【インタビュー】Nozomu Wakai's DESTINIA

2018年05月23日 (水) 12:00

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新世代ギター・ヒーロー若井望の率いるNozomu Wakai's DESTINIAのニュー・アルバム『METAL SOULS』が2018年5月23日(水)に発売となる。

1980年代のオーセンティックなハード・ロック/ヘヴィ・メタルと21世紀のモダンなエッジを兼ね備えたサウンド、テクニカルかつメロディアスなギター・プレイをフィーチュアした音楽性を、若井は“クラシック・モダン”ヘヴィ・メタルと呼ぶ。現代ヘヴィ・メタル戦線への挑戦状といえるこのアルバムは、世界のメタル・コミュニティにおいて“鋼鉄の魂”を解き放つことになる。

本作には若井に共鳴した世界の第一線ミュージシャン達が合流。新生リッチー・ブラックモアズ・レインボーのフロントマンであるロニー・ロメロを筆頭に、トミー・アルドリッジ(ドラムス/ホワイトスネイク、オジー・オズボーン、ゲイリー・ムーア他)、マルコ・メンドーサ(ベース/ホワイトスネイク、ブルー・マーダー、シン・リジィ、ザ・デッド・デイジーズ他)という鉄壁の布陣を得て、DESTINIAは“運命”の旅立ちへと赴く。

アルバムは2018年7月13日にワールドワイド・リリースされることが決定しているが、それに先駆けての日本発売に際して、「Take Me Home」ミュージックビデオを公開。ビッグなアリーナ・ロック・サウンドがヴィジュアルを得て、さらなる感情の昂ぶりをもたらすことになる。

正統派ヘヴィ・メタルと21世紀のサウンドが融合した“クラシック・モダン”ヘヴィ・メタルについて、若井望が語ってくれた。

――Nozomu Wakai's DESTINIAの音楽を“クラシック・モダン”ハード・ロック/ヘヴィ・メタルと定義していますが、それはどんなスタイルなのですか?

ロニー・ロメロが歌うことを前提に曲を書くことになってから『Metal Souls』は大きく進展していくわけですけど、その段階で自分がどんな曲を書くべきか?何をすべきなのか?...と考えてみました。そうして辿り着いた結論が、自分が聴いて育ってきた1980年代のハード・ロック/ヘヴィ・メタルの構成やメロディ感を、2000年代以降のサウンドと真っ向からぶつけるというものでした。僕は少年時代からレインボーやディオを聴いてきたし、ギタリストとしてマイケル・シェンカー、ウリ・ジョン・ロート、ランディ・ローズから影響を受けてきた。そんなエイティーズという時代のフィールとニュアンスを現代のサウンドで再現する、それを“クラシック・モダン”と定義しています。

――レインボーの現シンガー、ロニー・ロメロを起用したのは、どんな経緯があったのですか?

2016年にリッチー・ブラックモアがレインボーを再結成したとき、シンガーがロニーだったんです。彼は本当に素晴らしいシンガーで、僕が新しい音楽の構想を練るにあたって、彼に興味を持ちました。レコード会社や周囲環境が変わって、ゼロから自分の音楽を見つめ直すことになって、誰と一緒にやりたいか?...と考えたとき、ロニーが頭に浮かんだんです。彼のバンド、ローズ・オブ・ブラックが『ラウド・パーク16』で来日して、やはりとんでもない歌唱力で、感銘を受けました。彼は僕と同世代だし、音楽のルーツも似たところにある。それでもロニーの魅力はまず第一に“声”ですね。彼の声質には他の誰にもない個性がある。それに加えて“キャラクター”。彼の声は柔軟性が非常に高くて、しかも頭の回転が非常に速い。トークにしてもそうだし、歌のこの部分を組んで欲しいというのを瞬時に理解してくれるんです。彼はローズ・オブ・ブラックで近代的なハード・ロック/ヘヴィ・メタルをやりながら、クラシック・ロックの要素も重要視している。レインボーのシンガーであるのと同時にジャーニーやクイーンのファンだったり、クラシック・ロックに傾倒しているという点で僕と共通していますね。僕も彼が住むスペインに行って、このサウンドをどうしていくべきか、かなり深く話し合いました。そのときにフォト・セッションをしたり、充実した旅でした。


――トミー・アルドリッジとマルコ・メンドーサはどのように参加することになったのですか?

デモでロニーに歌ってもらって、それをさらに最高のものにするには何をするべきか?...と考えたんです。僕が主張するクラシック・モダンを実現出来る、往年のメタルを熟知して、同時に現在でも最前線で活躍するミュージシャンとやりたかった。そんなとき僕がイメージしていたのは、ジョン・サイクスのブルー・マーダーだったんです。彼らにデモを聴かせてみたら、やりたいと言ってくれました。

――アルバムのタイトル・トラック「Metal Souls」にはどんな想いが込められていますか?

「Metal Souls」はかなり前に書いた曲だけど、当初はどうしていいか判らなかったんです。こういう曲を書きたい!というのは頭にあったけど、どうも収まりが悪くて(苦笑)。でもロニーと出会って、考えるうちに、新しい歌詞を書いていったんです。世界に向かっていく自分の姿と、ロニーがレインボーを経てスターになっていくイメージ。そしてアンダーグラウンドな音楽だと思われがちなヘヴィ・メタルという音楽を外に向けて解き放っていく、ヘヴィ・メタルに対する熱い気持ちを持っている人々へのメッセージとして書いたのが「Metal Souls」であり、アルバム全体のひとつのコンセプトとなっています。

――アルバムでのギター・プレイでは、どんなことを重視しましたか?

ギター・ソロはインプロヴィゼーションの要素が増したと思います。かつてはソロのフレーズは入念に考えて、頭の中にある正解をコピーする作業でした。でも今回はアドリブの要素が強くて、その瞬間まで自分でもどの方向に行くかわからない。右に行くのか左に行くのか... ハプニングの要素を取り込みたくて、即興のソロが多くなりました。そのぶんテクニカルなプレイとか速弾きとかは若干少なくなっているかも知れませんね。

――ミックスにフレドリック・ノルドストロームを起用したのは?

まず、彼がやっていたドリーム・イーヴルというバンドが好きだったんです。バンド名からしてディオのアルバム・タイトルですよね。彼はイン・フレイムスやソイルワークみたいなモダンなバンドを手がけたイメージが強いけど、メロディアスでストレートなスタイルも好きなんです。ドリーム・イーヴルでは“リッチー・レインボー”と名乗っていたりね(笑)。彼自身が“クラシック”と“モダン”の要素を持っていることもあるし、ANTHEMやOUTRAGEなど日本のアーティストとも作業したことがあって、日本人のメンタリティも判ってくれるだとうと、彼とやってみることにしました。

――ライヴ活動を含め、今後の展望を教えて下さい。

『Metal Souls』はヨーロッパではイタリアの『フロンティアーズ・レコーズ』から発売されるんです。ホワイトスネイクなども出しているレーベルだし、これを機にヨーロッパの人達にもアーティスト若井望とDESTINIAというバンドを認知してもらって、それからライヴで支持層を拡げていきたいですね。それからアメリカでもラジオやウェブ、何でもいいから取っかかりを作って、市場に斬り込んでいきたい。もちろん自分が住んでいるアジア圏も大事だし、南米も狙っていきたいです。しっかりとプロモーションも視野に入れて、それがワールド・ツアーに繋がっていったら最高ですね。ワンステージ上のアーティストとして活動出来るように目標を細かく切って、ひとつひとつ実現していきたい。海外のライヴは予算とスケジュールの調整が大変なんです。いろんな交渉も必要だし難しい部分もあるけど、やりますよ。ダメだと思われても実現していくのが僕のスタンスですからね(笑)。

取材・文 山崎智之


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