映画「SING/シング」ジャパンプレミア開催 レッドカーペットからライブショーまでの一大イベントに

2017年03月09日 (木) 18:30

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3月8日(水)に、東京国際フォーラム ホールAにて、映画『SING/シング』ジャパンプレミアが開催された。レッドカーペット、舞台挨拶、スペシャルライブショーという3部構成で観客が大いに湧いたイベントとなった。

真っ赤なレッドカーペットが敷かれた会場で、大勢の観客がいまかいまかと待ちわびていると、内村光良をはじめとした豪華キャスト陣が登場。世界中で唯一全編吹替版の制作が許された日本語吹替版キャストとして堂々とレッドカーペットを歩き、ファンサービスにも心よく応じて観客を喜ばせていた。

その先には、まるで映画に登場するムーン劇場の正面玄関が見事に再現されたステージが出現。主人公のバスター・ムーン(コアラ)役の内村光良のもと、大地真央、大橋卓弥(スキマスイッチ)、斎藤司(トレンディエンジェル)、宮野真守、木村昴、重本ことり、佐倉綾音、河口恭吾、本作の日本版楽曲のプロデュースを務めた蔦谷好位置、本作の音楽責任者であるユニバーサル・ピクチャーズ フィルム・ミュージック&パブリッシング部門社長のマイク・ノブロックらといった各界のプロフェッショナルたちが一堂に会した。

愛する劇場を立て直そうと奮闘する主人公コアラのバスター役を演じた内村光良は、クオリティ高く再現されたバスターの劇場の出来栄えについて問われると、「ハリウッド映画ってのは資本がいっぱいあってすごいですね!フワフワした感じで歩いてきましたけど、今日はこの感じを楽しみたいと思います!」とコメントし、感無量といった様子。

内村さん演じるバスターは、劇中の落ち込むような場面でも、"どん底まで落ちたら、上がるだけ!"と動物たちの背中が押す姿が印象的なとても前向きなキャラクター。そんなバスターにかけて、MCが「これまでの人生で最もどん底だったときはいつどんな時でしたか?どうやってそこから這い上がりましたか?」とキャスト・製作陣に問うと、本作の日本版楽曲をプロデュースした蔦谷好位置さんは「26歳の時にバンドを解散して、仕事がなくなり、貯金残高が2000円のときがありました。ずっとパンの耳ばかり食べながら2年くらい曲を作り続けていると、ある日コンペに誘ってもらってずっと門前払いだったのに、“10年待っていた曲です”と言ってもらえたのがYUKIさんの『JOY』という曲でした。それが転機で今ではこんなレッドカーペットの立たせてもらって、人生何があるかわかんないですね」と感慨深くコメントした。

オーディションに参加するキリンのダニエル役を演じた河口恭吾は「僕もヒット曲が出るまでは、当時お世話になっていた事務所の経営するお寿司屋さんでほかの新人と一緒に働いていましたね。真冬のなか僕はスーパーカブ(バイク)に乗って、ガチの出前をしていて寒くて辛かったです。10年ぐらいはトラウマでお寿司が食べれなかったです…」と苦い思い出を浮かべ、オーディションに参加するウサギ役を演じた佐倉綾音は「10代後半の時に、全く声が出なくなったことがありまして、声を武器に仕事をしなければいけない声優としてどん底だと感じましたね。資格を取ってつぶしが利くようにしていましたが(笑)、1年2年で声が戻りました!」とコメント、同じくオーディションに参加するウサギ役を演じた重本ことりは「私は生放送で転んでしまったことですかね(笑)。穴があったら入りたいくらいだったんですけど、しっかりその場で立ち上がりました!」と可愛らしいエピソードを披露した。

カエルのリッキー役を演じた木村昴は「父親がドイツ人で、ドイツで育って、7歳の時に日本へ来たんですけど、母親に公立の学校に入れさせられて、日本語が全く分からずどん底だと感じましたね」と衝撃の過去を明かすと、バスターの良き理解者で親友のヒツジのエディ役を演じた宮野真守は「子役時代ですね。エキストラで、よくわからない砂利道を走ったり、集合したのに仕事がなくてそのまま解散させられたり、子どもながらに辛かったですね…。でも18歳で声優のお仕事を頂いてから、世界が広がったので続けて良かったと思っています!」と前向きなコメント。

歌って踊れるハイテンションなムードメーカーブタのグンター役を演じたトレンディエンジェルの斎藤司が「お待たせしました!僕はこう見えて人見知りで友達がいなくて、高校を直行直帰していたのは唯一僕だけだと思います。自分から話しかけなくてもいいように芸能人になろうと思って、芸人で成功したので良かったと思っています。ありがとうございます!」と爽快な表情を浮かべると、歌手の夢を捨てきれないギャング一家の息子ゴリラのジョニー役を演じたスキマスイッチの大橋卓弥は「僕は18歳で愛知県から上京しましたが16年間なにも仕事がなかったので、僕の場合はインスタントラーメンを4分割して食べていました。そんな中、冬に原付で運転していると、道が凍結しててスリップしたのですが、バイクもギターも僕もあっちこっちに飛ばされてしまって、大の字になりながらどん底だと思いました」と語った。

バスターの憧れの歌手ヒツジのナナ役を演じた大地真央は「どん底といいますか…、失敗談なんですけど、宝塚時代、初めて銀鏡を渡らせていただけるというのに歌詞が全部飛んでめちゃくちゃな作詞で歌ったりとか、袴のときは片方に両足を入れて出てしまったりとか、言い出すときりがないですね。そんな時はあえて気が滅入るような曲を聴いて落ち込むんです。そうするとバスターが言うように、"もう上がっていくしかないや"って思えるんですね。そうやって気持ちを切り替えて、いつもどん底から這い上がっています」とコツを明かし、バスターを演じた内村は「"お笑いスター誕生!!"でチャンピオンになって喜んだ番組も打ちきりになりまして、営業の日々が始まったのですが、とある商店街のお店の前で南原(清隆)とひとつのビールケースに一緒に立った時はどん底だと思いましたね。そしたら“そんなこと聞いてない!”と言われ、路地裏に連れていかれて、そこでまたビールケースの上に立って子供たちとじゃんけん大会をしたときは“もう俺消えるな…”と思いましたね…。」と今だから笑える面白エピソードを披露するなど、それぞれが思い思いに語った。


そこへ、以前インタビューで"ハリウッドデビューに一歩近づけた"と明かしていた斎藤が、ユニバーサルの音楽部門のトップのマイク・ノブロックにガチコンテストを直談判。「今日は実はマイクに会えるということで緊張して朝から眠れなくて…。映画も夢を掴んで羽ばたいていく動物たちの物語ですし、この機会なのでマイクにぜひ僕の歌を聴いてほしくて…Give me a chance?」とちゃっかり依頼する斎藤。すると「Yes!You should show me!(是非見せてよ!)」と大歓迎なマイクを横目に、内村も「すげえな!ハリウッドちけえな!」と渾身のツッコミを入れ、一同は動揺を隠しきれない様子。

斎藤はMCに自身のほどを問われると「あるに決まってんだろ!斎藤さんだぞ!」とキメ台詞を吐き、掛け声とともにミュージックがスタート。

すると、宮野がどこからともなく持ち出したジャケットとハットを斎藤に纏わせ、内村以外の一同や、そして観客までもが"I♥斎藤"のうちわやペンライトを持ち寄り、さらには横断幕まで登場するなど会場はすっかり斎藤のワンマンショー状態に。
熱狂的(?)なファンが応援する中、ステージ上でKinki Kidsの「硝子の少年」を熱唱し、酔いしれた様子の斎藤がハットを観客へ飛ばしてパフォーマンスは終了。

斎藤の全力ダンスに、マイクは「可能性はありますね。ポテンシャルを感じます。ハリウッドに来るときは連絡をよこしなさい」と大絶賛。斎藤も「I will go tomorrow!(明日にでも行きます!)」と即答し、会場は爆笑の渦に。さらに「実はうちわやペンライトをを仕込むのにお金がかかりまして…」と内村さんに領収書を手渡す場面もあり、会場はまたもや笑いに包まれた。

最後に内村さんが「斎藤君が歌ってくれたように、この映画は全編に歌が流れます。テンポが良くて、最後まで飽きずに楽しめる!みんなどん底に落ちちゃうんだけれども、そこから這い上がって夢を掴むサクセスストーリーはみんなに楽しんでいただけるかと思います。是非、劇場へ足を運んでください!」と、観客へメッセージを寄せ、ムーン劇場でのレッドカーペットにふさわしい笑いに満ちたイベントは幕を閉じた。

レッドカーペットに続き、劇場内に移動すると、舞台挨拶と本編の上映会スタート。上映会が終了すると、たくさんの洋楽が登場する『SING/シング』にふさわしいスペシャルライブショーが実施された。


斎藤がレディー・ガガの「バッド・ロマンス」に合わせてグンターさながらの踊りを披露した後、蔦谷バンドとコラボして、恋ダンスならぬ濃いダンスを観客に伝授&ダンスをし、大盛り上がり。


さらに、ジャズ・ミュージシャンでネズミのマイク役を演じた山寺宏一が、フランク・シナトラの「マイ・ウェイ」披露しながら、サプライズ登場。
山寺は「ネズミのマイクを演じた山寺宏一です。ここで初めての登壇だったので、みんなにがっかりされたらどうしようかと心配でしたが、登場したときに歓声が聞こえて嬉しかったです!」とコメントした。続けて「すごく緊張してしまって歌詞を間違えてしまいました」とお茶目に暴露し、「僕は(マイクのように)自己チューではありませんが“山寺が良かった”と感想を発信してくれると嬉しいです…。是非、もう一度映画館へ来てくださいね!」とメッセージを寄せた。


最後に大橋がザ・ビートルズの「ゴールデン・スランバー」と、エルトン・ジョンの「アイム・スティル・スタンディング」を生歌で披露し観客を魅了。会場のボルテージはMAXに。鳴りやまない歓声と、煌びやかに輝くペンライトの光に包まれたスペシャルライブショーは、劇中で描かれるムーン劇場にふさわしい大喝采のイベントとなった。

映画『SING/シング』ジャパンプレミア 開催概要


◆日時:3月8日(水)
◆場所:東京国際フォーラム ホールA(東京都千代田区丸の内3-5-1)

レッドカーペット

◆登壇者:内村光良、大地真央、大橋卓弥(スキマスイッチ)、斎藤司(トレンディエンジェル)、宮野真守、木村昴、重本ことり、佐倉綾音、河口恭吾、マイク・ノブロック(ユニバーサル・ピクチャーズ フィルム・ミュージック&パブリッシング部門社長)

舞台挨拶

◆登壇者:内村光良、大地真央、大橋卓弥(スキマスイッチ)、斎藤司(トレンディエンジェル)、宮野真守、木村昴、重本ことり、佐倉綾音、河口恭吾

スペシャルライブショー

◆登壇者:大橋卓弥(スキマスイッチ)、斎藤司(トレンディエンジェル)、山寺宏一、蔦谷好位置バンド

作品紹介



映画「SING/シング」

動物だけが暮らすどこか人間世界と似た世界――
取り壊し寸前の劇場支配人バスター(コアラ)は、かつての栄光を取り戻すため世界最高の歌のオーディションを開催することに。主要候補は5名。
極度のアガリ症のシャイなティーンエイジャーのミーナ(ゾウ)、ギャングファミリーを抜け出し歌手を夢見るジョニー(ゴリラ)、我が道を貫くパンクロックなティーンエイジャーのアッシュ(ヤマアラシ)、25匹の子ブタ達の育児に追われる主婦のロジータ(ブタ)、貪欲で高慢な自己チューのマイク(ハツカネズミ)、常にパーティー気分の陽気なグンター(ブタ)。
人生を変えるチャンスを掴むため、彼らはオーディションに参加する!
劇中にはレディ・ガガの「バッド・ロマンス」やビートルズの「ゴールデン・スランバー」など誰もが聴いたことがあるヒットソングや名曲が60曲以上も登場!

監督/脚本:ガース・ジェニングス
製作:クリス・メレダンドリ、ジャネット・ヒーリー
キャスト:マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、セス・マクファーレン、スカーレット・ヨハンソン、ジョン・C・ライリー、タロン・エガートン、トリー・ケリー、ニック・クロール、ジェニファー・サンダース

吹替え版/演出:三間雅文
日本語吹替え版音楽プロデューサー:蔦谷好位置
日本語歌詞監修:いしわたり淳治
出演(吹替版):内村光良、MISIA、長澤まさみ、大橋卓弥(スキマスイッチ)、斎藤司(トレンディエンジェル)、山寺宏一、坂本真綾、田中真弓、宮野真守、大地真央

配給:東宝東和
©Universal Studios.

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