Pファンク入門
2009年4月23日 (木)
変態?色物?それとももの凄い天才集団?異端児の集合体とも言われるPファンク。言葉は知っていても実態はよくわからならない。そんなPファンク初心者のために超簡単(というか大ざっぱ?)にPファンクを解説!Q. Pファンクってなあに?
「One Nation Under A Groove」という言葉がもっとも似合うのがPファンク! 総帥ジョージ・クリントン率いる総勢50人以上からなる集団。もしくは彼らによるへヴィなファンク・ミュージック。マザーとなるグループはParliamentとFunkadelic。語源は諸説あり。Parliamentの「Mothership Connection」(76年)の1曲目に収録されている"P-Funk (Wants to Get Funked Up)"やParliamentとFunkadelicの略、Pure Funk(純粋なファンク)の略とも言われている。
Q. ParliamentとFunkadelicの違いってなあに?
起源はジョージ・クリントンが56年に結成したパーラメンツというドゥーワップ・グループ。パーラメンツは苦節10年、67年ようやくシングルがヒット。そのバックバンドとして雇ったのが「Funkadelic」(ふぁんかでりっく)。パーラメンツはParliament(ぱーらめんと)と名を改めFunkadelicとは別のレーベルと契約。
* 詳しいバイオはコチラ。
Funkadelic・・・ファンク+サイケデリックというグループ名からもわかる通り、よりサイケデリックでロック寄りなサウンドが特徴。客が帰るまで演奏をやめないことを自慢してた(今でもそうだ...)。後期はパーラよりもダンサブルに。レーベルはWestbound〜Warner Bros。
Parliament・・・コミカルでSF風のコンセプトを持ち、キャラクターも多数。一度見たら忘れられない独特のジャケット・デザインはシカゴのアーティスト、ペドロ・ベルが担当。サウンドもシンセやホーンを使った一大ファンク・オペラを展開。レーベルはCassablanca。
Q. Pファンクの主要アーティストは?
George Clinton (じょーじ・くりんとん)
屋外便所で生まれたと言われる筋金入り(?)のPファンク総帥。ソングライターとしてモータウンにいたことも。ワンマンでも知られ部下どもから造反者も出るが、それ以上に人間的魅力にあふれた変態お祭りオヤジ。ソロ活動後は、殿下(Prince)にフックアップされて復活。近年はヒップホップシーン、特に西海岸から熱いリスペクトを受ける。Daz Dillingerの新作にも参加。
Bootsy Collins(ぶーつぃー・こりんず)
Pファンク軍団に入る前はゴッドファーザーJames BrownのバンドJB'sに在籍。ベース・プレイヤーとして才能を発揮し、Pファンク・サウンドを確立したのがこの人。クリントンを脅かすほどの人気者で、Pファンクのあの突拍子のない衣装やコミカルなコンセプトは天真爛漫で派手好きなBootsyからの影響が大きいと言われている。Snoopは同じ星型サングラスをするほどリスペクト。映画『永遠のモータウン』ではベース弾かないで楽しく歌ってます。
Bernie Worrell(ばーにー・うぉーれる)
幼いころから神童と呼ばれクラシックピアノを学び、、大学では音楽理論を学ぶほどの学究肌。その異色の経歴がストリングスやクラヴィなどシンセ(時にはピアニカも!)を駆使したパーラメントのオペラ風サウンドの基礎を作ったと言われるほど重要人物!その才能が買われ、Mtume、Sly & Robbie、Talking Heads、Tom Tom Club、Yoko Ono、Bill Laswellまで、ソウル/ファンク/ブルース/ロック/ニューウェイヴと幅広いジャンルでセッションマンとして大活躍!
Horny Horns(ほーにぃ・ほーんず)
強力なホーン隊が欲しかったクリントンはブーツィーにラバー・バンド結成を命じ、ブーツィーが元いたJB'sのFred Wesley(トロンボーン)、Maceo Parker(サックス)、Richard 'Kush" Griffith(トランペット)を引っ張ってきた。そこに白人のRick Gardner(トランペット)が加わり、Pファンク入り。アレンジはフレッドが担当。
Q. その他、注目のメンバーは?
ヴォーカル〜
・Clarence "Fuzzy" Haskins(ふぁじー・はすきんず)
一番最初にPファンクを脱退し、出戻ったお方。しかしその後、勝手にファンカデリックを初期メンバーのカルヴィン・サイモンとグラディ・トーマスとの3人で名乗ってアルバムを81年に発表して問題に。
・Glen Goins(ぐれん・ごいんず)
78年没。後にQuazarを結成。「Mothership Connction」でその喉を堪能できる。
・Brides of FunkensteinとParlet
Pファンクでは欠かせない女性コーラス・グループ。各々アルバムをリリース。
ギター〜
・Eddie Hazel(えでぃ・へいぜる)
ジミヘン直系ギタリスト。ソロ「Game, Dames Guitar Thangs」があまりにも有名。92年没。
・Gary Shider(げいりー・しゃいだー)
超有名・オムツ姿のギタリスト!
・Michael Hampton(まいける・はんぷとん)
17歳くらいから参加した若いメンバー。エディ・ヘイゼルを受け継いだようなジミヘン風ギターが特徴。
キーボード〜
・Amp Fiddler (あんぷ・ふぃどらー)
89年のクリントンの「Cinderella Theory」から参加し、後期Pファンク・サウンドの要となった人物。兄との組んでMr Fiddlerなるユニットを組んだり、ソロアルバム「Waltz Of A Ghetto Fly」を04年に発表し話題に。
Q. パーラメントのジャケットや歌詞に出てくるあの変な人は誰?
パーラメントのアルバムにはファンクを広めるためのお話がSFチックなイラストと歌詞に込められています。音楽を楽しむのはもちろん、それ以外の部分でもエンターテイメントだったんですね。 それでは、ファンク蔓延計画の壮大なお話、はじまりはじまり〜
「Mothership Connection」
ジャケットに写ってる人がスター・チャイルド(クリントン)。マザーシップのパイロットって設定。
↓
「Clones of Dr.Funkenstein」
Drファンケンシュタイン(クリントン)が、クローンをたくさん作ってファンクを広めようとしてるお話。スター・チャイルドもクローン。
↓
「Funkentelechy Vs. The Placebo Syndrome」
ファンケンシュタインがファンクを失った惑星を見つける。ファンク感覚を麻痺させるスヌーズ・ガンを持つサー・ノウズ・ディヴォイドオブファンクと、ファンク力を強化させるバップ・ガンを持つスター・チャイルドが対決!
↓
「Motor-Booty Affair」
水が苦手なサー・ノウズ(with ランプオブスティールスキン)とスター・チャイルド(with Mrウィグルズ)の水中対決!
↓
「GloryhallastOOpid(or pin the tale on the funky)」
スターチャイルドが、サー・ノウズによってロバに変身させられる!しかしファンケンシュタインによりサー・ノウズは呪文により封じられ、遂にファンクに目覚めたのであった。
↓
「Trombipulation」
サー・ノウズは心を入れ替え、天狗のお鼻が象のお鼻に変化。ファンケンシュタインとスター・チャイルドはサー・ノウズに後を任せて地球を去っていく。めでたしめでたし...(?)
Q. 結局どれから聴いたらいいの?
ファンカデリックなら「Maggot Brain 」と「One Nation Under A Groove」
パーラメントなら「P-funk Earth Tour」と「Mothership Connection」
ブーツィーなら「Ultra Wave」もしくは「What's Bootsy Doin'?」か?
頭を使わずひたすら聴くべし!
ベストもあるよ!
★★ HMVインタビュー:Bootsy Collins
★★ ファンク・セレクション
★★ 再発注目リリース
ソウル/ファンク最新商品・チケット情報
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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