【映像】ミンコフスキ/ヘンデル(モーツァルト編):『メサイア』
2020年07月03日 (金) 17:15 - HMV&BOOKS online - クラシック
2020年「モーツァルト週間」ライヴ
ロバート・ウィルソン演出、マルク・ミンコフスキ率いるルーヴル宮音楽隊による
モーツァルト編曲による『メサイア』
2020年1月に行われた、ザルツブルク国際モーツァルテウム財団が主催する「モーツァルト週間」で行われたライヴ映像。毎年モーツァルトの誕生日(1月27日)の前後に、生誕地ザルツブルクで開催される「モーツァルト週間」。夏のザルツブルク音楽祭と比べると華やかさはありませんが、熱心なモーツァルト・ファンが世界中から集まり、魅力的なプログラムが毎日催されます。2019年から人気テノール歌手のローランド・ヴィラゾンが音楽祭の監督を務めています。これまではモーツァルト周辺の作曲家も取り上げていましたが、ヴィラゾン就任中はモーツァルトの作品のみを取り上げるという興味深い施策で人気を博しています。
2020年の大注目のプログラムは、現代を代表する舞台芸術家ロバート・ウィルソン演出によるヘンデル/モーツァルト編曲 の『メサイア』。1789年にモーツァルトが編曲した版を用いて、マルク・ミンコフスキ率いるルーヴル宮音楽隊による演奏、メサイアの物語を音楽に合わせて舞台形式で上演されました。
現代的なモダンな装置、ダンサーや子役が演出する静謐な舞台、そしてミンコフスキのしなやかなアプローチは、ロバート・ウィルソンによる新しい世界を美しく描き出しています。またソリスト陣も、伸びやかな美声のソプラノ、エレーナ・ツァラゴワ、安定した歌唱を聴かせるアルトのヴィープケ・レームクール、またミンコフスキとの多くの共演で知られる米国のテノール、リチャード・クロフト、そしてバルトリとの共演などで注目のバス歌手ホセ・コカ・ロサとフレッシュな実力派揃いで音楽も存分に堪能できます。(写真c Lucis Jansch)(輸入元情報)
【収録情報】
● ヘンデル/モーツァルト編:『メサイア』全曲
エレーナ・ ツァラゴワ(ソプラノ)
ヴィープケ・レームクール(アルト)
リチャード・クロフト(テノール)
ホセ・コカ・ロサ(バス)
フィルハーモニア・クワイア・ウィーン(合唱指揮:ヴァルター・ツェー)
ルーヴル宮音楽隊
マルク・ミンコフスキ(指揮)
演出、装置、照明:ロバート・ウィルソン
衣装:カルロス・ソト
共同演出:ニコラ・パンツァー
共同装置:ステファニー・エンゲルン
共同照明:ジョン・トーレス
映像:トマシュ・イェジェルスキ
メイク:マヌエラ・ハリガン
ドラマトゥルク:コンラート・クーン
収録時期:2020年1月
収録場所:ザルツブルク、モーツァルトのための劇場(モーツァルト週間ライヴ)
映像監督:ティツィアーノ・マンチーニ
収録時間:135分
画面:カラー、16:9
原語:ドイツ語
字幕:独英仏韓日