DJ Wadaインタビュー

2004年11月30日 (火)

日本テクノ界の牽引者、DJ Wadaという存在

 日本No.1テクノDJ。このネームに一番ピタリとあてはまるDJは今でもやっぱりWadaさんしかいないと思う。93年、Wadaさんが青山のクラブManiac Loveで始めたテクノ・パーティ<Cycle>は、その後現在までつながる日本テクノシーンの幕開けともなった。果たして10年間続いているテクノパーティは他にあるだろうか。

 Wadaさんのプレイを言い表すキーワードはアシッド、ファンキー、エロスが若干。そしてMix技量はまさに神の領域で、手さばき自体がもはや芸術。DJ歴を遡ればそれこそディスコの時代まで行き着く程の大御大ですが、これまでDJ Mixをノベルティーやブートテープ以外では作品として聴くことができなかった。よって今回、この<Soma>音源を使った(また<Soma>というところがニクイ)Mix CD『New Interpretation』が初のオフィシャルDJ Mix CDとなるワケで、これは事件なのです!ということで、さっそくインタビューを敢行、今回の経緯からDJ観まで、とくと語っていただきました。

Interview With DJ Wada

オフィシャルでは初となるDJ Mix CDですが、これまでリリースしてこなかったのは何か特別な理由があるのでしょうか?また今回はどういった経緯でリリースが実現したのでしょう?
Wada:(以下W)今までは主にCo-Fusionを中心に活動を進めてきたので、DJ Mix CDといった事柄にはあまり関心を寄せていなかったのですが、今年になって、自分の中にあるCo-Fusionの一部分的なものだったり、そことはまた違った側面であったりするものを、新しく別な形とかやり方に拡大して見せていくのも面白いかなって考えるようになってきました。ちょうど、この企画とのタイミングもよかったという事も大きかったです。

Wadaさんは何と言ってもEQ使いの名手だと思うのですが、Mixする上で特にこだわっている点、ポイントを置いている点は何でしょうか?
W:どうもありがとうございます。MixやEQ調整については、あまり意識して、これはこう!という感じでやっているわけではないのですが、だいたいMixしている時は出たとこ勝負みたいな感じが多くて、例えばハイならハイを少しづつ合わせてみてグルーブが合いそうなら混ぜてみたり、合わない感じだと思いきって差し替えてみるとか、その場その場に応じたやり方でやっています。

現場でプレイするのとこういったレコーディングMixの違いはありますか?
W:今回は一発録りでの録音だったので、Mixをする感じは、現場との違いはほとんどありませんでした。ただ、オーディエンスのいない空間だったという事と、時間的制限が79分以下という事はありました。

今回は<Soma>レーベルの音源を用いていますが、選曲する上で何かコンセプトのようなものはありますか?
W:基本的には、自分の好きな曲を選ばせてもらいました。

今回のような音源的な制約はMixする上でどのような影響がありますか?また、制約が無い場合との違いはあるのでしょうか?
W:テクニカル面でいうと、<Soma>の音源はストリングスのようなウエットな音が入っている曲が多いんですけど、今回選んだものの中にもだいたいそういう要素が入っていたりしたので、聴いていてなるべく自然な流れを作る事と、Mixしたときの中域どうしの音の混ざりぐあいには、特に気を使いました。

今回の<Soma>もそうだと思いますが、思い入れのあるレーベル、また最近注目している新レーベルやアーティストなどいましたら教えて下さい。
W:あまり1つのレーベルや、1組のアーティストに特別に執着は持たないようにはしてい るのですが、(影響を受けやすいので…)<Perlon><!K7>などは好きなレーベルです。

CDJやMixソフトウェアなど、DJ Mixにおける新しいツール、手法が開発されていますが、それに関してどのようにお考えですか?
W:選択肢が広がって良いと思います。それによって新しい使い方や、誰もが思ってもみなかった手法が出て来てくれたら、さらに面白くなってくると思います。

例えばアナログターンテーブルが無くなるなど、今後、将来的にDJスタイルはどのように変容していくと思われますか?また、それに伴ってご自身のMixスタイルも変容していくのでしょうか?
W:将来的なMixスタイルの変容という事に関しては、その時になってみないとわかりません。個人的には、アナログターンテーブルも1つの選択肢としていつまでも残っていってほしいと思っています。

最後に、WadaさんにとってDJとは、Mixとは何でしょうか?
W:二次的創造。それぞれのトラックの、それぞれの持つイメージを組合わせて、さらに違ったイメージに変化させ作り出す事が可能なもの。


DJ Wadaイベントスケジュール
・12/4(土)Cyclization@Maniac Love
・12/10(金)The 11th Anniversary Bash!!@Maniac Love
・12/11(土)Reel Up Xmas '04 (Co-Fusion Live Set)@Womb
・12/25(土) 福井(TBA)
・12/31(金)Countdown Party@Maniac Love

DJ Wada's Current Top 5
・Pole / Raum / Raum 2 Variation (Kit Clayton)
・Cabaret Voltaire / Nagnagnag (Akufen Mix)
・Mossa / Scope
Ricardo Villalobos / Au Harem D'archimede
Murcof / Memoria (Sutekh's Trisagion Mix)

DJ Wada's All Time Top 5
Brian Eno & David Byrne『My Life In The Bush Of Ghosts』
Holger Czukay / Cool In The Pool
Durutti Column / Danny
・400 Blows / Black And White Mix Up
Mugison / One Day She'll Park The Car

DJ Wadaバイオグラフィー
実に20年以上というその豊富なDJキャリアと、国内トップクラスのテクニックが絶大な支持を得ているDJ Wada。日本のテクノのクラブの老舗として今も世界中のDJから愛されるクラブ「Maniac Love」のオープンから10年以上レジデントとして第一線で活躍し続けているDJ。Heigo TaniとのユニットCo-Fusion、Atomなどの名義で多くの作品を世界中でリリース。日本国内では現在までに3枚のCDと10枚以上の12インチシングルをリリースしている。現在までにヨーロッパ、アメリカ、アジアなど世界中のビッグ・パーティーに出演(スペインの<Sonarにも1998年に出演している)、国内でも「フジロック」「WIRE02」「レインボー2000」など、大規模なフェスに度々出演を重ねて来たDJ Wada。近年、それまでのハードなテクノ・トラック中心のDJスタイルから、テクノ、ミニマル、クリックハウス、エレクトロまでを幅広く使用する、より音楽的なスタイルへとそのDJスタイルを変貌させてきている。現在複数のMix CDをリリースするプロジェクトが進行中。

HMV Mix Master 2004
・HMV各店では現在Mix Masterキャンペーンを実施中。対象商品購入後応募で 豪華商品をプレゼント。詳しいお問い合わせはHMV各店まで。(hmv.co.jpではこのキャンペーンは行っておりません)
・Mix Masterの対象にもなっている2004年を賑わせたMix CDはこちら

ハウス/クラブミュージック最新商品・チケット情報

※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

featured item

New Interpretation Mixed & Selected

CD

New Interpretation Mixed & Selected

DJ WADA

価格(税込) : ¥2,640

発売日:2004年11月25日

  • 販売終了

%%header%%閉じる

%%message%%

featured item

Soma Compilation 2004

CD 輸入盤

Soma Compilation 2004

価格(税込) : ¥2,849
会員価格(税込) : ¥2,479

発売日:2004年11月22日

  • 販売終了

%%header%%閉じる

%%message%%


Discography