上原ひろみ ソールドアウトとなったNY公演初日をレポート

2016年04月05日 (火) 11:30

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日本では2月に先行発売され、オリコン週間アルバム・チャートで初登場4位を記録し、大きな話題を巻き起こした上原ひろみザ・トリオ・プロジェクトのニュー・アルバム『SPARK』が、4月1日に全米でもリリースされた。その直前の3月30日、31日にニューヨークのミート・パッキング・エリアにあるクラブ「ハイライン・ボールルーム」に、上原は、結成から6年目を迎えたアンソニー・ジャクソン(contrabass guitar)、サイモン・フィリップス(drums)とのザ・トリオ・プロジェクトを率いて出演、一足早くアルバムをライヴで披露した。

現地での上原のホームグラウンドはブルーノート・ニューヨークだが、今回はより大きなキャパシティの「ハイライン・ボールルーム」に舞台を移した。2日間4公演ともソールドアウトで、開演1時間前にはすでに立ち見が出るほどの観客動員を記録した。

3月30日のファースト・セットは、アルバム『SPARK』のタイトル曲で幕明けた。上原本人が SF 映画のプロローグをイメージしたという、シンプルなメロディ・ラインから、一気に加速してトリオのハイパー・サウンドへと突入する。いつもながら、複雑なリズム構成を全く感じさせない疾走感で駆け抜ける。3人だけとは思えない分厚いサウンドとグルーヴの塊が、客席を直撃した。ファースト・セットは、ニュー・アルバムからのセレクションと、2011年リリースのザ・トリオ・プロジェクト第1弾『ヴォイス』から2曲が選ばれ、トリオが5年の時を経た進化を聴かせる。セカンド・セットでは、2014年の『ALIVE』から3曲がプレイされ、前作とのコントラストを描いた。客席は、若手ミュージシャンから年配のジャズ・ファンまで、年齢層・人種も多彩な人々が集まっていた。これから始まる今年のフェスティヴァル・シーズンも、このトリオが台風の目となり世界各地を席巻するであろう。
(常盤武彦)


公演には、ドリームシアターのキーボード奏者ジョーダン・ルーデス、伝説的ジャズ・ピアニストのアーマッド・ジャマルやジャズ界の大御所プロデューサーのジョージ・ウェインといった大物たちも来場。このトリオへの注目度の高さをうかがわせた。

ザ・トリオ・プロジェクトは、この後も新作を携えての全米ツアーを続行中。日本での公演も実に待ち遠しい。

セットリスト

上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト
2016年3月30日、ニューヨーク、ハイライン・ボールルーム
1st Set
1. SPARK
2. Desire
3. Indulgence
4. Dilemma
5. Wake Up And Dream
6. Flashback
Encore. All's Well

2nd Set
1. ALIVE
2. Player
3. Take Me Away
4. Wonderland
5. Firefly
6. In A Trance
Encore. What Will Be Will Be


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