ラトル&バイエルン放送響/マーラー:交響曲第2番『復活』
2026年08月03日 (月) 20:00 - HMV&BOOKS online ニュース - クラシック

更なる頂点を目指す、ラトル3度目の『復活』!
大地の歌(2018年1月)、第9番(2021年)、第6番(2023年9月)、第7番(2024年11月)と続いてきたラトルとバイエルン放送響のマーラー・チクルス、第5作は『復活』です。ラトルが12歳の時に演奏に接して指揮者を志すきっかけとなった曲で、これまで首席指揮者を務めたバーミンガム市交響楽団、ベルリン・フィルと録音しており、またバーミンガム市響の首席指揮者退任コンサートなど特別なイベントでも取り上げてきました。
その解釈は十分に練れているはずですが、ここではマーラーの錯綜するスコアとそこに込められた感情や願望、幻視の世界まで明らかにするような克明極まる演奏を聴かせます。第1楽章は低弦群とティンパニの演奏が耳を惹きつけます。音圧がありつつも極めて俊敏にアクセントを効かせ、フレーズを語尾までくっきりと描き、ややもすれば埋もれがちだった音型の数々を浮かび上がらせます。金管群も天上的なまろやかさから激しい強奏まで美感のある響きで演奏。中間楽章も含めてやや速めのテンポで進めていきますが、最後の5分ほどは歩みを少し緩めて力強く踏みしめるかのように音楽を運び、合唱と共にすさまじい高揚を見せます。この合唱団を長らく指導した合唱指揮界の巨匠ダイクストラの貢献も大きいでしょう。
録音も響き過ぎず、ドライにならず、不自然なクローズアップも無しに、この曲の多彩なディテールと広大な音響世界を巧みにまとめています。ラトルの指揮能力、バイエルン放送響の演奏能力に、イザールフィルハーモニーの音響とエンジニアの手腕あっての録音ならではの成果と言えるでしょう。(輸入元情報)
※全曲の演奏時間比較(輸入元情報)
CBSO(1986) 85:42
BPO(2010) 86:28
BRSO(2026) 82:44

【収録情報】
● マーラー:交響曲第2番ハ短調『復活』
ルイーズ・オルダー(ソプラノ)
ベス・テイラー(メゾ・ソプラノ)
バイエルン放送合唱団(コーラスマスター:ペーター・ダイクストラ)
バイエルン放送交響楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
録音時期:2026年3月18-20日
録音場所:ミュンヘン、イザールフィルハーモニー・イン・ガスタイクHP8
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
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