【映像】クリーヴランド管弦楽団 創立100周年記念コンサート
2019年02月07日 (木) 00:00 - HMV&BOOKS online - クラシック

クリーヴランド管弦楽団創立100周年記念コンサート
モーツァルト、R.シュトラウス、J.シュトラウス、ラヴェル
1918年に創設されたクリーヴランド管弦楽団は、初代ニコライ・ソコロフに始まり、ロジンスキ、ラインスドルフ、セル、マゼール、ドホナーニといった錚々たる巨匠が音楽監督を歴任し、半世紀のうちには世界有数のオーケストラへと成長しました。2018年9月29日に開催された100周年コンサートでは、このオーケストラを2002年から率いるフランツ・ウェルザー=メストが、故国オーストリアの首都ウィーンを彩ってきた音楽を集めるという趣向で観客を楽しませています。最初に演奏されるモーツァルトには世界的人気ピアニスト、ラン・ランが登場。短調で書かれた数少ないモーツァルトの協奏曲を深く歌いこむラン・ランに、オーケストラがメストの棒でぴったりと寄り添う、息の合った素晴らしい演奏を聴かせます。演奏機会がそう多いとは言えない「影のない女」交響的幻想曲では、美しいメロディ・ラインと溢れるようなハーモニーを絶妙にコントロールし、極上の音響に包まれる幸福を存分に味あわせてくれます。そして『ウィーン気質』での流れるような音運びと粋な歌いまわしは、メストの面目躍如と言えるでしょう。今回の収録作品では唯一のフランスもので、ウィンナ・ワルツへのオマージュとして書かれた『ラ・ヴァルス』では、優雅ながら着実に高みへと導く巧みな構築力がコーダに至っても決して破綻することなく、音楽的なカオスを見事に表現しています。16年を迎えたメストとクリーヴランド管弦楽団の、成熟を感じさせる素晴らしいコンサートです。(輸入元情報)
【収録情報】
1.オープニング
2-4.モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調K491
5.リヒャルト・シュトラウス:『影のない女』による交響的幻想曲
6.ヨハン・シュトラウス2世:ウィーン気質Op.354
7.ラヴェル:ラ・ヴァルス
8.クレジット
クリーヴランド管弦楽団
フランツ・ウェルザー=メスト(指揮)
ラン・ラン(ピアノ)…2-4
収録時期:2018年9月29日
収録場所:セヴェランス・ホール、オハイオ州クリーヴランド
特典映像
・クリーヴランド管弦楽団の歴史
・クリーヴランド管弦楽団の指揮者たち
・クリーヴランドのためのオーケストラ
収録時間:本編81分、特典映像9分
