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ベニー・シングス インタビュー

2009年12月1日 (火)

interview

--- 我々の愛するベニー・シングスが参加した素晴らしい作品が届きました。もしかしたらベニー自身の作品よりも素晴らしいかも知れないくらいの美しい作品ですね!まずはこのスペシャルなアルバムが作られたきっかけについて教えてください。

僕と僕の友人たちとで、ホテルの8ベッドルームの広い部屋を1週間貸し切って滞在していたんだ。部屋は楽器や機材でいっぱいだったよ。全員が(全部で6人)それぞれ1つか2つはアイデアを持ち寄って、一緒に制作したんだよ。僕らは本物のバンドみたいだったよ。

--- それ以外にもこの不思議なアルバムについて、聞きたいことが山ほどあるんです!手始めにこのちょっと風変わりなユニット名のいきさつについて尋ねても良いですか?

あるミステリアスな方法で僕に浮かんできたものだと、その時はそう思っていた。でも後々になって、結局そんなにミステリアスなものではなかったことが分かったんだ。このユニットのメンバーの一人にレ・フロッグスという人がいるんだけど、僕らは”アムステルダム・インタビューズ”という名前のトークショーをyoutubeでやったんだ。 7分22秒の自然発生的なジャムをやったんだけど、そこでバンドネームの元になる基本的なアイデアが僕の頭に植え付けられたんだ - 人々が静かに歌っている。そして、このトークショーがスタートしたときに、Roi Orbisonが"we'll maaake iit riiiiiiight"とバックグラウンドで歌っていたってことをつい数ヶ月前に知ったんだよ。偶然ではないんだ。

--- 今年(2009年)の1月3日から10日まで、アムステルダムのロイド・ホテルでレコーディングしたそうですね。なぜホテルの部屋で7日間でレコーディングしたのか(もしくはしなければいけなかったのか)、レコーディングしたロイド・ホテルっていうのはどんなホテルなのか、ホテルの他の客やフロントからクレームは無かったのか、教えてもらっていいですか?

このホテルは、アーティストがデザインした特別なホテルなんだよ。僕らはJoep van Lieshout(ユープ・ファン・リースハウト)というアーティストがデザインした部屋を使ってたんだ。10ベッドルームで、なんと防音の部屋だったんだよ!We'll Make it Rightは特別に結成されたユニットで、とても忙しいメンバーたちだから、スケジュールの中でみんなが都合良く合わせられるのがたった数日しかなかったんだよね・・

--- アルバムに参加しているアーティストの中で、ベニー・シングス以外はほとんど日本で知られていないのですが、簡単にみんなを紹介してもらっていいですか?ディーン・ティペット、ルース、レ・フロッグス、エクストラ、バート・シュアについて。

ディーン・チペット: Dox Recordsのハウスプロデューサー、ソングライターの一人。ベニー・シングス、ウーター・へメル、そしてジョバンカに曲を提供しているよ。最近シャーリーンというアーティストのデビューアルバムをプロデュースしたばかりなんだ。
エクストラ: オランダのベスト・ターンテーブリストの一人だった人なんだ。現在は映画を中心に活動しているよ。
ルース・ヨンカー: Dox Recordsのアーティストの一人。自分の曲のセルフプロデュース、作詞作曲をやっているんだ。彼女のデビューアルバムがもうすぐ発売されるんだよ。
レ・フロッグス: アーティスト、プロデューサー、ドラマー、舞台演出家。彼も自分の曲のセルフプロデュースと作詞作曲をやってる。でも今は劇場の方を中心に仕事をしているよ。
バート・シュア: Dox Recordsのレーベルオーナー。そしてプロデューサー。ディーン・チペット、バート・シュア、そして僕(ベニー・シングス)は、"Suer, Shings & Tippet"という名前でプロデューサーチームとして仕事をしているんだ。バートはサックス奏者としても有名なんだよ。

--- 参加しているのはベニー・シングスが所属しているDOXレコードのアーティストばかりですよね?DOXファミリーによる演奏なのになぜリリース元がDOXレコードじゃないのでしょう?また、ミュージシャンの人選の理由も教えてください。なぜDOXのレーベル・メイトであるウーター・ヘメルやジョヴァンカは参加してないのですか?

Dox Recordsからリリースされているんだけど、"In a cabin with..."という名前のレーベルとの共同リリースなんだ。このレーベルのコンセプトは、世界のどこかで小さなキャビンに人々を乗せて、少ない時間でアルバムを作る、というものなんだ。だからアルバムのアイデアもここから来ているんだ。 今回作品に参加したミュージシャンたちを何故チョイスしたかと言うと、みんな僕の長年の親しい友人たちだからなんだよ。

--- どの曲も最高にピースフルでフレンドリーなメロディと歌詞を持っていますね。パッケージのクレジットでは、全ての作詞作曲、演奏はウィー・ウィル・メイク・イット・ライト名義になっていて、詳しい作詞・作曲者や演奏者が明かされていません。実際はどんな風に曲が生まれて、どんな風にアレンジや演奏が形作られていったのでしょう?

一人ひとりのメンバーが、ベースになるアイデアをそれぞれ持ち寄った(コーラスのあるパートとか、基本となる歌詞とか、或いは1曲まるごと)。そしてみんなで一緒にアレンジをやって、持ち寄ったアイデアを完成させたんだ。1週間でね。みんなそれぞれ曲の制作には慣れているメンバーたちだから、バンドとして一緒に制作を行うことに興味があった。そうすると全て一人で曲を作ったときとは違うものになるっていう結果が生まれるか。そして実際そうだったんだ。驚いたよ。

--- では最後の質問です。このユニットはパーマネントなユニットで、時にはライヴをやったりもするのでしょうか?もしくは今回だけの特別なユニットなのでしょうか?我々としては、ぜひこの作品以外にもウィー・ウィル・メイク・イット・ライトの作品を聴いたり、日本でライヴを見たりしたいと望んでいるのですが・・・。

実は1度きりのプロジェクトとして結成されたバンドなんだ。でも絶対なんてことはないからね。何が起きるかは誰にも分からないよ。日本にプレイしに行かないとも言えないね。

NEWアルバムWe'll Make It Right
美メロ炸裂!ベニー・シングス&フレンズが作り上げた今年最高のベッドルーム・ポップ!ベニー・シングス、ウーター・ヘメル、ジョヴァンカなど、素晴らしい才能を次々と送り出すオランダのDOXレコードから届いた、ピースフルでフレンドリーでウォームなセッション・アルバム!
profile

かつてポール・マッカートニーやバート・バカラックらが創出した“ピュア”なポップ・ミュージック、その血脈を最も正しく継承する存在と言われる天才ポップ・マエストロ、ベニー・シングス。彼を中心に、ウーター・ヘメルの作品にも楽曲を提供するシンガー・ソングライター、ディーン・ティペット、来春のデビューが待たれる女性シンガー・ソングライター、ルース、レーベル・オーナーでサックス&フルート奏者であるバート・シュアなどDOXレコードの才能が集結。