オノフリ&ミュンヘン室内管/ベートーヴェン:交響曲第5〜7番、他(3CD)

2026年09月09日 (水) 10:00 - HMV&BOOKS online ニュース - クラシック


ベートーヴェン×オノフリ・マジック=爽快な疾走感を超えた最高にスリリングな滑空体験
最高のエンターテインメント性に満ちたベートーヴェン!
日本語解説付き国内限定仕様


オノフリ率いるミュンヘン室内管弦楽団、待望の新譜が登場します。プログラムは、ベートーヴェンの交響曲第5番、第6番、第7番+ケルビーニ[1760-1842]、スポンティーニ[1774-1851]、ロッシーニ[1792-1868]という興味深い内容。ベートーヴェンの『田園』では、世界初録音となる、一時は構想されながらも最終的には退けられた別稿の第2楽章の終結部(4小節)を収録しているのも注目です。
 ベートーヴェンはケルビーニの崇拝者であり、スポンティーニの劇的な大胆さを注意深く追いかけ、またロッシーニの公的な成功を批判的でありながらも深く魅了されながら見守っていました。特にケルビーニについては「同時代人の中で私がもっとも評価する人物」と述べていて、ケルビーニの作品から大きな影響を受けています。また当時のイタリアの序曲と併せて聴くと、ベートーヴェンの偉大な交響曲にも演劇的な要素が多いことに気づかされます。
 実際、オノフリの指揮は「ため」と「放出」のエネルギーの緩急のつけかたが抜群で、そこかしこに「こんな旋律があったのか」と驚かされる響きの連続。『運命』第1楽章の終結部なども、誤解をおそれずに言えばどこかゲーム音楽のようにも聴こえてしまうワクワク感に満ちています。第7番でのエネルギーの炸裂、一音ごとにハーモニーが変わる場面での見せ方など、オノフリ節全開で、メンバーもそれに全力でこたえています。

【『田園』第2楽章終結部について】
ボンのベートーヴェン・ハウスに保存されている作品68の自筆譜を見ると、第2楽章で、ベートーヴェンは現在演奏されている最後の3小節をいったん削除し、その代わりに新たな4小節の終結部を書き加えていたことが分かります。しかし、出版元ブライトコプフ&ヘルテル社のために浄書譜を作成する筆写譜師へ送る前に、考え直して、新たに書き加えた4小節全体に大きな×印を記し、さらに「bleibt(そのまま)」という指示を書き添えて、当初の終結へと戻したのです。本録音では、最終的に出版された版に加え、資料的価値を考慮して、この作曲者自身によって一時は構想されながらも最終的には退けられた別稿の終結部も収録しています。

【エンリコ・オノフリ(ヴァイオリン、指揮)】
ヴァイオリン奏者としてキャリアをスタートさせたオノフリは、若くしてサヴァール率いるラ・カペラ・レイアル・デ・カタルーニャのコンサート・マスターに抜擢され、イル・ジャルディーノ・アルモニコのコンサート・マスターも長年務め、バロック・ヴァイオリン奏者として世界を席巻しました。2002年からは指揮活動も行っています。ミュンヘン室内管弦楽団では、3人いるアソシエイト指揮者のひとりとして指揮をしています(もう2人は、イェルク・ヴィトマンとバス・ヴィーゲルス)。ヴァイオリンを演奏するときにオノフリから振りまかれた活き活きとしたオーラ、時に聴き手を驚かせるような仕掛けは指揮をしていてもまったく変わらないどころか、楽団員全員がオノフリ・マジックにかかっているかのように増幅されています。実に活き活きと弾むような響きで、音楽の喜びがまばゆく発散されています。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1
● ケルビーニ:歌劇『メデ』序曲
● ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』
● スポンティーニ:歌劇『オリンピア』序曲

Disc2
● ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』
● ロッシーニ:歌劇『ギョーム・テル(ウィリアム・テル)』序曲
● ベートーヴェン:交響曲第6番 第2楽章の終結部、別案
(世界初録音)

Disc3
● ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 Op.92
● ケルビーニ:交響曲ニ長調

 ミュンヘン室内管弦楽団
 エンリコ・オノフリ
(指揮)

 録音時期:2025年7月、8月、11月
 録音場所:ミュンヘン
 録音方式:ステレオ(デジタル)

 日本語解説付き国内限定仕様

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