HMVインタビュー:DJ Okawari

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2009年6月17日 (水)

interview

DJ Okawari

自らのコンセプトに掲げている “The Music is Any Moments in Life”、生活と共に共存する音楽を目指している事ではないでしょうか。それは、普段、サラリーマンをしているというのが大きいのではないかと思います(笑)。

--- まず、2ndアルバムの完成、おめでとうございます!  出来上がってみて、率直な感想を聞かせて下さい。

ありがとうございます。やっと出来上がったというのが正直なところです(笑)。 今回のアルバムは、自分の納得のいくアルバムが出来上がっただけでなく、 とても勉強させられる作品になったように思います。

--- 前作から約一年が経ちましたが、この一年はどういった感じでしたか?  デビュー前と比べて、例えば心境などで何か変化はありましたでしょうか?

前作『DIORAMA』のリリース以後、ホームページ、ブログ、MySpace、mixi等において 沢山の方がメッセージをくださるようになって、 今作においては、そういった方々の期待を裏切らないようにと、 制作においても自らにいい意味でプレッシャーをかけて制作しました。 今まで以上に自分の作品に責任を持たないといけないなと強く感じています。

--- 2ndアルバムをリリースすることを決めたのはいつ頃でしょうか?

常に次回作の事も考えているのですが、 具体的に決めたのは、『DIORAMA』のリリース後からです。

--- 今回、制作期間はどれぐらいだったのでしょうか?

9ヶ月か10ヶ月くらいでしょうか。 最初の半年間は、とにかく曲を作りました。 30曲以上は作ったと思います。 そこからバランス的な事も考えて選抜していくと同時に 新しい曲にも挑戦していきました。 制作期間はあっという間でした。

--- アルバムを作るにあたって何かコンセプトのようなものはありましたか?

制作に入る段階で、アルバムタイトル(MIRROR)、コンセプトは決めていました。 制作期間は、自らにとって色々な面において大切で大変な時期でした。 その中で、気持ちが折れそうになったりした時に自分自身を見つめ直す意味で 鏡(MIRROR)となるようなアルバムを作ろうと思っていました。

--- ズバリ!OKAWARIさんがこのアルバムで表現したかったこととは?

日常の生活において、良い事もあれば悪い事もあります。 良い事があった時には、謙虚な気持ちを忘れないように、 嫌な事があったり、辛い事があった時には、自分自身と向き合うという意味で 聴いてくださる方々にとって、鏡(MIRROR)となれば嬉しいです。

--- ご自身の思うDJ OKAWARIのオリジナリティーとは何でしょうか?

自らのコンセプトに掲げている “The Music is Any Moments in Life”、 生活と共に共存する音楽を目指している事ではないでしょうか。 それは、普段、サラリーマンをしているというのが大きいのではないかと思います(笑)。 自分の仕事の中などで感じた事をテーマにして制作する事も多々あります。

--- 今回は女性シンガーの方が5名も参加されてますが、  5名を選ぶにあたって何かコンセプトのようなものはありましたか?

アルバムのコンセプトを踏まえた上で、 色々な方々の作品を多く聴かせていただきました。 その中で、聴いた時の第一印象を大切にしました。 今回参加して頂いた5人の素晴らしいアーティストの作品を聴かせていただいた時は、 曲のイメージが自然と出来上がっていました。

--- 月野そらさんをピアニストとして迎えてますが、こちらについてはいかがでしょうか?  

ある方の紹介で 知り合いました。月野さんの作品を聴かせていただいた時に 「これだ!!」と強く思いました(笑)。お話させていただく中で、お互いの曲の好みがとても近く、 制作もとても楽しく、スムーズに進みました。

--- 前作と比べて、ご自身的に何が一番成長されたと思いますか?またリスナーには、どの辺を一番聴いて欲しいですか?

精神面でしょうか(笑)。 自分自身が落ち込んだ時に、元気になるように、 聴いてくださる方々の明日への糧になるようにと強く意識しました。 そうなってくださる方が一人でも多くいる事を願っています。

--- 今回の制作にあたって最も大変だったことは何でしょうか?

特になかったです。 勉強させてもらいながら、とても楽しく制作が進んでいきました。

--- 前作に続いてジャケットが本当に素晴らしいですね! 前回同様、マルミヤンさんがデザインされていると思いますが、OKAWARIさん的にはいかがでしょうか?

彼とは、もう何年もの付き合いになりますが、いつも良い刺激をもらっています。 ジャンルは違えど、良きライバルのような存在です(笑)。 今作は、一切音源を渡さずにコンセプトのみを伝えてお願いしました。 自分のイメージ通り、いやイメージ以上の素晴らしい作品となりました。

--- 今度の7/17に代官山UNITで行われるパーティー「PEACE」にご出演されるそうですが、どんな感じになりそうですか?

まだ公表できませんが・・・、 LIVEも織り交ぜながら 『MIRROR』を中心に 心地よい空間が作れたらと思います。

--- 最後にリスナーへメッセージをお願いします!

自分の気持ちが折れそうになったり、辛い事があった時に 自分を励まし、救ってくれたのが音楽でした。 聴いてくださる方々も、自分の作品を聴いて何かのきっかけになってくださったらと思います。 是非、前作『DIORAMA』 と併せて、今作『MIRROR』、聴いてください。

新譜Mirror
昨年リリースしたデビューアルバム『Diorama』は大きな反響を呼び、iTunes Storeでもロングセラーを記録したDJ Okawariのセカンドアルバムが早くも完成。今回は、Q-Tip新作に参加した気鋭女性シンガーAmanda Divaをはじめとした5名の女性シンガーをフィーチャーし、全曲英語詞でリスニングにもバッチリ応える内容。さらに、ピアニスト、月野そらを迎えた美メロ・ビーツあり。Des'reeの「You Gotta Be」のカヴァーまでも挑戦。オリジナルとは一味違った優しい仕上がりとなっています。ジャケットのデザインは前作同様、マルミヤンが担当。
profile

静岡生まれ、トラックメイカー/DJ。 ヒップホップのコア、サンプリングを主軸に「音楽と日常の共存」をテーマに掲げ、日々活動中。 『 The Music is Any Moments in Life 』、 生活していく中で感じた事を音で表現し、、 自らの音がリスナーの生活の中に居る事を願っている。 “眠りにつく直前の安らぎ” “本を開くときの凛とした気持ち”。 そんな風に場面と心情との関連性を重要視して音を創り上げる。 「DJ OKAWARI」という名前は、常に満足することなく、 常に新たなものを模索し、常に挑戦し続けるところに由来する。 2008年5月にデビューアルバム『DIORAMA』をリリース。 ジャジーでムーディーでエレガント、キラキラしたセンチメンタルなこのアルバムは、 リスニングミュージックとして昇華されたヒップホップの新たな指針として幅広く好評を博している。 その後もFive Deezとの共演、Grand Gallery Presentsによるコンピレーション 「Melancholy」にて久石 譲やCalm、Daishi Dance等と共に楽曲が収録され、 Hip Hopとクラシックの融合を目指したコンピレーション「dulcet 2」に参加等、 精力的な活動を続ける中、2009年6月には早くも2ndアルバム「MIRROR」をリリース。 DJ OKAWARI印とも言うべきジャジーでエレガントなヒップホップに 女性シンガーによる英語詞での歌をフィーチャーし、新たなる地平線を望むその動向には、 今、大きな注目が集まっている。