Top 100 Japanese pops Artists - No.81

2003年9月11日 (木)

「Are You Yellow Monkey?」
Yellow Moneky(イエローモンキー)とは、その名の通り”黄色い猿=日本人”。欧米ロックへのコンプレックスと、本物でありながら本物になれないという逆説的な開き直りにもにたアンビバレンツな感情のもと、日本産のロックを展開してきた。

イエモンは1989年、吉井和哉を中心に結成。その後、吉井、菊池英昭(ギター)、廣瀬洋一(ベース)、菊池英二(ドラム)という黄金の布陣がそろい、12月28日に渋谷ラ・ママに初主演。それ以来この日は、イエモンに誕生日として年によって特別ライブ『メカラ ウロコ』が行なわれてきた。

彼らは初期から、対バンしたバンドの客すら惹きつける力を持っており、地道なライブ活動を続けながら、91年7月にはインディーズの『ENGINE』よりBunched Birthをリリース。翌92年5月にRomanist Tasteでメジャーデビューとなった。

一筋縄ではいかないマニアックな楽曲と、皮肉とユーモアの一体となった歌詞。そしてグラマラスなライブで着実にファンを獲得。デヴィッド・ボウイからマークボランを彷彿とさせる吉井和哉のボーカルと、LAメタルUSハードロックを吸収しながらも、グラムや、イギリス的パンクの要素も感じさせるサウンドは、やはり日本でも希有な存在として異端視される。

95年2月には4作目となるSmileをリリース。このアルバムは一般リスナーにも十分アピールできるポピュラリティーを持った作品であり、オリコンチャートで初登場4位を記録。ついにブレイクを果した彼らは、その年の4月に武道館公演、同年11月には早くもニューアルバムFor Seasonsをリリースし、初登場1位を記録と、人気バンドとして確固たる地位を築いた。

97年にはアルバムSicksをイギリスでリリースし、海外進出を実現。
数々のシングルヒットと、アルバムヒットを飛ばし、着実な成長とロックバンドとしての姿を示してきたイエモン。時に骨太なロックに向かったかと思うと、その後にはすぐ打ちこみなどを使用したダンサブルな楽曲にチャレンジするなど、音楽的な幅を広げながら成長。

しかしながら、数々のバンドが解散をしていった99年に、遂にイエモンも活動休止を発表。日本武道館公演をもって無期限に活動休止となった。
その後、ご存知のようにheeseyは自身のソロバンドHeesey With His Duddysを結成。一方、吉井和哉もYoshii Lovinsonとして3年のブランクをおいて音楽シーンに復帰。あいかわらずシニカルな詞と、お馴染みの心にずしりとくる歌声を披露している。

※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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