HMVインタビュー:SORRY FOR A FROG 2

2009年11月5日 (木)

interview

SORRY FOR A FROG

反動がくるから、もっといいのを作ろうみたいな、笑顔が見たいからみたいな、みんなそういうことを思ってやってるんだろうな。

バンドマンは基本笑って死ぬよ。

---今回のアルバムの中の曲でPVを作るようなリード曲はどの曲になるんですか?

たくみ:2曲目「JUST GROW UP JUST BE STRONG」です。

Mar-T:その曲がこのアルバムで一番SORRY FOR A FROGの代表曲的なものになると思います。

---曲は誰が作っているんですか?

Mar-T:だいたいは俺ですね。歌詞はたくみがやったり、優も曲を書いたり歌詞もやったりしますね。だから、みんなで作っている感じです。

---今回のタイトルですがどういう意味を込めてこのタイトル『HAPPY SONGS FOR SOMEBODY’S HAPPINESS』にしたんですか?

たくみ:ファーストアルバムが『HAPPY SONGS FOR FUCKIN’ PEOPLE』というタイトルで、セカンドのタイトルを決めるときに『HAPPY SONGS〜』っていうのは入れたいなって、うちらの共通するテーマなので。そして、自分はCDショップでCDを買って店を出た時に、すぐに封を開けてCDウォークマンに入れて聴き始めちゃうくらいCDを買うことがものすごく幸せなんですけど、そういう気持ちをうちらの音源でも聴く人に味わって欲しいなっていう意味を込めまして。それぞれの人に幸せをみたいな感じです。

---その感じ、すごくいいです。

たくみ:題名というよりテーマですね。うちらが曲を作るにあたってのテーマというか。全部が全部っていうわけじゃないですけど、大まかに言うとそういう感じです。ということで『HAPPY SONGS FOR SOMEBODY’S HAPPINESS』よろしくお願いします!

日置優:今回のジャケットは、人間がいっぱいいるんですけど、実は全部実在する人間なんです。みれば見るほど、これが誰かっていうのが分かってくると思うんで、ウォーリーを探せみたいな感じで楽しんでください。さらにアルバムの中を見たら答えが分かるようになる予定です。

大澤:歌詞カードの中に載ってるんだよね?

日置優:そうそう。

たくみ:全部当てたらすごいよね。

日置優:見ごたえあるんで。今はステッカーにして配ってるんですけど、是非CDを買ってCDを聴きながらにらめっこしていて欲しいです。

---PVはもう撮られたんですか?

大澤:さっき打ち合わせをしてきて、これから急ピッチで作らないといけないんです。

---どんなPVになる予定なんですか?

日置優:今までちゃんとまともに作ったことがないんで、2曲作る予定なんですけど。

---どの曲になるんですか?

日置優:2曲作る予定で、SORRY FOR A FROGらしい2曲目の「JUST GROW UP JUST BE STRONG」は、ライブ映像中心のPVになる予定です。あとは5曲目の「moment」。

---「moment」、また違った感じで良い曲だと思ってました。

日置優:今までとは違う感じで。そのPVは、また変わった感じで撮りたいなと。

大澤:まだどんな感じになるかは想像付かないんですけど。

---せっかくなので、「moment」を紹介してください。

たくみ:この曲は、自分がライブを観ていてものすごい楽しいなって思った時に思いついた曲です。ライブを観ててみんなすごい笑ってるんですよ。その映像が頭に焼き付いてて、自分がいつか死ぬ時にみんなが笑っているところを走馬灯で思い出せたら自分はきっと笑顔で死ねるなって思って、そこから書いた曲ですね。いつもライブをやって楽しい思いをしているんで。1回1回の映像を自分に焼き付けて、最後はそういうふうになれたらいいなと思います。そういう曲です。

SORRY FOR A FROG

---大澤さんからみて、この作品はどんな作品ですか?

日置優:まだ聴いてなかったりしてね。(笑)

たくみ:いやー、まだ聴いてないんですよって?(笑)

大澤:・・・ちょっとまだ聴いてなくて。

(一同笑)

大澤:だから、どういう感じなのか分かんなくて。あ、あの3曲目のモシュピットの感じがすごい良かったです(笑)。

Mar-T:適当だなー(笑)。

大澤:あのダイブできる感じの、サビで3回YEAHのやつ。

Mar-T:もういいよ!(笑)サビで3回YEAHのって、そんなのないし!

(一同笑)

大澤:本当にいい作品が出来上がったと思います。最近メロディックパンクのバンドってたくさんいるじゃないですか。その中でもSORRY FOR A FROGは、自分の中でですけども、泥臭い部分持ってるなって。今って音がビシバシしててメロディも物凄く綺麗でみたいなのが多いじゃないですか。その中でもちゃんとした青臭さを持ってるなみたいな。すごい上から目線で言うと、センスあんなみたいな。(笑)

日置優:ありがとうございます(笑)。

(一同笑)

大澤:この作品は、さっき言っていた気持ちが成長しているっていうのが音にも出てるなって感じる。音に関しても格段に成長しているみたいな。

日置優:実はファーストの時から憧れだったエンジニアさんだったんですよ。この人にアルバムを録ってもらいたいっていうのがあって。大満足なんです。

大澤:ファーストはファーストで音がSORRY FOR AFROGっぽいしね。

---大澤さんは、どんな感じでバンドと接してるんですか?ずっと付きっきりなんですか?

大澤:基本はバンドが主体で、レーベルは出来ないところをサポートする感じですね。

日置優:こんな言い方したら失礼かもしれないけど、まさに、痒いところに手が届くな感じで自分達の出来ないことをうまくやってくれる。手を差し伸べてくれる的なね。

たくみ:自分達じゃ頭が回らないところをね。アイデアも出してくれるし。

日置優:これくらいの距離感がやりやすい。僕らにとっても良くて、お世話になってるんですけど。

大澤:(笑)お世話になってます。レーベルそれぞれあるんですけど、I HATE SMOKE RECORDSはバンド主体かつ考えるところは考えてねみたいな。

---I HATE SMOKE RECORDSは、いつ設立されたんですか?

大澤:2006年からです。その当時自分の趣味がバンド以外になくて、全国のデモ音源をものすごい買っていたんですよ。、今はネットで買えるじゃないですか。その当時はMySpaceが出たての頃だったんで、purevolumeっていうのがあって日本でもやっているバンドがいくつかいたんですけど、僕もやり始めてて、それで知ったバンドも結構いたんです。その当時スカパンクがすごい好きで、スカパンクを集めたコンピを作りたいなと思っていて、そのコンピを作ったのがレーベルを始めるきっかけですね。その当時は、他のバンドをリリースするっていう事も大真面目にやるっていうことも何も考えてなかったです。2006年の自分に今のことを教えてあげたいです(笑)。良いバンドいるのにこのまま知られないのも嫌だし、じゃあ、誰が出してくれるんだっていっても、誰も出してくれない。じゃあ、俺がやろうかなみたいな。(笑)思い立ったらすぐやらないと気がすまない性質なんで、コンピ出した後は金がめちゃめちゃなくなって、死にそうになったっていう思い出が(笑)。最初は本当に何も分からなくて、オムニバス作る時に、じゃあ、CDってどうやって作るの?から始まって。CD-Rなら焼いたことがあるけどプレスしたCDはどうやって出来ているんだろう。パソコンで調べて、業者を見つけたんですけどめちゃくちゃ高いんですよ。さらに、デザインの入稿データはイラストレーターバージョン8でお願いしますみたいなことが書いてあるんですよ。なにそれとか思って(笑)。パソコンも持ってなくて、調べるのも大学のパソコンを使ってたんで全然分からなくて。その当時UNITED SKATESでDIWPHALANX recordsからリリースしていて、その当時、担当だった人に色々と聞いたら「パソコンないと話になんないよ」って言われ。それで、電気屋行ってパソコンの値段や必要なソフトの値段を見たら、合計で30何万もして、貯金と家にある漫画を全部売って、買って。買ったはいいけど使い方がまったく分からなくて、また聞いて・・・それの繰り返し。

日置優:よくぞここまで。

Mar-T:すごいね。

大澤:それでオムニバスのレコ発を2006年の9月24日にやったんですけど、ライブ終わったあと号泣しましたね。あまりにも辛すぎて。

Mar-T:俺、嬉しすぎて泣いてるのかと思ってた。達成感じゃないの?

大澤:嬉しいのもあり、やっと終わったと思って。オムニバスに海外のバンド3バンドと地方のバンドも4バンドくらい入ってるんですよ。その頃は地方のバンドとあまり関わり合いがなくて東京に呼ぶって言うことがどういうことかまず自分の中で分からなくて、呼んで初めて会うんですよ、その時に。自分の家に一緒に泊まったりとかして、大丈夫かなとかもあり、そこから性格が変わりましたね。(笑)なんか、色々な人としゃべろうとか思って。聴いてくれたお客さんもすごい良かったですとかって言ってくれて。バンドマンはみんなそうだと思うんですけど、やって反動がくるから、もっといいのを作ろうみたいな、さっき言ってた笑顔が見たいからみたいな、みんなそういうことを思ってやってるんだろうな。

たくみ:バンドマンは基本笑って死ぬよ。

大澤:話が長くなりました。

---貴重なお話をありがとうございます。

Mar-T:すごいね。何にも知らなかったんだね。俺、ある程度知っているところから始めたんだと思ってた。すごいね。

profile

Ba/Vo:Mar-T
Dr/Cho:うえだ たくみ
Gt/Vo:日置 優