エド・シーランが天才シンガーソングライターと絶賛されるワケ

2017年01月30日 (月) 07:00

|

HMV&BOOKS online - 洋楽


間もなくプロモーションのために来日するエド・シーラン。英音楽賞ブリット・アワード2012で男性ソロ部門と新人賞の2冠を達成、2ndアルバム『x(マルティプライ)』が英米1位、全英では13週連続No.1を記録し2014年、世界で最も多くのセールスを記録した男性ソロ・アーティストという称号を得て、2016年のグラミー賞では主要部門の年間最優秀楽曲を受賞。さらに今年3月にリリースする3rdアルバム『÷(ディバイド)』からのリードシングル2曲は3週連続で全英1、2位を独占と、デビューから快進撃を続けてきた。今や世界中のリスナーから絶賛される彼だが、こちらではそんな記録や数字だけでは語り尽くせないエド・シーランの音楽の魅力について改めて探ってみた。

いろどり豊かな音楽性


エドが影響を受けたアーティストはボブ・ディランからビートルズ、ヴァン・モリソン、そしてエミネムまで幅広い。見た目はギターを持った素朴な青年だが、ソウルやR&Bミュージックの要素を含んだフォーキーなポップスとUKストリート・ミュージックとも密接な関係を持ったその音楽スタイルは、まさにイギリスのポピュラーミュージックの申し子と言える。今年リリースしたカムバック・シングル2曲、ドラマティックでスタジアム映えするロック・ナンバー「キャッスル・オン・ザ・ヒル」、ダンスホールとR&Bを通過したミニマルなモダン・ポップ「シェイプ・オブ・ユー」にもエドの多彩な部分がよく表れている。




また、TVドラマ・シリーズ『Sons of Anarchy』のために書き下ろした「メイク・イット・レイン」のようなブルージーなバラードを歌ったかと思えば、ライブで観客と一緒に楽しめると共にセクシーさも兼ね備えた「シング」から直球のラブソング「シンキング・アウト・ラウド」まで、その引き出しの多さにも注目してほしい。






“ラッパー”エド・シーラン


叙情的なメロディにぴったりなエドの甘い歌声も魅惑的だが、ヒップホップやR&Bからの影響が感じられるタイム感のある歌いまわし、ラップで言うところのフロウがとても心地よい。パーカッシヴなビートと高速ラップが相性抜群の「ユー・ニードゥ・ミー・アイ・ドント・ニードゥ・ユー」や哀愁漂うシンギンラップの良作「ニーナ」、ライムセンスを垣間見せる「テイク・イット・バック」などはチェックしておきたい。





パーソナルな歌詞で聴く者を引き込む


エドの歌詞はほとんどが個人的な体験や題材をもとに書いていると言われており、恋人や家族、自身についての赤裸々なストーリーは聴く者のイマジネーションを刺激し、楽曲をいっそう盛り上げる。例えば「U.N.I.」はエドがブレイクする前に付き合っていた女性との別れを書いた曲、美しいメロディとドラッグ中毒の娼婦を描写する歌詞の対比が印象的な「Aチーム〜飛べない天使たち〜」はシェルターで実際に出会った女性にインスピレーションを受けた曲だ。ファンキーなナンバーの「ドント」は、とある女性に弄ばれたことを具体的に語っており、当時三角関係と言われていたエリー・ゴールディングとワン・ダイレクションのナイルのことではないかと噂になったほどだ。




湯水のように湧く?比類なき作曲力


下記のニュース記事にあるように、エドは他人に提供した楽曲が自分が作ったかどうか一瞬忘れるほど作曲数が膨大だ。前作『X』の制作過程では、なんと120曲も楽曲を作り、そこから何度何度も自身で聴き直すことで収録曲を厳選したという(*1)。切なくて、どこか癒し効果のあるエドのメロディは「聴き飽きない」という点でこだわって作られており、歌い手やプロデューサーにより大胆な色付けがされたとしても、ブレることはない。

「コールド・ウォーター」は書いたことさえも忘れていた

エド・シーラン J・ビーバーに提供した「ラブ・ユアセルフ」はお蔵入...

エド・シーランが提供したジャスティン・ビーバーの「ラブ・ユアセルフ」は、エドのニューアルバム収録を見送った楽曲であったという。

HMV&BOOKS online-洋楽|2017年01月11日 (水) 10:20









ストリートたたき上げのパフォーマンス


作曲能力があっても表現する術がなくては人に伝わらない。イギリスの田舎町で音楽活動をスタートさせたエドは16歳でロンドンに移住、毎晩のようにライブ活動を行うことで地道にファンを増やした。2009年にはなんと年間312本もライブを行っていたというから驚きだ。当時は家賃を払う金もなく、友人宅を転々とし、一時はホームレス状態であったことも明かしている。しかしこの頃にストリートやライブハウスで培った百戦錬磨のパフォーマンス力が、今のエドの基礎を作っているといっても過言ではない。事実、グラストンベリーやフジロックといったビッグフェスや計24万人の動員を記録したロンドンのウェンブリー・スタジアムなど、大観衆を前にギターとループペダルだけで挑む圧巻のパフォーマンスを見れば一目瞭然だ。


近所でこんなパフォーマンスに遭遇したら最高すぎる




番外編〜日本とエド・シーラン

エドは2012年1月のショーケースでの初来日、FUJI ROCK FESTIVAL'12、2014年8月の単独公演で来日している。前回日本に来たときは、猫カフェやポケモンセンターを訪れたことが話題になったりした。また、昨年の休暇中には約1か月間、お忍びで日本に滞在。その間にエリック・クラプトンの来日公演にサプライズ出演したり、沖縄に出没したり、北海道にスキーに行ったり(Apple Musicのゼイン・ロウによるインタビューで明かされた、スキー場でのエドの日本人ファンとの出会いはミラクル *2)と、日本を満喫していたようだ。


リリース情報


Ed Sheeran / エド・シーラン
『÷(ディバイド)』
品番:WPCR-17707
価格:¥1,980(税抜)
[収録曲]
1. Eraser / イレイサー
2. Castle On The Hill / キャッスル・オン・ザ・ヒル
3. Dive / ダイブ
4. Shape Of You / シェイプ・オブ・ユー
5. Perfect / パーフェクト
6. Galway Girl / ゴールウェー・ガール
7. Happier / ハピヤー
8. New Man / ニュー・マン
9. Hearts Don't Break Around Here / ハーツ・ドント・ブレイク・アラウンド・ヒア
10. What Do I Know? / ホワット・ドゥー・アイ・ノウ
11. How Would You Feel (Paean) / ハウ・ウッド・ユー・フィール(パエアン)
12. Supermarket Flowers / スーパーマーケット・フラワーズ
13. Barcelona / バルセロナ
14. Bibia Be Ye Ye / ビビア・ベ・ィエ・ィエ
15. Nancy Mulligan / ナンシー・マリガン
16. Save Myself / セーブ・マイセルフ

÷ (Divide)

CD

÷ (Divide)

Ed Sheeran (エド・シーラン)

価格(税込) : ¥2,138

会員価格(税込) : ¥1,968

まとめ買い価格(税込) : ¥1,754

発売日: 2017年03月03日

プロモ来日の予定はこちら

エド・シーラン プロモーションで緊急来日 1/31「スッキリ!!」「NEWS...

エド・シーラン、3月3日発売『÷(ディバイド)』のプロモーションのため、緊急来日。さらに日本語字幕付きミュージック・ビデオも公開に。

HMV&BOOKS online-洋楽|2017年01月31日 (火) 23:50

%%message%%

最新ニュース・情報を受け取る

Ed Sheeran (エド・シーラン)

1991 年生まれ。ロンドンで数多くのライヴを繰り返しながら、2011 年9 月に『+(プラス)』でアルバム・デ...




Ed Sheeran (エド・シーラン)に関連するニュース

HMV&BOOKS online最新ニュース

最新ニュース一覧を見る