ボブ・ディラン ノーベル文学賞授賞記念ベストに各界著名人がコメント

2016年12月15日 (木) 11:35

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ボブ・ディランのノーベル文学賞授賞記念『ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ボブ・ディラン』の発売に合わせて、国内のミュージシャンや各界の著名人がメッセージを寄せた。全メッセージは『ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ボブ・ディラン』特設サイト内のスペシャル・ページ「HOW DOES IT FEEL?」に掲載され、ボブ・ディランへの想いや好きな曲、アルバムについてコメントを寄せている。

12月10日に行われた2016年ノーベル賞授賞式では、ボブ・ディラン自身は欠席したものの、ノーベル平和賞を授賞したサントス・コロンビア大統領が「風に吹かれて」の一節を引用してスピーチ、パティ・スミスがボブ・ディランの名曲「はげしい雨が降る」を歌い、駐スウェーデン米国大使がボブ・ディランの授賞コメントを代読。

医学・生理学賞を授賞した大隅良典東京工業大学栄誉教授も「あの瞬間はボブ・ディランが会場にいるような雰囲気になった」とコメントし、ここ日本でも大きな反響と話題を呼んでいる。また、来年4月のスウェーデンで公演を行なうことが正式に発表され、ストックホルムでのノーベル文学賞授賞記念講演も期待されている。

特設サイト「HOW DOES IT FEEL?」で公開された各界の著名人のコメント
【コメント一覧】(五十音順・敬称略)

■AKLO(ラッパー)

Bob Dylanさんの声は耳を傾けたくなる独特でかっこいい声だなと思います。そして耳を傾けたときに聞こえるリリックはいろいろ考えさせられるという、表現者として魅力のレイヤーがいくつもあり、とても尊敬してます。

■池田エライザ(モデル・女優)

彼の曲はいつだって映画的で、それぞれの曲の中にの『わたし』自身がめり込んでいき、エゴが生まれ、慈悲がうまれ、愛が生まれる。そして人間を、生きることを、地球を、自分を、愛おしく感じさせてくれる。

■いしわたり淳治(作詞家・音楽プロデューサー)

誰もボブ・ディランを真似ることは出来ない。もし仮に彼を真似たとしても「ボブ・ディランみたいだね」と笑われてお仕舞いで、まともには取り合ってもらえない。それほどまでに強烈に個性的なミュージシャンがこの世に何人いるだろう。これまでがそうだったように、これからもボブ・ディランは、誰かに超えられることも、誰かを超えることもない。そんな孤高の地平の先で、彼は今日も魂の歌を歌っている。

■浦沢直樹(漫画家)

彼はずっと声を変え、顔を変え、ジャンルを飛び越えてきました。それはボブ・ディランという男の人生がどうあれば最も面白いものになるのかという壮大な実験だったような気がします。粋とは何か、いなせとは何か、生々しさとは何か、最後にニヤッと笑うにはどうすればいいのかを、僕たちに教えてくれます。

■大貫憲章(音楽評論家/DJ)

彼のことを「カッコいい!」と感じたのは、あの有名な「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」のPVを見た時。アートだなあ、と感心した覚えがある。アルバムはジャケの写真がイカしてる「ブロンド・オン・ブロンド」が曲も合わせて気に入った。2枚組でいろんな曲が「ロック」してる。ノーベル賞もすごいことだけど、そんなのもらわなくてもすごいのは分かってる。自分もいつもじゃないけど、彼を横目で見ながら、同じ時代を歩いてきたことに誇りと喜びを感じる。スゲーな、ディランって。

■大森南朋(俳優)

遠くの方から聴こえてくるわりにヤケに生々しいのが僕とってのボブ・ディラン。

■金子ノブアキ(ミュージシャン/俳優)

芸術家としての理想の佇まい、それを考えた時に真っ先に浮かぶ方です。エッジに立ち続ける勇気、最高です。

■桐山漣(俳優)

僕が生まれた頃から彼はいて、世代ではないから馴れ親しむのは映画を観るようになって、大人になってからでした。彼の歌声にはどこかに哀愁を感じるし、心の凝り固まったところをそっと和らげてくれるようなやはり自由がいいと、そんな気持ちにさせてくれます。

■栗原類(モデル、俳優)

身近ではあるけど遠い人 常に実験的で哲学的な楽曲を作り続けている人 ある意味音楽の枠を超えたアーティスト 若い頃も素晴らしいけど、今となってはとんがっていてかっこいい 理想の年の取り方です。

■甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)

暴走各駅停車!!
スリル満点の絶叫マシーンなのだ!!

■後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)

ボブ・ディランの音楽と言葉は、日本人にとってはとても難しいと思う。ポップでキャッチーなわけではないし、英語が母語の人でも歌詞の意図を読み取るのは難しいところがあるのではないだろうか。何曲かお気に入りの曲があってライブに行っても、原曲とはまるで違うアレンジで演奏したりもする。ほとんど取りつく島がない。でも、どういうわけか強烈に惹かれる。そして打ちのめされもする。ヒップでクールで、あんな大人になりたいと思ってしまう。そういう不思議な存在です。

■菅野ヘッケル(ディラン愛好家)

「だれもディランのように歌えない」ボブは師であり、兄のような存在でもある。ぼくの人生はボブによって規定されている。

■園子温(映画監督)

僕にとってボブ・ディランは、高校時代に”生き方のすべて”において影響を受けた人。ミュージシャンを超えた、ひとりの”刺激的な表現者”である。

■土屋アンナ(モデル・ミュージシャン)

多くの人々に多大なる影響を与えたミュージシャンの1人であるボブディランは多数の名曲を生み出し偉大なミュージシャンとして、私たちミュージシャンでも彼をリスペクトしないものはいないだろう。優しく甘い歌声でメッセージ性の強い歌詞…人間らしく嘘のないその音楽はアメリカ文化のみならず全ての国に大きな影響をもたらしたと思う。音楽は人々を救う。その言葉通り彼の音楽に救われた人は数え切れないだらう。そしてこれから先も彼の音楽は多くの人々に愛を与え続けるとあたしは思う。

■永瀬正敏(役者)

1988年テネシー州メンフィスで初めてボブ・ディラン氏のライブを見ました、映画監督ジム・ジャームッシュ氏に誘ってもらって。シンプルなステージング、MC無しで次々と奏でられる曲、ただただ圧倒!その日からいまだにそのライブが忘れられません。“本物”はやはり永遠に記憶から消えないんだな、と。

■ピーター・バラカン(ブロードキャスター)

12歳に聞きはじめたボブ・ディランからまず正義感を学びました。世界の見方はそれでかなり変わったと思います。21世紀の今こそ正義感が不可欠で、年齢を問わず彼の音楽を皆に紹介したい。

■真島昌利 ザ・クロマニヨンズ/ましまろ(ロックンローラー)

生ギター1本でも世界を吹っ飛ばすロックンロールができる事を、
僕に教えてくれた人。

■みうらじゅん(イラストレーター)

あぁ、何てカッコイイんだ!ディランがロック。ベスト盤はあくまで入り口だから、もっとディランを掘って掘ってほりまくれ!

■湯川れい子(音楽評論・作詞家)

「風に吹かれて」から53年間。さほど熱心でもなく聴き続けてきて、やっと解りかけてきたようです。天才です。凄い人です。音楽は愛。ボブもラブソングに行き着くようです。

■YO-KING(ミュージシャン)

安心をくれる先輩

■ロバート・キャンベル(日本文学研究者)

13歳の頃、グレニッチ・ヴィレッジをやっと一人で歩けるようになった日にディランがニューヨークで初めて演奏した店を見つけたのをよく憶えている。入れないけど、雰囲気だけでもとずっと突っ立っていた。ディランの声と言葉で大人になった気がする。

■渡辺大知 黒猫チェルシー(ミュージシャン、俳優)

ボブ・ディランには、時代と自分を見つめる視線の持ち方、変わっていくことを恐れない強さを学んだ。素晴らしい詩、人間性溢れる声にずっとやられっぱなしです。
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