【コラム】Papilio Effectus / MASAKI

2016年05月02日 (月) 16:15

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L to R: TAKAAKI(Dr), MASAKI(Gt), SAE(Vo), FUMING(Gt), TAKAO(Ba)

ローチケHMV-NEWS-をご覧の皆様こんにちは。
女性ヴォーカル、7弦ツイン・ギター&6弦ベースを擁するプログレッシヴ・メタル・バンド「Papilio Effectus(パピリオ・エフェクトゥス)」のギタリスト&リーダーのMasakiです。
5月11日(水)にWalküre Recordsより、いよいよ我々のデビュー・アルバム「Chrysalides(クリサリディーズ)」がリリースされます。ローチケHMV(オンライン)でご予約すると先着特典(ライヴ動画DVD-R)が付きますので、お早目の予約を是非!(笑)。
マスタリングは、ANGRAやARCH ENEMY、OPETH、SYMPHONY X等を手掛けるJens Bogren(イェンス・ボグレン)が担当しています!

まずは初登場ということで、私の自己紹介とバンド結成の経緯を書きたいと思います。

ギターを始めたのは、子供の頃、父が実家で休日を使ってクラシック・ギター教室をやっていたのがきっかけです。ただ私自身は教えてもらっていたというよりは、家にあったクラシック・ギターで、当時流行っていたスーパーマリオやドラゴンクエストのテーマを適当に弾いていただけでした。ちなみにファミコン世代です(笑)。 初めて買ったCDもドラゴンクエスト2のサントラでした。未だに復活の呪文を間違えて絶望する夢をたまに見ます(泣)。

高校入学後に友達からある日、1つのカセットテープ(古っ)をもらいました。入っていたのはANTHRAXの3rdアルバム「Among the Living」でした。初の洋楽がいきなりのスラッシュ・メタルです(笑)。
そのスピード感に衝撃を受けて、最初はクラシック・ギターで耳コピしていましたが、半年後の誕生日プレゼントでエレキ・ギターをゲット(確かIbanezのRGシリーズ)。前述のANTHRAXを教えてくれた友達がドラムをやり始めたのをきっかけに友達を誘ってバンドをやることになりました。MEGADETHやMETALLICA、SKID ROWなど当時流行っていたバンドをコピーしていました。

その後、友達から「凄腕の日本人ベーシストがいる」というニセ情報を掴まされてDREAM THEATERの「Images and Words」を聴き衝撃を受けました。ドラマティックでテクニカルな曲と演奏、そしてベースが日本人ではないということに…(笑)。

それからはテクニカル系のバンド中心に聴き漁りつつ、幅広い音楽に触れ現在に至ります。ちなみに私の好きなギタリストは、ジョン・ペトルーシ(DREAM THEATER)やスコット・イアン(ANTHRAX)、ダン・スピッツ(ex.ANTHRAX)、ティム・クリステンセン(DIZZY MIZZ LIZZY)」です。我々のライブを観たことがある方はご存じかと思いますが、ギターはMusic Man、アンプはMESA/Boogieなので、ジョン・ペトルーシの影響だとすぐ分かりますね(笑)。

バンド結成の経緯についてですが、きっかけは…10年ほど前にさかのぼります。
当時私はTIANANOGUE(ティアナノーグ)というプログレッシヴ・メタル・バンドをやっていました。そのバンドには私とドラムのTakaaki、そして今回のアルバムでゲスト参加をしてくれたキーボードのTakehito Kimura(通称キムキム)がいました。

そのバンドが2006年に活動休止になり、私はメタルを離れ、ファンクやソウル系のバンドに加入しました。そこで知り合ったのが現在のヴォーカルのSaeです。数年後、昔からの知り合いに誘われ、とあるプログレ・メタル・バンドをやり始めました。ヴォーカルがいなかったので、Saeをメタルの世界に引き込み、そこから彼女のメタル人生(大げさかな)が始まります。

そのバンドは1年ほどで解散してしまい、私とSaeはメンバー探しに数年を要しました。
悶々とした日々を送る中で、たまたまドラムのTakaakiと久しぶりに連絡を取る機会があり、スタジオでセッションをしようという話になりました。そこで一緒にスタジオに入ったのがTakaakiの大学時代の音楽仲間のギタリストFumingでした。久々にバンド演奏の楽しさを感じ、その勢いでバンドを一緒にやることになりました。
4人が揃った我々はツイン・ギターなのに、なぜかシングル・ギターのDREAM THEATERとCIRCUS MAXIMUSを課題曲にしてベースの募集を開始、最初に応募してきたのがベースのTakaoでした。

2014年1月にこうしてメンバーが揃い、ようやく念願のバンド活動を復活させることがでたのであります! あっ、ちなみに我々のバンド名Papilio Effectusは、「Butterfly Effect(バタフライ・エフェクト)」という英語が由来です。ラテン語表記にしたのがこのバンド名です。未だにメンバーですらバンド名を言うときカミカミなので、皆さんは「パピリオ」と覚えてください!(笑)。

「Butterfly Effect」とはバタフライ効果のことで、「1匹の蝶の羽ばたきが遥か遠い地での竜巻を引き起こす」という表現が由来らしいです。大げさですが、「我々の一つひとつの音が、まだ聴いたことのない皆様の耳に届き心に響く」という想いをバンド名に込めています。

さて、前置きがかなり長くなりましたが・・・ここからはPapilio Effectusのデビュー・アルバム「Chrysalides」について書いていこうと思います。

【Flashing MV】

2曲目「Flashing」は、Papilio Effectusの音楽とは何かというのを端的に表している曲で、豊富な曲展開、変拍子、曲が長い(笑)の3大要素満載です。
作曲時には全パートを入れたデモをメンバーに渡しているのですが、この曲はキーボードが大活躍なので、キーボードのフレーズ作りに苦労した記憶があります。個人的なお気に入りポイントは、ゲスト・キーボードのキムキムがアイディアをくれたサビ裏のキーボード・メロディです。

3曲目「Interaction」は、ベースのTakao作曲です。'80年代や'90年代の懐かしい雰囲気がありつつ、キャッチーなヴォーカル・メロディ、楽器隊全員のソロ・パートと聴きどころ満載です。サビのコーラス・パートは、ヴォーカルのSaeが1人で多重コーラスをしていますが、これはエンジニアリングとミックスを担当したCrunch Sound Productionの石野さんからレコーディング中にアイディアをいただきました。

4曲目「Fractal」は、大作映画のような音楽をイメージして作りました。静かなパートからガツンとくるパートへ移るイントロ部分が聴きどころです。Bメロのバッキング・ギターは、高速エコノミー・ピッキンングをしつつ小指でスライドするという地味に難易度の高いことをやっていて、今回のレコーディングで個人的に2番目に苦労した箇所です。

5曲目「Sink」は、このバンド用に最初に作った曲です。7弦ギターを活かしたヘヴィな曲です。イントロのキーボード・メロディは、他の楽器とはリズムの解釈を変えてポリリズムになっています。先日、某ギター雑誌のインタビューでも驚かれたのですが、私は作曲する時には、曲の最初から順番に作っていきます。そういうわけで、このバンドの曲で一番最初に作ったパートがこの「Sink」のイントロなのです。
聴きどころは、最後のサビ後に出てくるCメロです。ピアノソロの上に壮大な感じのヴォーカルが合わさりつつ、ギターがハモるという個人的にお気に入りのパートです。

6曲目「The Road So Far」は、アルバムの中に1曲は3拍子の曲を入れて変化をつけようと思い作った曲です(笑)。割とシンプルな構成ですが、メリハリを付けるために間奏での高速のハモりのソロや、ソロの掛け合いを導入しています。

7曲目「Mistreated Heart」は、3曲目に続きベースTakao作曲です。歌詞も基本部分はTakaoが書いています。ソロ・パートの本番録音は、先にFumingが録音することがほとんどでした。他の曲ではほぼアドリブで弾いている彼がこの曲では、構築したようなソロを弾いたので、対象的に私はアドリブで一発勝負しました。

8曲目「Blurred Line」は、メンバーは誰も気付いてくれませんでしたが、ジブリ作品の「風の谷のナウシカ」を観ていてイメージした曲です。確かにできあがった後に聴き直すと全くその面影もないような気もします…。サビのヴォーカル・メロディも聴きどころですが、間奏のギター・パートはまたしても地味に難しいです。鍵盤楽器的というか、音の間隔が広くてストレッチしながら弦飛びで速いフレーズを弾くというギタリスト泣かせのパートだと思います(自分も自分に泣かされました)。

9曲目「The Traveler」は、実家で飼っていた犬が病気で下半身不随になり外に出られなくなってしまったので、また元気になって走り回れるようにという想いを込めた作った曲です。残念ながらレコーディング開始前に天国に行ってしまったので、サビのヴォーカル・メロディが歌詞と相まって涙なしには聴けません(個人談)。ただ曲調は明るいので、皆さんには希望に満ち溢れているイメージで聴いてほしいです。ちなみに、この曲をモチーフに1曲目の「Traveler In Heaven」も作りました。
イントロのギター・フレーズは両手のタッピングで弾いているのですが(試聴トレイラーの6分40秒に注目!)、これがレコーディングで1番苦労したパートです。フレーズ自体は単純なメジャー・コードを両手タッピングで弾いているだけなのですが、ミュート目的で布などをネックに巻いて弾くとノイズが抑えられる分、響きも抑えられる感じがして、何もネックに巻かずに気合でノイズとの戦いでした。今では戦いを挑まなければ良かったと若干後悔しています(笑)。

そんな「Chrysalides」ですが、レコ発ライヴが決まっています。

【Papilio Effectus「Chrysalides」レコ発ライヴ】
■7/16(土)東京・吉祥寺CRESCENDO
Papilio Effectus presents 「BUTTERFLY EFFECT vol.1」
開場16:00/開演16:30
前売2,500円+ドリンク代/当日3,000円+ドリンク代
共演:VIGILANTE、REASTERISK、天燐


ライヴ詳細およびご予約はこちらから
  http://artist.aremond.net/papilio-effectus/schedule/
それでは5/11発売のアルバムを聴いて、ライヴ会場でお会いしましょう!
以上、Masakiでした。

【アルバム試聴トレイラー】
Chrysalides

CD

Chrysalides

Papilio Effectus

価格(税込) : ¥2,700

会員価格(税込) : ¥2,484

まとめ買い価格(税込) : ¥2,295

発売日: 2016年05月11日

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