“痛男”演じた岡田将生 木村文乃らから恨み節「コノヤロー!って思っていたよ(笑)」

2017年11月22日 (水) 15:15

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11月21日(火)に都内で映画「伊藤くん A to E」(2018年1月12日全国公開)の完成披露試写会が行われ、W 主演の岡田将生と木村文乃をはじめ、佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆、中村倫也、田中圭、そして廣木隆一監督が出席した。

この豪華キャスト陣を一目見ようと駆けつけた約200名超のファンで埋め尽くされた会場は、本作の主題歌 androp の『Joker』が流れると歓声が上がった。MC の呼びかけにより、本作の W 主演を務める岡田将生と木村文乃をはじめ豪華キャスト陣が登場し、観客の声援に笑顔で手を振りながら応えていた。

今回のイベントで木村、佐々木、志田、池田、夏帆の A から E を演じた女優陣は、作品のテーマである「毒」にちなみ、毒がある花を持って登場した。木村は虚栄心の意味を持つピンクのゆりを、佐々木は悲しみの意味を持つ赤のガーベラ、志田は軽蔑の意味を持つ黄色いカーネーション、池田は嫉妬の意味を持つ黄色いバラ、夏帆は純潔の意味を持つ白いバラを持ち、観客たちにその花を手渡しするというファンサービスも見られた。

本作で史上最強と言える“毒女”こと莉桜を演じた木村は「これだけの豪華なキャストの方々と一緒に並べて光栄です。こんなに女であることを痛いと思わされる作品はないと思いました。A から D の女性たちを嘲笑っていたはずの莉桜に、いつの間にか矛先が向けられている、後から自分に返ってくるなと。廣木監督にはニヤニヤしながら何を言われるのかが怖かったですね」とコメントし会場の笑いを誘った。

“痛い男”伊藤くんと女たちの無様な姿が描かれている本作だが、伊藤くんを演じた岡田が自身の役柄を「女性たちを振り回し、見た人は大体嫌いになる、モンスター級の痛い男」と語ると、それに振り回された A から E の役柄を演じた女優陣は、それぞれ役作りで苦労したところや演じたキャラクターついて以下のように語った。

「5年間付き合っていると思い込んでいて、本当に胸が痛かった。なんでこんな人を好きになったんだろうって。でも振り向かせたい一心で、切なくて辛かったですね。廣木監督にはずっとニヤニヤしながら『痛いねー』って笑われてました」(佐々木)

「私の演じた役は、伊藤くんのことを好きではなく、伊藤くんからストーキングされていて、存在を疎ましく思っている役で。自分のことでいっぱいいっぱいで恋愛なんてできないし、知らない間に人を傷つけるので、たまにイライラしながら演じていました。廣木監督には、話し終わる前にわかりましたって言っちゃうから、人の話を聞かない修子みたいだと言われました。でもちょっとうれしかったです」(志田)

「聡子のハートの矢印は、夏帆さん演じる実希に向いていて。実希に彼氏ができると嫉妬心で心から応援できない、寂しい、劣等感などが生まれて気づいてほしいと思い悩む役なんです。ずっといろんな感情を抱えたまま撮影していました」(池田)

「実希は処女が重いという理由で伊藤先輩からフラれるんですけど。本人は頭がいいから頭でっかちになって、無意識に周りの人を傷つけていく人なんです」(夏帆)

また伊藤くんに振り回された感想を聞かれた女優陣からは口々に恨み節が。

「すごい嫌な気持ちになりました。」(佐々木)
「圧迫感がすごいなと思いながら現場にいました」(志田)
「関わりたくないですよね」(池田)
「傷つきました」(夏帆)
「コノヤロー!って思ったよ(笑)」(木村)

それを聞いていた岡田はステージ中央で小さくなりながらも「こういう役を望んでいた時に来たので、ラッキーと思いました。ただ思っていた以上にクズで、ダメで、嫌な奴でした。ただ演じていて楽しかったですよ。何にも思わず演じていました。ただカットがかかった瞬間に、みんなに『気持ち悪い』って言われて、本当に心がクッてなって辛かったです。でも一生懸命、役を全うしました!」と、史上最低の痛い男を演じたことに対して胸を張っていた。

また、ドラマプロデューサーの田村を演じた田中は本作について「一生懸命でかわいらしいです。でも出てる人、みんなクズです!」とコメント。それに続けて売れっ子脚本家のクズケンを演じた中村は「今日それしか言ってない!でもみんな本当に少しずつ小さいウソをついて、可愛らしかったですね。実はクズケンって名前なのに、クズケンが一番まともなんですよね(笑)」と2人の掛け合いに会場は盛り上がっていた。また、廣木監督は「岡田さんにはもうちょっと痛い感じでやってと言いました(笑)。これだけ豪華なキャストが揃ったので、それぞれの役に見せ場があるように作りました」と本作へのこだわりを語った。

また今年一番痛かったことや無様だったことについて話が及ぶと、田中は「体を鍛えることがあるのですが、鍛えるときは炭水化物を抜くようにしているんですね。友人にいま体鍛えているんだと話をしながら食事をしていた際に、僕はそばを食べていたんです。すると友人がそばは炭水化物だって、言ってきて。僕、そばが炭水化物だって知らなかったです!」と披露すると、会場は何とも言えない雰囲気に包まれ、それを感じた田中は「もう、本当に痛いエピソードってこういうことでしょ!」とツッコミ、中村が「そうですよね!」とすかさずフォローを入れる場面も見られた。

続く中村は「コンビニによく行くんですけど、最近海外の方の店員さんって多いじゃないですか。たまたま入ったコンビニもそうで。そこで“ファミチキ”くださいって、その店員さんに何度か頼んだんです。するとしばらく悩んでレジを離れたかと思ったら、申し訳なさそうに“からあげくん”を出してきたんですよ、あ、僕が間違えたんだって気づいて相当恥ずかしかったですね」と語ると会場は笑いの渦に。佐々木は申し訳なそうに「ちょっと前にアニサキスにかかって、ものすごい痛かったです」とリアルな痛い話を披露していた。

志田は「野球を観に行ったときに、攻守交代の間にボールをスタンドに投げ入れてくれる時間があるんですけど、私どうしても欲しくてすごくアピールしていたら、後ろにいた小さい男の子がボールをキャッチしたんですけど、獲った後に『あげるね』ってくれたんです。その瞬間に周囲にいた人の目が冷たくて、痛い大人だなと思われただろうなって思ったんですけど、今は家に飾ってあります(笑)」と微笑ましいエピソードを語った。

池田は「モデルさんになりたての頃、ブログをやっていて、周りのモデルさんはお洋服や化粧品などモデルさんらしいものを紹介している中、田舎に住んでいたので、周りにはハトしかいなくて、結構な頻度でハトの写真をアップしていたのは、痛かったなって思います」とモデル新人時代の話を披露。夏帆は「最近自分の部屋の扉で顔をぶつけたんです。しかも部屋の扉が開いていると思って思いっきりぶつけたから、メガネも壊れて、すごく痛くて涙が止まらなかったです」と明かした。

木村は「先ほど原作者の柚木先生にいきなり可愛い子好きでしょって言われて。それから横にいる小柄な志田さんがすごくかわいく見えて、志田さん、さっき取材でみんな一緒に写真を撮る時間があったんですけど、スタッフの人がきゅってなってくださいと言ったときに志田さんだけ、“きゅっ”て言ってて、もうすごくかわいくて、そんなことをずっと思っている私が痛いなと」と明かすと、隣で可愛いと言われ続けた志田は「隣に立っているのが恥ずかしい」と恐縮しきりで、会場の笑いを誘っていた。

岡田は「休みの日に車を運転していたんですけど、細い道に入ったところで、10人くらいの小学生に車を囲まれて。『この人知っている』、『車から出てきて〜』と、車の周りで騒がれて。ずっと下向きながら『通してー』って言っていたんですけど、最後に小声で『岡田将生です』と言ったのが悲しかったです」と、当時の様子を演じながらエピソードを明かした。

最後に岡田は「伊藤くんはひどいとさんざん言いましたが、僕は伊藤くんを演じられてよかったと思っています。たくさんの人にこの作品を届けたいと思っています」とコメント。木村は「ドロドロした部分だけでなく、観た後にスッキリ爽やかな気持ちになる作品だと思うので、この作品を愛してくれたら」と本作をアピールし、イベントは幕を閉じた。

「伊藤くん A to E」は、来年1月12日(金)より全国ロードショー。

作品概要


「伊藤くん A to E」

出演:岡田将生 木村文乃/佐々木希 志田未来 池田エライザ 夏帆/田口トモロヲ・中村倫也 田中 圭
監督:廣木隆一
原作:柚木麻子「伊藤くん A to E」(幻冬舎文庫)
音楽:androp「Joker」(image world)
配給:ショウゲート

2018年1月12日(金)より全国ロードショー


ストーリー

かつて手掛けた人気ドラマで一世を風靡したが、ある出来事から新作を書けなくなってしまった落ち目の脚本家・矢崎莉桜(木村文乃)。“伊藤”という同じ名前の男について悩む【A】〜【D】4人の女たちの、無様で切実な恋愛相談を受けながら、ドラマプロデューサー・田村伸也(田中 圭)にたきつけられ、自身が書く起死回生の脚本のネタにしようと企んでいく。「4人の女が語る“伊藤”は同一人物かもしれない」と手応えを感じ始めた矢先、莉桜の思惑は、打ち砕かれる。莉桜が主宰するシナリオスクールの生徒、容姿端麗だけど口先ばかりでどうしようもない【痛男】伊藤誠二郎(岡田将生)がその4人の女を振り回す“伊藤”で、しかも莉桜と同じ企画を田村に提出したという。さらにそこには、莉桜の脚本にはない5人目【E】の女まで登場し…。「伊藤は一体何を考えているのか」―伊藤のひとことで、物語は予想もしない結末へと向かう――。







©「伊藤くん A to E」製作委員会

原作もチェック

伊藤くんA to E 幻冬舎文庫

伊藤くんA to E 幻冬舎文庫

柚木麻子

価格(税込) : ¥638

発行年月: 2016年12月


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