【ライヴレポート】MACHINE HEAD

2018年07月06日 (金) 18:00

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HMV&BOOKS online - ロック


 ニュー・アルバム『カタルシス』を引っさげ、マシーン・ヘッドが日本に帰ってきた。会場の渋谷O-Eastに到着すると、すでに満杯のお客さんが。19時スタートとの発表だったが、結局ショウは30分押しの19時半スタートとなった。

 BGMがMetallicaの「Sad But True」からオジーの「Diary of a Mad Man」に変わると、歓声が上がる。ここのところ「Diary of a Mad Man」から「Imperium」でライヴ・スタートというのが定番になっている(前回の2015年来日時も同様)のだ。それを知らないと、ただBGMがMetallicaからオジーに変わっただけにしか思えない感じもしたのだが。それとも実はMetallicaも、さらにその前の曲もすべて固定されていて、その順番がわかっていれば、あと何曲でショウが始まるのかわかる仕組みなのだろうか?それはともかく、やはり「Diary of a Mad Man」のエンディングは、ライヴが始まる興奮を高めるには最高のクライマックスを持った曲だ。場内が暗転すると、凄まじい歓声が。それだけではなく、何とすでにサークル・ピットまで発生!ライヴが始まってもいないのに、どういうことなんだ。13年の名盤『Through the Ashes of Empires』のオープニング・ナンバー、「Imperium」が始まると、モッシュ・ピットは巨大化。大合唱に加え、ロブに煽られみんなが中指を突き立てる。"Are you ready for the fast one?"というMCとともにプレイされたのは、ニュー・アルバム『カタルシス』からの「Volatile」。マシーン・ヘッドもお客さんも凄まじいテンションだが、このライヴ、3時間の長丁場が予定されているはず。双方とも、最初からこんなに飛ばして大丈夫なのだろうか、と余計な心配が頭をよぎる。続いては前作『Bloodstone & Diamonds』から「Now We Die」。そして大名盤『The Blackening』から「Beautiful Mourning」。トリプル・ヴォーカルもバッチリ決まってカッコいいことこの上ない。当然場内の盛り上がりは半端ではない。サークル・ピットは速いしデカい!


続いては、『The Burning Red』収録、ヘヴィでグル―ヴィーな「The Blood, the Sweat, the Tears」。"I want to see all of you lose fucking mind!"というロブの煽りに応え、狂ったように盛り上がる場内。ニュー・アルバムからの「Kaleidoscope」を挟んだところで、一旦メンバーはステージ袖へ。そして流れる「Clenching the Fists of Dissent」のイントロ!割れんばかりの大歓声があがる。マシーン・ヘッドのすべてが詰まっていると言っても過言ではない、10分超の大曲だ。サークル・ピットはさらに巨大化し、曲のタイトル通り、固く握りしめられた無数の拳が場内に突き上がる!

 フィル・のギター・ソロ・コーナーを挟んだところで、ロブがエレアコを持って登場。「月曜の夜だというのに、今日はまるでサタデーナイトのような盛り上がり」であるとか、実際にサタデーナイトに見た渋谷の酔っ払いの様子などを、ギターをポロンポロンかき鳴らしながら語っていく様子は、なんかちょっと漫談っぽかったり。ここは日本だというのに、一切の手加減をせず、もちろん英語、しかもいつも通りのスピードで長々としゃべり続けるロブ。さすがだ。そしてそのまま『Unto the Locust』収録の、「Darkness Within」へ。この時点で約1時間が経過。普通のライヴなら、ここが折り返し地点どころか終盤ということもあるが、今日はまだまだ序盤戦なのである。


 続いてはニュー・アルバムのタイトル曲、「Catharsis」。「マシーン・ヘッドらしからぬアルバム」とロブ自らが認める『カタルシス』であるが、ライヴで聴く分には特別マシーン・ヘッドらしくないという感じはしないような気もするし、しかしやはりサビは彼らにしてはメロウな気がしなくもない。そして再びオールドスクール、『The Burning Red』から、強烈に縦ノリの「From This Day」。お客さんはジャンプでこれに応える。で、さらにオールドスクールの「Ten Ton Hammer」で畳みかけてくるものだから、そのヘヴィさに圧死してしまいそう。「10tのハンマーで打ちのめしてやる!」という歌詞通りの迫力だ!で、またこれの次に、マシーン・ヘッド史上最もキャッチーと言っても良いであろう「Is There Anybody Out There?」を持って来るのが面白い構成だ。

 ツイン・リードのギター、そしてヴォーカル・ハーモニーが美しい「Locust」、そしてニュー・アルバムから「Beyond the Pale」が披露されたところで、やっとライヴは折り返し地点。お客さんも、そしてマシーン・ヘッドのメンバーも、一切の疲れを見せないのだから恐れ入る。ドラム・ソロのコーナーを挟み、『Supercharger』収録の「Bulldozer」。(これ、変な曲と言えば変な曲ですよね。)"Biggest circle pit time!"と紹介されたのが、「Killers & Kings」。そしてデビュー・アルバム『Burn My Eyes』のオープニング・ナンバー、「Davidian」が披露されると、盛り上がりは最高潮に!みんな興奮しすぎて、歓声というより悲鳴があちこちからあがっているというような状態だ!

 ここでまたメンバーはステージ奥へと引っ込む。この時点でほぼ2時間経過。おそらくここからがアンコールという扱いなのだろう。再びロブがエレアコを持って登場、「Descend the Shades of Night」、そしてニュー・アルバムから「Triple Beam」を披露。続いてロブがMetallicaの「Welcome Home」をプレイし始める!これはもしや、と期待させるも、イントロだけでストップ。「もっとマシーン・ヘッドを見たいか?それとも、もうギョウザ・タイムか?」と、まったく訳のわからないMCで煽るロブ。彼は、日本に来たら餃子を食べるのが何よりの楽しみらしいが。いずれにせよギョウザ・タイムを選択するファンなどいるはずがない。ということで、セカンド・アンコールは、『The Blackening』収録の名曲「Aesthetics of Hate」からスタートし、そのまま「Game Over」へとなだれ込む。そしてデビュー・アルバムから「Old」が披露され、ショウはクライマックスへ!

 ひとしきりロブが日本への愛を語ったあと、ついにラスト・ナンバー「Halo」へ。「ヘッド・バンギングをしろ!」というロブの命を受けて、会場中が曲に合わせて首を振る。サークル・ピットを煽るのはロブの得意技だが、ヘッド・バンギングを指示したのはこの曲のみ。確かにこの曲ほどヘッド・バンギングがピッタリな曲もない。9分超の大作でラストをガッチリ締めるというのも、実にマシーン・ヘッドらしい大団円。結局2時間45分という、予告通りのほぼ3時間、まさに「An Evening With Machine Head」の名に恥じない、濃厚すぎる一晩であった。

文 川嶋未来


『MACHINE HEAD / Catharsis World Tour in Japan 2018』
7月2日(月) 東京 TSUTAYA O-EAST
7月3日(火) 大阪 Umeda TRAD
7月5日(木) 広島 Hiroshima CLUB QUATTRO
7月6日(金) 名古屋 Electric Lady Land

7月8日(日) 福岡 DRUM Be-1


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