ニケ&ル・コンセール・スピリチュエル/ドラランド:『王の晩餐のためのサンフォニー』
2026年08月10日 (月) 17:30 - HMV&BOOKS online ニュース - クラシック

フランス王の日常を彩った合奏曲にニケが異色編成で臨む
リュリ亡き後にフランスの「太陽王」ルイ14世の王室音楽総監督を務めた作曲家ミシェル=リシャール・ドラランド(ド・ラランド)。2026年に歿後300周年を迎えた彼の器楽分野での代表作『王の晩餐のためのサンフォニー』を、ニケ&ル・コンセール・スピリチュエルがユニークな構成で録音しました。
ドラランドは20代半ばにして王室で役職を得、間もなくヴェルサイユ宮殿の余興のひとつとして人気を得ていた王の公開晩餐を彩る音楽も任されるようになります。当初は絶対君主の威厳と趣味の良さを示すべく大編成の管弦楽で披露されていたそれらの合奏曲は、続くルイ15世の時代にも規模を縮小した形で王室の食卓を彩り続けました。
他の音楽家たちによる抜粋譜だけが残り、オーケストレーションや楽章の取捨選択が必須となるこれらの音楽を、本盤ではルイ15世時代の演奏事情に合わせて小ぶりの編成向けに再構成。2群に分けられた合奏にはバスーンのジェレミー・パパセルジオーやオーボエのエルサ・フランク、チェロのトゥルモー・ダーレンなど名手たちが参加。大御所マッシモ・モスカルドや気鋭ブリュノ・エルストロフェールを含む4人ものテオルボ奏者、ソロ活動が目立つ鍵盤奏者ヨアン・ムーランも加わっています。起伏に富んだ楽章の数々を通じ、王の食卓の豊かさまで感じられるような精彩に満ちた演奏がたまりません。ルイ14世の義妹オルレアン公妃がフランス王室のトイレ事情を嘆いた有名な手紙の朗読をはさみ、アルバム末尾では当時の流行歌を管弦楽伴奏で披露する指揮者ニケのみごとな美声も味わえます。(輸入元情報)
【収録情報】
ドラランド:
01. 『妖精たちの舞踏劇』のシャコンヌ(第2組曲より)
●第1カプリース(第6組曲より)
02. Fierement et detache I Gracieusement
03. Un peu plus gay I Viste
04. Gracieusement
05. Vivement
06. Trio, doucement
07. Violon seul et Vivement
08. Vivement I Doucement I Vivement
● 遮られた組曲(第9、第11組曲より)
09. Ouverture
10. Deuxieme Air, Legerement
11. Troisieme Air, Legerement
12. Sinfonie du Ballet de la Paix
13. Petit choeur - Pere des jeux
14. Menuet de l'Hymen champetre
15. Air de Paysan
● ミルフィーユ(第11、第13、第14、第15組曲より)
16. Rondeau de l'amour flechi par la constance
17. Canaries de l'Hymen champetre
18. Air vif
19. Trio
20. Bourree pour les Maures de Cardenio
21. Menuet de Cardenio
22. Passepied du Ballet de l'Inconnu
23. Chaconne. Mouvement gracieux
●第3カプリース(5声部による第8組曲より)
24. Gracieusement
25. Deuxieme Air. Mineur
26. Troisieme Air. Presto
27. Gigue. Gracieusement
28. Quatuor. Doucement I Prelude
29. Air vif
30. 朗読:オルレアン公妃の手紙より(1694)
31. 酒の歌『なぜ我々は水なんて飲んでいるのか?』(1683)
32. 見世物を締めくくる舞踏歌
ル・コンセール・スピリチュエル(古楽器使用、歌:31)
ジャン=フィリップ・デルソー(朗読:30)
エルヴェ・ニケ(指揮、歌:31,32)
録音時期:2025年4月
録音場所:フランス、グラン・ポワティエ・テアトル・オーディトリアム(TAP)
録音方式:ステレオ(デジタル)
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