本田雅人 VOE インタビュー

2006年7月10日 (月)

本田雅人、則竹裕之、須藤満、松本圭司によるスーパー・グループVoice Of Elements 1stアルバム登場。本田雅人氏にメール・インタビューでアルバムについてお聞きしました。

本田雅人

Q:「ニセスクエア」いう遊び心一杯の仮名でライヴを行っていらっしゃいましたが、まずはVoice Of Elements結成の経緯を教えてください。

本田雅人:いや、仮名ではありませんよ、あくまで通称ですから。名前が決まるまではスペシャル・カルテットとかN-S-Mとか環境や状況によって何種類かの仮名がありましたが。

「このメンバーでやってみたいなー」っていうのは、結構前からあったんです。僕としては自分の本田バンド以外にももっと幅を拡げていきたいなってのが常にあって、このメンバーも是非ともやりたかったんです。あるライブ後、松本くんと飲んでいてこのようなハナシをしたところ、大変盛り上がり、じゃあ是非やろう!と。

Q:Voice Of Elementsというバンド名の由来、意味合いを教えてください。

本田雅人:バンド名に関しては則竹君が名付け親なんですけど、実際は歌(ボーカル)のないインストルメンタルなバンドなんですけど、メンバー4人の演奏が歌となり、その4つの要素が集結してこそ出来得る音楽、みたいなイメージですかね。

Q:サウンド的なコンセプトと、このバンドでリスナーに伝えたい事を教えてください。

本田雅人:そもそもこういうフュージョン系の音楽ってのは混ざり物ですから、一言では説明できないのがコンセプトみたいなところがありますが、自分の趣向として、アルバムの場合は延々ソロを聴かせ続けるというよりも、割と曲を楽しむ的なのが好きな方なので、1曲1曲をコンパクトにしようってのはありました。

メンバーはみんなテクニック系が大好きな感じの人が多いんですけど、アルバムは基本的に曲やサウンドを中心に、でもその割には思いのほか魅せるソロパートが散りばめられているっていう感じですかね。またライブになればソロパートの比重も随分変わっていったりして、それがこういう音楽の面白いところなんですよね。

Q:T-Squareの盟友が一同に集ったわけですが、改めて3人のメンバーの「現在」における印象を教えてください。

本田雅人:T-Squareという共通の経験を重ねてきて、それは各々にとって大変貴重な時間だったのは間違いありません。ただ、それもたくさんある人生経験の中の1つで、その後それぞれが違った体験をバラバラにしてるワケですから、逢うたびにちょっとずつ印象の変わった部分というのがあります。大雑把には「昔から変わらないねー。」って印象があるんですけど、特に実際に音を出してみるといろいろな影響が見えてきたりして面白いですね。

意外な事に、実は今までこの4人でっていうのはありそうでなかったんですよ。3人一緒っていうのは結構あるんですけどね。で、初めて4人で音を出してみて、思っていた以上にイイ感じで、とっても音が前に進むというか、躍動感があるんですよ。やはり同じバンドにいた者同士ってのもあるのでしょうけど、その何倍ものパワーを感じます。組み合わせって面白いですよね。

Q:本田さんのプレイの聴き所を教えてください。また、今作では何種類の楽器を使われていますか?

本田雅人:ここ最近の傾向として、ちょっと古いジャズっぽい、ダークな音色に魅かれている感じがあったんですけど、つい最近、ちょっと戻ったというか、ダークもアリで、ハデ系もまた好きになっている自分がいて、結構楽しんでます。今作でもジャズっぽい部分ともっとファンキーな部分の両方があって、ちょうどそれがほどよく入り交ざる時期だった感じですね。

楽器の種類としては、今回はそれほど無茶なものは使いませんでしたね。せいぜい隠し味のカスタネットくらいかな。その分サックス内で楽しんでみました。

Q:松本圭司さんがkeyはもとより、曲、アレンジ、そしてギター、アコーディオンなど随所で活躍されていますね?

本田雅人:本田バンドの場合は、僕の曲をやるのが基本になってますけど、こっちのバンドはせっかくですから、みんなに積極的に参加してもらえるとイイですよね。そういう意味では今回、松本君が曲もいろいろ書いてくれたし、いろんな色が混ざって面白い作品になったのではないでしょうか。

曲、アレンジに関しては、まあ当たり前というか、彼の職業としてごく普通でしょうが、彼、ギターも普通なんです。そこがちょっと普通じゃありませんね。アコーディオンに関しては僕の曲でどうしても欲しかったので打診してみたところ「前にちょっとだけ弾いたことはある」って事だったので、ちょっと無理やりやってもらいました。

もちろん他のメンバーも影では活躍してくれてるんですよ。この編成だとどうしてもフロントになる2人が見えがちですが、その辺はライブを観て頂ければ、それぞれ楽しめるのではないかと思います。

Q:もちろん、全曲が聴き所でしょうが、細部に渡ったピンポイントでの聴き所ネタはありますか?

本田雅人:細かくはいっぱいありますよ。上でも触れていた2曲目のギターソロとか、3曲目の地味にしか聴こえないカスタネットとか、4曲目イントロのヘンな世界とか、6曲目の弦、7曲目のビッグバンド風サウンド、あたりでしょうか。

全体としては、この4人を想定した上での全曲書き下ろし、というのもあって、このメンバーが活きる、ならではの曲創りになっているのではないでしょうか。普通なら後ろに回る事の多いドラムスやベースもこの2人なら前に出るのもお好きなので、結構フューチャーする場面も多いですよね。

個人的には1,3曲目あたりはこの4人っていうのをより意識して、全体でメロディになっていたり、サックスだけじゃなくベースでメロやったりギターみたいにカッティングやってもらったり。無理を承知で難題をぶつけてみれるのもこのバンドならではです。

Q:今後は本田さんのソロと並行してVoice Of Elementsの活動をされていかれますか?

本田雅人:はい、基本的にはそのつもりでいます。ただ、ご承知の通り本田バンドのほうはメンバーの都合により現在活動が難しい状況になっています。だからといって、「次の本田バンドはどうしよう?」とか、まだあまり具体的に考えたくもないですし、それはそれで今は別にイイかなって感じです。

元々この2つのバンド、メンバーは似てますが、自分の中では全く違った感覚で捉えていて、実際やってみても、ホント、メンバー構成や楽器編成によってこんなにイメージが変わるんだなーと改めて思いました。単にある楽器が違う人に代わったというだけではなく、それによって周りとの力関係や人間関係、演奏するポイント等いろいろな事がガラっと変わるんですよね。これも音楽の面白いところです。

今後、この2つのバンドを中心に、それ以外にももっと違ったカタチで幅を拡げていきたいですね。


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●本田雅人with Voice Of Elements

ここに新たなるスーパー・グループが誕生した。T-Square出身の本田雅人(sax)、松本圭司(kbds) 、須藤満(b)、則竹裕之(ds)というテクニック、人気、パフォーマンス、どれをとってもトップ・レベル4人。日本の音楽界を背負い、牽引している彼らが一同に会したそのサウンドは、ジャズ、ロック、ファンクetc、全てのジャンルを取り込み単なるフュージョンでは終わらない、最上級の音楽性とテクニックが凝縮された、まさにこの4人でしか創出する事ができないスーパー・アルバムだ。

本田雅人with Voice Of Elements

●収録曲

1.4P layers
<Composed&Arranged by MASATO HONDA>
本田雅人らしい複雑なキメを配したイントロダクションでスタートするオープニング・チューン。本田のプレイを中心に、須藤のベース・ソロ、松本のエレピ・ソロ、則竹の切れ味抜群のリズム・ワークも冴えまくる。

2.Destiny In The Tube
<Composed&Arranged by KEIJI MATSUMOTO>
本田の奏でるメロウなサックスが印象的なミディアム・チューン。ジャジーなギター・ソロを聴かせるのは、なんと松本圭司。その腕前はかなりのもの。

3.Polka
<Composed&Arranged by MASATO HONDA>
松本の弾くアコーディオンの音色が印象的。メロディーをサックスと共に、ベース、アコーディオンが2分する。スピード感に溢れ情熱溢れるナンバーに仕上がった。

4.Her Life And Two Doves
<Composed&Arranged by KEIJI MATSUMOTO>
本田のソプラノ・サックスをフィーチュアした穏やかな雰囲気と小気味良いリズムが魅力なナンバー。

5.Bulldog
<Composed&Arranged by MASATO HONDA>
EWIを駆使した、ポップだが、ちょっとだけ憂いのあるナンバー。間奏ではEWI、ベース、ドラムによるちょっとしたソロ回しを展開。

6.Lautan Hindia
<Composed&Arranged by KEIJI MATSUMOTO>
バックに生のストリングスを配し、アルバムの中でも最もアコーステイック感を出した美しいバラード。

7.Bop Factory
<Composed&Arranged by MASATO HONDA>
古き良きジャズのエッセンスをVoice Of Elements風に表現したと思われる。本田のサックス・アンサンブルがビッグ・バンド的なエッセンスも感じさせる。須藤のフレットレス・ベース・ソロも美しい。後半はテンポが倍転し華やかな雰囲気で曲を盛り上げている。

8.Mandrake
<Composed&Arranged by MITSURU SUTOH>
8分の6拍子のリズムに乗り、本田はソプラノ・サックスをプレイ。随所に細かなリズムの仕掛けを作ったリズム・セクションの須藤ならではのナンバー。

9.マエストロと少年
<Composed&Arranged by MASATO HONDA>
ここで本田はフルートをプレイ。その多彩な管楽器プレイにはいつもながらに。松本のアコーステイック・ギターのバッキングが利いた、ブラジリアン・サウンドを連想させる。則竹のソロをフィーチュア。

10.Knotty Sticky
<Composed&Arranged by KEIJI MATSUMOTO>
16ビート全開のファンキーなナンバーだが、途中4ビートも絡めリズムも目まぐるしく変化する、スピード感抜群。松本のオルガン・ソロ、本田のソロもまさにノン・ストップ。須藤のスラップ・ソロ、則竹のドラム・ソロも炸裂。

11.夕凪
<Composed&Arranged by MASATO HONDA>
M6同様、アコーステイックな要素を打ち出したシンプルなバラード。歌い上げるような各人のプレイは、最上級のテクニック、表現力の証し。


◆Live Info

《イベント》

「本田雅人 N-S-M」(=VOICE OF ELEMENTS)

7月30日(日)
北海道 倶知安・『くっちゃんJAZZフェスティバル』
会場:倶知安町総合体育館野外特設ステージ
(問)くっちゃんJAZZフェスティバル実行委員会
0136-23-2929 (9:00〜17:00)

8月5日(土)
「本田雅人 N-S-Mスペシャルライブ」(=VOICE OF ELEMENTS)
会場:新潟県 見附市文化ホール アルカディア
(問)見附市文化ホール 0258-63-5321 (平日9:00〜17:15)

VOICE OF ELEMENTS 〜本田雅人・松本圭司・須藤満・則竹裕之〜
FIRST LIVE TOUR 2006 

9月10日(日) 東京 SHIBUYA-AX
  (問) フリップサイド 03-3470-9999

9月11日(月) 静岡 VELVET SOUND
(問) VELVET SOUND 054-264-9696

   9月12日(火) Live House 浜松 窓枠
(問) Live House 浜松 窓枠 053-451-3035

9月13日(水) 大阪 なんばHatch
(問) なんばHatch 06-4397-0572

9月15日(金) 福岡 DRUM Be-1
(問) DRUM Be-1 092-737-5300

9月16日(土) 広島 ナミキジャンクション
(問) ナミキジャンクション 082-249-7363

9月17日(日) 神戸ウィンターランド (問) ウィンターランド 078-252-8030

9月18日(月・祝) 名古屋Electric Lady Land
(問) Electric Lady Land 052-201-5004

※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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本田雅人with Voice Of Elements -須藤満 / 則竹裕之 / 松本圭司

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本田雅人

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