蒼井優、阿部サダヲ、松坂桃李、竹野内豊が登壇 “共感度ゼロ” の役柄を語り合うクズ合戦に『彼女がその名を知らない鳥たち』ジャパンプレミア

2017年09月29日 (金) 10:45

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ラブストーリーに夢を見られなくなった大人の女性たちに「究極の愛とは何か」と突きつけ、読者を虜にした沼田まほかるの20万部を超える人気ミステリー小説の待望の映画化、蒼井優、阿部サダヲW主演『彼女がその名を知らない鳥たち』が10月28日(土)より全国ロードショーとなる。

その公開を記念して、9月28日(木)に蒼井優、阿部サダヲ、松坂桃李、竹野内豊の豪華キャストと、白石和彌監督が一堂に会するジャパンプレミアが開催された。

日本初お披露目となったジャパンプレミアには、大雨にもかかわらず多数の報道陣と満員の観客が詰めかけた。そこに蒼井優、阿部サダヲ、松坂桃李、竹野内豊、白石和彌監督が登場、割れんばかりの拍手と歓声が上がった。

先ずは蒼井が「雨の中ありがとうございます。観終わった後ここにいらっしゃる全員に嫌われると思うとワナワナしますが(笑)、本当にいい映画ですので楽しんでください」と挨拶、阿部が「雨の中ありがとうございます。この映画を観てどういう気持ちで帰られるのか凄い楽しみです。(上映前なのに)もう泣いてる観客の方もいますが(笑)、きっとそういう気持ちになって帰れる映画だと思います」と続けた。次いで松坂は「観終わったら皆さん僕をキライになるんだろうなと、僕の名前のうちわを持ってくださってる方も帰りにはごみ箱行きでしょうね(笑)」と自虐的なコメントで会場を笑わせ、竹野内は「今日は天気の悪い中、クズしか出ていない映画を観に来てくださりありがとうございます。でも観終わったらなぜか心を揺さぶられる素敵な映画ですので、最後までよろしくお願いします」と挨拶。最後に白石監督からは「待ちに待ったようやく皆様に観ていただける機会です。クズばかりと皆さんおっしゃっていますが、最後に持って帰ってもらえるものはいい気持ちだと自負していますので、今日は楽しんでください」と熱い想いが語られた。

まぎれもない愛の物語が描かれている作品ながら、登壇した豪華キャスト陣はそれぞれ嫌な女、下劣な男、ゲスな男、クズな男と最低な人物ばかりを演じている。蒼井は「白石監督と阿部さんだけが決まっているときにお話を頂いたので、お二方とお仕事が嬉しく引き受けさせて頂いたのですが、読めば読むほど最低な役で。後から松坂さんと竹野内さんの出演が決まって、私より最低な役も出てくるから救われてます(笑)。本当は自分の中で永久凍結しておきたい部分を解凍して腐っちゃってるような、共感できる部分はないと言った方が人間性を疑われないなと思いつつ、『言いたくないけど実はわかるところもわかる』と思えるところもあるはずなので、みなさんお手柔らかにお願いします」と話した。阿部が「現場に行ったらすぐ汚されて、落ちた食べ物も平気で拾って食べてました。見えないのに毎朝足の指にごみをはさんだり、はじめてネイルの機械を使ったんですが水虫設定のために汚くしたりして。現場近くで買い物したときすごく気になりました(笑)」と撮影時のエピソードを明かすと、松坂は「自分の役は、ゲスだ、の一言。女性の敵、ペラペラぺラ男です。共感出来たら終わりだなと思ってました」と自身の役柄について話すと、白石監督から「でも、何も説明しなくてもあんな人になってたよね」とすかさずツッコミが入り、さらに阿部からは「監督は『なんでこの役受けたの?』って聞いてました」と明かされ「なかなかできないこんな役に監督が話をくださって嬉しかったんですぐにやりたいと言ったんです。いやー、いろいろ演出つけてもらってたと思うんだけどな、おかしいおかしい」と松坂はすっかりタジタジに。竹野内は「監督の素晴らしい作品に、これだけの豪華なキャストと一緒で『俺はちゃんとやれるか』と思うこともありましたが、監督がすごく的確なヒントを投げてくださった。色々助けていただいて幸せな現場でした」とクールに振り返った。演出をした立場の白石監督は「竹野内さん演じた黒崎は、クズが出てくる映画をよく撮っている僕の中でも歴代No.1のクズだったので、竹野内さんにやっていただけるのが嬉しくて、たくさんディスカッションしました」と思い返しながら、「僕はそこまでクズばかりだと思っていなくて、蒼井さんと話してどのくらい嫌われるべきなのか考えながらやりました。観終わったあと美しい映画にする自信があったので、みなさんにはキャラクターに少し色を付けてもらえればと思っていました」と互いの信頼を明かしつつ、「でもやっぱり(松坂)桃李くんには何も言わなかったです」と付け加える徹底ぶりを見せ会場を沸かした。

また、蒼井演じる十和子を取り巻く3人の男たちに扮した阿部、松坂、竹野内全員とこの作品で初共演となった蒼井は、一人一人の印象について「阿部さんは本当に軽やかにお芝居をされるので、私も一緒にふわっと軽やかに飛べるように、と思っていました。松坂さんは、こんな薄いセリフをよく真顔で言えるなと思うくらいで、あまりに自然にひどい単語を口にできるからツボに入っちゃって大変で(笑)。松坂さんというより、目の前にペラペラぺラ男が本当にいて感動しました。竹野内さんは本当に気を使ってくださって、まさかこんな役を引き受けてくださるなんて。お会いしてすぐに映画の核になるところについて話し合いをしたので一緒に映画を作れる喜びを感じました」と撮影時のエピソードを明かした。そこで蒼井との印象に残っているシーンを「大阪城のシーン…」とぽつりとつぶやいた松坂。すると「あれは最低!」「大阪の人に怒られる!」「いいの?蒼井さんとの一番印象的なシーンがあれで?」と一同から総攻撃をくらいまたもタジタジになるひと幕も。竹野内は「いつか共演したいと思っていたので、今回ご一緒にして本物の女優さんだと感じましたし、飾り気のない女性としての魅力もあふれていて素敵な方でした」とまたもスマートな返答だ。

阿部、松坂、竹野内は共演シーンはそれぞれほんの一瞬しかなく、完成版で初めてお互いのシーンを観る形となったという。阿部は「竹野内さんとは同い年なんです。でも、観ててなんなんだこいつらと思って。殺してやりたいです(笑)」と言い出し、竹野内が「いちばん最低なのは監督ですよ!こんなことをやらせて!」と言及、監督は「クズが好きなんでしょうね、みんなゴメン(笑)。でも松坂さんが一番最低です」とまたも松坂を持ち出すと、松坂は「朝ドラこのあとやるから!!(笑)」と好感度を気にする発言をしつつ、気をとりなして「でも初めて5人揃ったのに、仲間の一体感がありますよね」と話すと一同同感。白石監督が「もう1本作ります?」と嬉しそうに語るなど大盛り上がりとなった。

撮影時のクズで汚いエピソードが次々に飛び出し、さらには蒼井さんが「クズ合戦」と称するほどそれぞれが演じた“共感度ゼロ”の最低なキャラクターを大いに語り合い、最後には、本作がトロント国際映画祭、釜山国際映画祭に続き、ローマ国際映画祭に正式出品されることも発表された。 世界へと羽ばたき続ける“かの鳥”の公開にむけ意気の上がるジャパンプレミアは大盛況のうちに幕を閉じた。 『彼女がその名を知らない鳥たち』は10月28日(土)より全国ロードショー。

イベント概要


『彼女がその名を知らない鳥たち』ジャパンプレミア

【日時】 9月28日(木)
【会場】 新宿バルト9 シアター9
【登壇】 蒼井優、阿部サダヲ、松坂桃李、竹野内豊、白石和彌監督

作品詳細


「彼女がその名を知らない鳥たち」

八年前に別れた男・黒崎を忘れられない十和子は、今は15歳上の男・陣治と暮らしている。下品で、貧相で、地位もお金もない陣治を激しく嫌悪しながらも、彼の稼ぎで働きもせず日々を過ごしていた。ある日、十和子は黒崎の面影を思い起こさせる妻子ある男・水島と関係を持ち、彼との情事に溺れていく。そんな時、家に訪ねてきた刑事から「黒崎が行方不明だ」と知らされる。どんなに足蹴にされても文句を言わず、「十和子のためなら何でもできる」と言い続ける陣治が、執拗に自分をつけ回していることに気付いた十和子は、黒崎の失踪に陣治が関わっているのではないかと疑い、水島にも危険が及ぶのではないかと怯え始める――

蒼井優 阿部サダヲ
松坂桃李/村川絵梨 赤堀雅秋 赤澤ムック・中嶋しゅう/竹野内豊

監督:白石和彌
原作:沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち」(幻冬舎文庫)
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
製作:映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会 【R15】
配給:クロックワークス

2017年/カラー/シネマスコープ/DCP5.1ch/123分

10月28日(土) 新宿バルト9他全国ロードショー



©2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会

原作はこちら

彼女がその名を知らない鳥たち 幻冬舎文庫

彼女がその名を知らない鳥たち 幻冬舎文庫

沼田まほかる

(1)

価格(税込) : ¥755

発行年月: 2009年10月


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