―― 約5年ぶりのアルバム完成おめでとうございます!まずはリリースに至っての率直なご感想からお聞かせください。
Tetsu: 前作『LANDSCAPE』作ってから気づいたら今でしたね。『Outdoor』は作ってるときも出来上がってからもずっと楽しんでいられる感覚が続いていて気に入っています。
―― 『Outdoor』の完成までにはどれくらいかかりましたか?
Tetsu: 前のアルバムから5年空いたけど、UAのアルバムに参加したりFlying RhythmsやPoodlesのremixやったり、ハードディスクがぶっ飛んで2、3曲消えたりでしたが、なんだかんだここ1年ちょっとぐらい作った感じですね。
―― 『Outdoor』というタイトルに込められた意味を教えて頂けますか?
Tetsu: 前作Landscapeのタイトルは僕がつけたんだけど、今回はHIKARUが考えました。いろいろ意味はあるけど言葉としてOUTとかDOORとかとにかく字面が好きなんだそうです。僕はHIKARUからOUTDOORって聞いたときはOKそれでってすぐ思って。
というのも僕はこの一年ぐらい結構外で刺激を受けることが多くて、海に潜ってみたり、川を下ったり、森の中で動物に出会ったり、高度4000m上空から飛び降りてみたり、いろいろ自然から受けた影響は大きかったですね。
―― 先行でリリースされた12インチ「"A" Groove」はかなりインパクトのあるアシッド・ダンス・トラックでした。ちなみに、「"A"」っていうのは、「Acid」と「良い(エエ)」のダブルミーニングなタイトルなのですか?
Tetsu: それはご想像におまかせします。
―― 今回のアルバムはダンサブルな楽曲が多く並んでいますが、アルバム制作においてフロアへの意識は強かったですか?
Tetsu: そういう意識は全くなかったですね。今まで通りいつも通り作っただけです。どうしようという意識というよりも、音を出していたら自然とそうなった感じですね。僕とHIKARUのお互いの日常のテンポがBPMに表れたのかも。
―― 制作過程においての、お二人の役割分担を教えて頂けますか?
Tetsu: 基本的には僕は楽器弾いたり打ち込んだりでメロディーを作って曲構成してそれをDUB MIXしてます。HIKARUはCDJでLOOP出したり効果音的な音とかBPM考えたり一緒に構成考えたりって感じでやってます。
―― 楽曲作りにおいての重要な点というのはどういうところでしょうか?
Tetsu: 楽しみながら遊びながら作ることですね。自分と音が直結されて、言葉とか余計なものが間になくなるので、自由になれて衝動的、直感的にその時自分が持ってるものが全部出てくるから。音を出しながら自分が楽しんでいられる状態をずっと続けていれば自然に形が出来上がってくる。普段から音楽以外からの刺激を受けるのも重要かな。常に新しい音を追求しています。
―― ここ最近でお気に入りのアーティストや作品がありましたら教えてください。
Tetsu: 普段はジャンル関係なくいろんなものをたくさん聴いてます。いい音楽多いし最近は特別これっていうのはないかな。
―― 今後の予定について教えていただけますでしょうか?
Tetsu: レコ発イベントやろうかと思ってます。まだ場所は決まってないけど気持ちいい外でやりたいですね。次の作品もどんどん作って行きたいです。
―― こちらのインタビューをご覧になってくれた方へ向けて、一言お願いいたします!
Tetsu: 読んでくれてありがとう!音を通じてまた出会えたらいいですね!OUTDOORずっと楽しんで聴いてもらえたら嬉しいです。
―― ありがとうございました!