無人島 〜俺の10枚〜 【阿佐ヶ谷ロマンティクス:堀智史 編】

2017年01月18日 (水) 18:00

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音楽好きの間では既に話題の阿佐ヶ谷ロマンティクスが、初のフルアルバム『街の色』をリリースする。ナイアガラ〜渋谷系〜シティポップに連なる正統派ポップスに中南米音楽という出自のリズムセクションに裏打ちされたロックステディ〜レゲエのスパイスが絶妙に心地良い男女混成5人組、阿佐ヶ谷ロマンティクス。彼らがアルバム発売に際し、ローチケHMVニュースの「無人島 〜俺の10枚〜」に参加。連載形式で毎週1名のメンバーが登場。10枚の作品を紹介してくれる。今回は、堀智史(キーボード)のセレクト。彼が選んだ10枚とは?

無人島 〜俺の10枚〜 【阿佐ヶ谷ロマンティクス:堀智史 編】
音楽好きには、超定番の企画“無人島 〜俺の10枚〜”。なんとも潔いタイトルで、内容もそのまんま、無人島に持って行きたいCDを10枚チョイスしてもらい、それぞれの作品に込められた思い入れを思いっきり語ってもらう。ミュージシャンとしてルーツとなるもの、人生を変えた一枚、甘い記憶がよみがえる一枚、チョイスの理由にはそれぞれのアーティストごとに千差万別。今回のお客様は、阿佐ヶ谷ロマンティクス 堀智史(キーボード)が登場。

各メンバーが選んだ10枚はこちら


Minnie Riperton 『Adventures In Paradise』
パラダイスをアドベンチャーするぞという意気込みを込めて、まずはこの一枚。パラダイスではなく無人島だが、この一枚あればとりあえず何とかなる気がする。思わずため息が出てしまうほど最高のアルバム。名盤。本当に名曲だらけ。Minnie Riperton の甘い歌声も大好きなのですが、このアルバムに参加している Crusaders のキーボーディスト、Joe Sample のエレピも大好物なんです。あと、このアルバムストリングスが多用されているのですが、これがまた歌の良さをさらに引き立てて、素晴らしいです。このアルバムに参加している Leon Ware も俺の10枚に挙げていて、めちゃくちゃ恐縮。非常に恐れ多いですが自分も挙げさせていただきます。


Donald Fagen 『The Nightfly』
何度も何度も聴いてしまう。Donald Fagen がかっこいいとか曲が良いっていうのはもちろんなのですが、何度聴いても全然飽きないポップさがある。多分50年後とかも聴いてる。「このアルバムヤバいから聴いてみ?」って息子とか孫に言ってそう。まさに代々受け継いでいくべき一枚。無人島なので自分で代が終わってしまうのが残念。


Max Graef & Glenn Astro 『The Yard Work Simulator』
衝撃。初めて聴いた時「何これ!?!?!??」って感じだった。2016年はこの作品に全てを持っていかれてしまった気がする。なんというセンスの塊、ハウスは正直なところあまり聴かないが、思わず嫉妬してしまうようなサウンドだった。許されるならこの一枚を持っていくついでに、どでかいスピーカーも持っていって無人島を自分専用のクラブにしてしまいたい。大音量で聴きたいよね、せっかくだし。


Chick Corea & Gary Burton 『In Concert, Zurich, October 28, 1979』
レコード屋でついついジャケ買いしてしまった一枚。いつまでも見続けていたくなるようなスイス、チューリッヒの景色のジャケットが素晴らしい。無人島のヤシの木に飾っておきたい。内容も本当に素晴らしく Chick Corea のメロディアスなピアノと Gary Burton の転がるようなヴィブラフォンのフレーズが非常に絶品なジャズの名盤。


Yes 『Close To The Edge』
高校時代にこのアルバムを聴いては「天才だ...」と思っていたことが懐かしい。プログレと言えば、速弾きや変拍子が駆使されためちゃくちゃに技術の高い人たちの音楽というイメージが一般的だろう。まさにそうなのである。技術と変拍子にステータスを全振りしたような至極の一枚だ。キーボード、Rick Wakeman の惚れ惚れしてしまう技術になんだかんだ今も憧れてしまうのである。最近、プログレも実は踊れるということに気がついたので、無人島に持っていって是非この一枚で踊りたいものです。


Portishead 『Dummy』
あまりにも息苦しくて、どこまでも陰鬱で、でもなんでこんなに綺麗で美しいんだろう...っていう一枚。決して嘆美なだけではない唯一無二な説得力がある。夜の無人島でこの一枚を聴いてしまったら、もうどうにかなってしまいそうである。どこまでも暗く深い闇の中に落ちて落ちて落ちて...死んでしまうのでは?なんて思いつつもやっぱり聴いてしまうんだろうなぁ...。無人島で「あーもう無理。」ってなったらこれ聴いて一回底まで落ちてしまおう。なぜか、テンションがハイの時にもこれを聴いて一回落ち着くのもアリですね。


Parliament 『Mothership Connection』
Portishead で落ちるところまで落ちて、這い上がれなくなってしまったときの回復薬、エリクサー。P-Funk から一枚。文句なしにひたすら踊れる名盤。陰鬱になった気分を、このアルバムであえて洗い流してひたすらハッピーにしてしまおうという魂胆。理屈なんてやめやめ。とりあえずこの一枚で頭を空っぽにしてファンク成分をフルチャージでトリップしちゃいましょうよ。無人島に住む変な動物とか変な虫もこれ聴いたら踊っちゃうよ。無人島生活に嫌気がさしたら、Mothership に乗って脱出しちまおうぜ(笑)。


村下孝蔵 『初恋〜浅き夢みし〜』
やっぱ日本人の曲も聴きたいわな、ってことでこの一枚。拙い表現かもしれないが、村下孝蔵の哀愁漂う歌が胸にグッとくるのである。そしてこの時代の曲はやっぱ歌も曲も演奏もハイクオリティだなと思います。無人島で初恋を聴きながら初恋を思い出して...なんだか辛くなっちゃいそうですね。無人島生活、やっぱ限界くると思うんですよね...もやしっ子なんで僕。ヤシの実割れないわ、火は起こせないわ、謎の節足動物はいるわで...そんなときはこのアルバムを聴いて故郷に想いを馳せるんです。この一枚を聴いて無人島にいながらも実家に帰ったかのような安心感、落ち着きが得られたらなと思って選びました。心に寄り添う一枚。


Marlena Shaw 『Who Is This Bitch, Anyway』
圧倒的グルーヴ。それでいてジャジーでソウルフルかつメロウ。グルーヴ界のトップ達が集結した最高の一枚。アップテンポな曲と静かな曲のバランスも素晴らしい。何これ!すげえ!っていうのが初めて聴いたときの率直な感想です。何を食べてどう生きればこんな素敵なアルバムが作れるんだろう。無人島でグルーブに身を任せたいときの一枚。聴いたことがない人は是非聴いてほしい。グルーヴィーすぎてグルーヴ酔いを起こすかもしれません。全部通して聴いた後、「うおお...!」ってなりますよ。誰に対してもお勧め出来る一枚です。


Donny Hathaway 『Live』
あまりにも名盤。Donny Hathaway の力強い歌声もエレピ、ウーリッツァーの音色もバックバンドも観客の一体感も全てが最高。「You've Got a Friend」から「Little Ghetto Boy」の流れなんて、思わず泣いてしまう。実は、カバー曲だらけではありつつも、全て自分のものにしているから流石と言わざるを得ない。このアルバムを聴くと"このライブは本当に素晴らしいライブだったんだろうなぁ..."と思ってしまう。うーん、生で観たかった。いや、無理なんだけどさ。今回のアルバムでもウーリッツァーの音色を使った曲が二曲ほどあるのですが、このアルバムの影響が大きいです。どうしても使いたかった。大好きだから。無人島だけではなく、どこにいても心の支えになってくれる一枚。絶対に持っていきたい


連載まとめはこちら

無人島 〜俺の10枚〜 【阿佐ヶ谷ロマンティクス 連載編】

ナイアガラ〜渋谷系〜シティポップに連なる正統派ポップスに中南米音楽という出自のリズムセクションに裏打ちされたロックステディ〜レゲエのスパイスが絶妙に心地良い男女混成5人組、阿佐ヶ谷ロマンティクス。ローチケHMVニュースの「無人島 〜俺の10枚〜」に登場。

HMV&BOOKS online-邦楽・K-POP|2017年01月11日 (水) 18:00



作品情報


阿佐ヶ谷ロマンティクス
『街の色』
1月25日発売

<収録曲>
1. 所縁
2. 後ろ姿
3. チョコレート
4. 道路灯
5. 不機嫌な日々
6. 片思い
7. コバルトブルー
8. 離ればなれ
9. 春は遠く夕焼けに

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街の色

CD

街の色

阿佐ヶ谷ロマンティクス

価格(税込) : ¥2,640

会員価格(税込) : ¥1,716

発売日: 2017年01月25日




阿佐ヶ谷ロマンティクス

貴志朋矢(ギター)・小倉裕矢(ベース)・有坂朋恵(ヴォーカル)・堀智史(キーボード)・古谷理恵(ドラムス)の5人組。
2014年春、結成。
<HISTORY>
2014年春 結成
2014年6月 下北沢mona recordにて初ライブ
2014年9月 「りんご音楽祭 2014」出演
2014年9月 「Sound Youth 2014」にて優勝
2014年11月 viBirth × CINRA presents 「exPoP!!!!! volume77」出演
2014年12月 1st Album 『阿佐ヶ谷ロマンティクス』リリース
2015年1月 下北沢THREEにて1st Album Release Party "!?" を開催。満員御礼。
2015年7月 1st Single 『春は遠く 夕焼けに/後ろ姿』リリース
2015年9月 「BAYCAMP2015」出演
2015年11月 「下北沢にて'15」出演

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阿佐ヶ谷ロマンティクス

貴志朋矢(ギター)、小倉裕矢(ベース)、有坂朋恵(ヴォーカル)、古谷理恵(ドラムス)、堀智史(キーボード)の5?..

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