グリンゴルツ、ゲルツェンベルク/シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(ソナチネ)第1〜3番、他
2026年08月10日 (月) 18:00 - HMV&BOOKS online ニュース - クラシック

グリンゴルツとゲルツェンベルクが解き明かす、シューベルト『ソナチネ』の真の価値
2022年に結成されたイリヤ・グリンゴルツとアントン・ゲルツェンベルクのデュオによるシューベルトは、誤解の歴史を経た作品群の真価を歴史的アプローチによって解き明かす意欲作。
1816年から1827年にかけてシューベルトが遺したヴァイオリンとピアノのための作品は、作曲家の創造的な進化を示す重要な軌跡でありながら、歴史的に過小評価されてきました。初期の3つのソナタはアマチュア向けの平易な作品とみられて出版時にアントン・ディアベリによって『ソナチネ』と題され、現在はその独創性などが注目されている晩年の『幻想曲』は初演時に技術的難解さから批判を受けています。
グリンゴルツはガット弦を張った1718年製ストラディヴァリウス「ex-Prove」を、ゲルツェンベルクは1819年頃のコンラート・グラーフ製フォルテピアノの再現楽器を使用。これらの楽器の繊細な響きに加え、初期ソナタから晩年の『幻想曲』に至るまで反復部において即興的な装飾を大胆に導入しており、ここに収録された作品群が、古典的形式への深い理解と精緻なバランスや緻密な対話といった高度な音楽的成熟を要求している事実を明らかにしながら、なおかつその歌謡性を活き活きと表出する見事なアプローチを聴かせます。(輸入元情報)
【収録情報】
シューベルト:
● ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(ソナチネ)第1番ニ長調 D.384
● ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(ソナチネ)第3番ト短調 D.408
● ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 D.934
● ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(ソナチネ)第2番イ短調 D.385
イリヤ・グリンゴルツ(ヴァイオリン)
使用楽器:クレモナのアントニオ・ストラディヴァリ1718年制作「ex-Prove」
アントン・ゲルツェンベルク(フォルテピアノ)
使用楽器:ウィーンのコンラート・グラーフ1819年頃制作楽器に基づく、チェコ、ディヴィショフのポール・マクナルティによる2015年制作再現楽器
録音時期:2025年1月12-15日
録音場所:イタリア、パドヴァ、サラ・デッラ・カリータ
録音方式:ステレオ(デジタル)
収録時間:87分
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