P・ヤルヴィ&チューリッヒ・トーンハレ管/マーラー:交響曲第2番『復活』
2026年09月04日 (金) 09:30 - HMV&BOOKS online ニュース - クラシック

爽快なまでの音楽運びと精神性を両立! パーヴォ・ヤルヴィの『復活』
パーヴォ・ヤルヴィとトーンハレ管によるマーラー交響曲全集の第4弾に『復活』が登場。パーヴォはこの大作を取り上げるにあたり、編成や楽曲規模の巨大さはもちろん、そこに込められた思想や精神的な大きさに着目。作曲中のマーラーが肉親の相次ぐ死去に見舞われていたほか、当初活動拠点としていたブダペストでの反ユダヤ主義的プレス・キャンペーンにさらされるなど、精神的社会的な苦境に立たされていたことを指摘、「いかに指揮者として有名になろうとも、彼は常にアウトサイダーであった」と、逆境や孤立が作品の背景にあることを示唆しています。
ここでの基本的な音楽運びはパーヴォらしくきびきびとしたもので、常に颯爽としていながら明暗をくっきりと描き分け、細部に込められた機微の扱いも細やかで丁寧。また複雑極まりないスコアを明確な整理とコントロールでクリアにしながら、併せて最大限の効果を導いています。第1楽章からその統率は見事であり、伸びやかで推進力のある第2楽章、諧謔性が強調されたスケルツォ、クルレンツィスなどとの共演で知られるアンナ・ルチア・リヒターの澄んだ歌声が映える『原光』の美しさも格別。そして終楽章はマーラーが作品に込めた意図を極限まで発揮して混沌を大きく描いたのちに、クライマックスでは高いテンションを保ちながらもたっぷりと精神の肯定を歌い上げています。(輸入元情報)
【収録情報】
● マーラー:交響曲第2番ハ短調『復活』
第1楽章 Allegro maestoso. Mit durchaus ernstem und feierlichem Ausdruck
第2楽章 Andante moderato. Sehr gemachlich
第3楽章 In ruhig fl iessender Bewegung
第4楽章 “Urlicht” Sehr feierlich, aber schlicht
第5楽章 Im Tempo des Scherzo. Wild herausfahrend(6トラック)
マリ・エリクスモエン(ソプラノ)
アンナ・ルチア・リヒター(メゾ・ソプラノ)
チューリッヒ・ジングアカデミー
チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
録音時期:2025年11月
録音場所:チューリッヒ、トーンハレ
録音方式:ステレオ(デジタル)
収録時間:84分
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