トップ > 音楽CD・DVD > 商品情報 > クラシック > オペラ > 大歌手フラグスタートの深く偉大な声を良い音で!

大歌手フラグスタートの深く偉大な声を良い音で!

2009年10月16日 (金)

大歌手フラグスタートの深く偉大な声を良い音で!
『ワルキューレ』第1幕全曲&第3幕全曲
ショルティとクナッパーツブッシュ指揮ウィーン・フィルの演奏で


キルステン・フラグスタート[1895-1962]といえば、歴代ワーグナー歌手の中でも最高の名声をほしいままにしたことでも知られる伝説的な存在。1930年代なかばにはすでに世界的な大歌手として活躍していたフラグタートは、1953年にはオペラのステージから引退してしまいます。しかし幸いなことにデッカは、引退していた彼女を粘り強く説得して、当時開始されて間もなかったステレオ・レコーディング技術によって、その偉大な声を良い音質で残すことに成功したのです。
 オペラの録音は、『ワルキューレ』第1幕全曲でのジークリンデ役と、第3幕全曲でのブリュンヒルデ役、そして『ラインの黄金』全曲でのフリッカ役というものですが、このアルバムには『ワルキューレ』の第1幕と第3幕が収録されています。

 ヒストリカル・ファンには、1957年当時のウィーン・フィルの非常に個性豊かな音色が、デッカの鮮明なサウンドで収録されているのがなんとも嬉しいところで、これにフラグスタート、スヴァンホルム、エーデルマンといった凄い声の歌手たちが絡んでくるのだからたまりません。
 第1幕は作品にふさわしいハンス・クナッパーツブッシュの悠揚迫らぬ巨大なスケールと独特の静けさが支配する音楽が圧倒的。フラグスタートのジークリンデは気高く情愛にあふれ、その美しさは聴き手に深い感動を与えます。
 第3幕では、冒頭「ワルキューレの騎行」から若き日のショルティが緊迫感あふれる音楽をつくりあげており、ブリュンヒルデとヴォータンのやりとりはドラマティックで素晴らしい説得力が備わっています。もちろん、終盤「ヴォータンの告別」と「魔の炎の音楽」も見事です。
 
【収録情報】
CD1
・ワーグナー:楽劇『ワルキューレ』第1幕全曲
 ジークリンデ:キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
 ジークムント:セット・スヴァンホルム(テノール)
 フンディング:アルノルト・ファン・ミル(バス)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音時期:1957年10月28〜30日
 録音場所:ウィーン、ゾフィエンザール
 録音方式:ステレオ(セッション)
 プロデューサー:ジョン・カルショー
 エンジニア:ジェイムズ・ブラウン

CD2
・ワーグナー:楽劇『ワルキューレ』第3幕全曲
 ブリュンヒルデ:キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
 ヴォータン:オットー・エーデルマン(バス)
 ジークリンデ:マリアンネ・シェヒ(ソプラノ)
 ゲルヒルデ:オーダ・バルスボルグ(ソプラノ)
 オルトリンデ:イローナ・シュタイングルーバー(ソプラノ)
 ヴァルトラウテ:グレース・ホフマン(メゾ・ソプラノ)
 ヘルムヴィーゲ:クレア・ワトソン(ソプラノ)
 ゲルヒルデ:オーデ・バルスボルク(ソプラノ)
 シュヴェルトライテ:マーガレット・ベンス(アルト)
 ジークルーネ:アニー・デロリー(アルト)
 ロスヴァイゼ:ヘティ・プリュマッハー(アルト)
 グリムゲルデ:フリーダ・レースラー(ソプラノ)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ゲオルグ・ショルティ(指揮)

 録音時期:1957年5月13〜17日
 録音場所:ウィーン、ゾフィエンザール
 録音方式:ステレオ(セッション)
 プロデューサー:ジョン・カルショー、エリック・スミス
 エンジニア:ジェイムズ・ブラウン
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

%%header%%閉じる

%%message%%

featured item