在も臨床に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載され

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