HMVインタビュー: CHiP SHOP BOYZ

2007年9月7日 (金)

  インタビュー
  CHiP SHOP BOYZ
8-Bitサウンド界にまた新たなアーティスト!日本人とイギリス人により密かに結成された二人組ロービット・バンド CHiP SHOP BOYZ(チップ・ショップ・ボーイズ)!皆が知っている名曲(ブルース、ソウル、ジャズ、ブラジル、スカ、映画音楽...etc)がアーリー80'sのファミコン的なピコピコ音に大変換!そんなCHiP SHOP BOYZにお話を訊くことができました!日本人とイギリス人の二人を繋げた「ファミコン」についてなど、インタビュアーの個人的な趣味(?)も交えつつお送りいたします!お楽しみください!

CHiP SHOP BOYZ
  CHiP SHOP BOYZ

―― ファーストアルバムの完成おめでとうございます!まずは自己紹介からお願いしてもよろしいでしょうか?


伊曾保: どうも有難う御座います!私はCHiP SHOP BOYZのメンバーの“伊曾保(=イソップ)”で日本人です。もう一人は CAViAR(=キャビア)というイギリス人のリーダーがいます。彼はイギリスにいるので本日は欠席させて頂き、伊曾保が代表してインタビューに答えさせて頂きます。我々の公式プロフィールでは以下のようになっております。








【普段は、DJとして活躍する英国人 CAViARと音大の大学院に通う日本人 伊曾保の二人組。まったく接点のなかった両者が「ファミコン」のコミュニティサイトで意気投合。共に家庭用ゲーム機時代の音楽=チップチューンに魅せられている事を知り、音楽ファイル交換することにより05'年春になんとなく結成。】


伊曾保: 上のプロフィールには, 特に異論はありません。このCHiP SHOP BOYZという名前は自分がロンドンのCAViAR邸をブラリ訪ねた時にさかのぼります。英国にあるFISH & CHIPS SHOPの存在がこの名前をつけさせることに一役かったことは他でもありません。更に我々が惜しむことなく尊敬するBoyz U Menや Heavy D & The Boyzから拝借させていただいたBOYZによる科学反応。名前はこのように名付けられました。質問から遠くなってきました。失礼しました。




―― やはり「ファミコン」という存在は、お二人にとってとても大きなものなのでしょうか?


伊曾保: はいとても大きいです。1970年代半ばにこの世に命を受けた男性達のアイデンティティに及ぼした影響は大きいと私の読んだ文献には数多く記されています。今回発売のデビューアルバムもファミリーコンピューターの生まれた年"1983"を恥ずかしながらカタログナンバーとして付番させて頂いております。私個人としては名機PC88の及ぼした影響も小さくはありません。特に"野球狂"で監督を務め責任感を身につけました。その影響もあり学校でも数々の係を歴任してきました。それにしても"野球狂"とは...凄いタイトルですね。子供が遊ぶゲームで"狂"が登場するこの終戦直後のようなカオス、、、闇市、、、この空気感が嫌いではありません。質問から遠くなってきました。失礼しました。




―― お二人はどのようにコミュニケーションをとっているのでしょうか?


伊曾保: 以前はメッセンジャーでのやり取りが中心でしたが、最近ではスカイプでのやり取りが多いです。小さいファイル等であれば簡単に受け渡しが出来るので非常に重宝しています。ごく稀にですが、相手のネット状況が良くない時には電話でもやり取りをする事は有ります。




―― このような音楽をつくろうとしたキッカケをおしえて頂けますか?


伊曾保: 我々は、テレビゲーム的音楽に非常に魅せられてきました。相方 CAViARはお陰様でイギリスでDJとしても活躍しておりますのでクラブ・ミュージックがこれまた大好きときております。テレビゲーム的な音楽とクラブミュージックの化学反応。これが我々がこの作品で目指したところです。次の作品をリリース出来る事になったとしたらまったく違うアプローチになるかもしれません。




―― どんな機材で作られているんですか?


伊曾保: PC+DAWソフトにソフトシンセ, YAMAHA MU2000がメインで、その他にはKORG ER-1やES-1、CASIOのSK-1というオモチャみたいなサンプリングキーボードも使用しています。




―― 今回カヴァーされている曲はどのようにして選ばれたものなのでしょうか?


伊曾保: CAViARと今作のプロデューサーの趣味ゼンカイですね。彼らは幅広い音楽を知っているので他に人があまりやらない曲、でもみんな好きな曲というのが選曲のポイントですね。テレビゲーム的音楽でニューウェイブやエレポップや80'sだとありがちなので'60-'65年辺りの曲が中心ですね。折りしも日本は高度成長期なわけですが、、、この曲になるまでには実はハードロックやユーロビートなども試しては全てボツになってしまいました。やはりバブル期の曲群はDAME (前田亘輝/TUBEのソロ)ですね、、、コメントが意味不明ですね。失礼しました。




―― 「ファミコンソフト・ベスト3」を教えてください。ちなみに私は『東海道五十三次』が最高に好きです!


伊曾保: ワァオ!私も『東海道』好きですよ!興奮して取り乱しました。失礼しました。私のベストは『名門!多古西応援団』。このリアルタイム・バトルに興奮させなれっぱなしでした!すごろくレベルのローテクぶりにシュールさを感じずにはいられません。あと『ボコスカウォーズ』は子分を成長させる楽しみ、そうです、人をマネージメントする楽しみを覚えました。騎士が黄色になった時の感動は琴富士が平幕優勝した時を思い出します!そして『けっきょくなんきょく大冒険』。タイトルが反則ですね。今でも「けっきょく」とか言われると「なんきょく大冒険」とかあわせてしまいます。このコール&レスポンス感覚はゴスペルに近い感覚ですかね。


ちなみに CAViARのベストは『キン肉マンマッスルタッグマッチ』。ミート(ホープ)君は何を投げているのか気になりますね!"マッスルタッグマッチ"ってタイトルも冷静に考えるとキてますね...。そして『アイスクライマー』は名作!元々は協力してクリアするゲームですが遊び方によっては対戦ゲームへ!でも清原と桑田を見ればわかりますが最後は仲間ですヨネ!『スカイキッド』はファミコンソフト全般的に言える事ですが、プレイする人によって遊ぶ方法を生み出せるというのがこういったソフト!そう楽天でホームラン王をとりそうな山崎選手のような再生っぶりですヨネ!




―― 「ファミコンソフト・ワースト(いわゆるクソゲー)」を教えてください。ちなみに私は『アイギーナの予言』が未だに頭から離れません。。


伊曾保: キャーオ!『アイギーナの予言』!興奮して取り乱しました。失礼しました。私のワーストは『たけしの挑戦状』。月並みですいませんがこれは定価で購入して絶望しました。絶望から希望に変え、とんでもない速球を投げた村田兆治投手は尊敬しています!そして CAViARのワーストは『スペランカー』。やった事が有る人には判ります。史上最弱の主人公かも知れません。でもカセットの赤いLEDは無意味に好きです。でも今日本の円も弱くなってきてますね。




―― 1番刺激的だったゲームサウンドとは?


伊曾保: 私が1番刺激的だったゲームサウンドは『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境』。アッパーでスピード感のある音楽がミニマルで迫ってきます!誰も気付いていないですがこの高潮は現在のトランスロックに与えた影響も少なくないのでは?『ボコスカウォーズ』は歌詞カード付です。確か。この漁師の唱もような力強さ、そしてダークダックスのような繊細さを併せもった叙情詩は、誰も気付いていないですがシューゲイザー/ポストロック・サウンドに与えた影響も少なくないのでは?そして『マッピー』は軽快な都会的サウンド。Steely Dan、Donald Fagen...etc が築き上げたアーバン・シティライツ・サウンドは、誰も気付いていないですが『マッピー』が引き継いだのかもしれない。


CAViAR(特別コメント出演): 1番刺激的だったゲームサウンドは『スーパーマリオブラザーズ』。月並みですが、誰の耳にも残っているという点ではコレでないでしょうか。知名度的には劣りますが『銀河の三人』、『チャレンジャー』の音楽も素晴らしいと思います。




―― 今回リリースされている<BEDTOWN SOUNDZ>はCHiP SHOP BOYZの個人レーベルだそうですが、レーベルを設立した経緯を教えて頂けますか?


伊曾保: 我々達は勿論、以外でも面白い人達がいたらリリースしたいと思っていたので折角なら自分達のレーベルを設けようと思った次第です。面倒なことも多いのですがそこは熟練のサポートしてくれるスタッフもいるので助かってますね。まだ実績のないレーベルですが興味のある方がもしいましたら遠慮なくリーチしてみて下さい。




―― 今、1番刺激を受けるアーティストやクリエイターは誰ですか?


伊曾保: Psychic TVがオールタイムヒーローです。他にはSwans、Kissing Pink 「The Last Film」、The Mission、Southern Death Cult/The Cult、Metabolist、Hawkwindも10年以上大好きなアーティストです。


CAViAR(特別コメント出演): Kid Creole & The Coconuts、Cosonuts 「Don't Take My Coconuts」、Wendy & Lisa、Sheila E.。更にPrince Far-Iですかね。更に更にDJ Bikeという方がアメリカに居るのですが名前を含めて最高です。あとOtis Reddingも好きですね。




―― 今後、CHiP SHOP BOYZとしてどのような活動をされていくのでしょうか?


伊曾保: マイペースに活動していきたいですね。ありがたいことにイベントの誘いもいくつか頂いているのでライヴやりたいですね。まだやったことないのでどのような形で出来るかは未定ですけど。あと新しい作品も作りたいですね。頑張ります!リミックスやプロデュースにも興味があります!




―― こちらのページをご覧の方へ、メッセージを頂けますでしょうか?


伊曾保: HMVは最高ですよ!かつて50年代後半〜60年代前半にはレーベルとしてJohnny Kidd & The Piratesをリリースしてますしね。「東海道五十三次」が好きなスタッフの方いるので悪い人のはずがない!HMVマンセイ!僕らもマンセイ!


―― ありがとうございました!


(取材協力:Boundee, inc.)



 
 
  日本人とイギリス人による謎のユニットが数々の名曲を8-Bitカヴァー!  
 
CHiP SHOP BOYZ

CD CHiP SHOP BOYZ
CHiP SHOP BOYZ

1980年代に誕生し一世風靡、その後物凄いスピードでハイ・テクノロジー化を繰り返し、"家庭用ゲーム機"から"次世代ゲーム機"へと進化を遂た。もはや単なる"ゲーム"の枠を大きく跳び越え、一つの巨大メディアと化した"ゲーム"。"次世代ゲーム機"に魅せられながらも、どこか"家庭用ゲーム機"を忘れられない...特に"家庭用ゲーム機"時代の音楽が子守唄のようにリフレインする...そんな日本人と英国人により密かに結成された二人組ロービット・バンド"CHiP SHOP BOYZ(チップ・ショップ・ボーイズ)"のデビュー・アルバム!
 
 

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