ドーリック弦楽四重奏団/ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 第3集(2CD)
2026年07月07日 (火) 17:00 - HMV&BOOKS online ニュース - クラシック

ドーリック弦楽四重奏団/ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 第3集
1998年に活動を開始したイギリスのドーリック弦楽四重奏団。2008年の大阪国際室内楽コンクール優勝を機に日本でも高い人気を誇り、古典派から現代音楽まで 深く誠実な解釈で世界を魅了してきました。結成25周年を機にベートーヴェンの全曲録音を始動し、作曲者の没後200年にあたる2027年の完結を目指しています。
この第3集でも、初期・中期・後期の作品を入れて作曲家の創作の軌跡を概観できるよう構成。作品18でのみクラシカル・タイプの弓を使用していますが、そのアプローチは大胆でエネルギッシュ。チェロのマイヤーズコフは作品18について「きわめて古典的で洗練されていると同時に、ベートーヴェンならではの大胆で思い切った仕掛けがある」「いわばターボチャージャー付きのハイドン」と語っています。第9番のシンフォニックでエネルギッシュなアプローチ、第10番の精妙さ、そしてベートーヴェンの弦楽四重奏曲創作最後の2曲では、楽想の急変や不協和音も容赦なく強調しつつ、雄大さや抒情も備え、作品の深遠さに相応しい演奏となっています。
ドーリック弦楽四重奏団は2024年に大きなメンバー・チェンジがあり、このアルバムは現メンバーでの最初の録音。新たに加わった第1ヴァイオリンのマイア・カベザは、オーロラ管のリーダーとヨーロッパ室内管の第2ヴァイオリン首席を務めており、ピリオド楽器のアンサンブル「スプニクニフェ」のモーツァルト:弦楽五重奏曲全集録音にも参加しました。同じく新メンバーでヴィオラのエマ・ヴェルニグは1999年生まれの若手で、2017年のセシル・アロノヴィッツ国際コンクール優勝、デンマーク放送響の首席奏者を務めたこともあり、その雄弁で意欲的な演奏は、ベートーヴェン作品に対するドーリックのアプローチを一層強化しています。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
ベートーヴェン:
1. 弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.18-3 (1798-1800)
2. 弦楽四重奏曲第9番ハ長調 Op.59-3『ラズモフスキー第3番』 (1806)
3. 弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 Op.74『ハープ』 (1809)
Disc2
4. 弦楽四重奏曲第15番イ短調 Op.132 (1825)
5. 弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135 (1826)
ドーリック弦楽四重奏団
マイア・カベザ(第1ヴァイオリン)
イン・シュエ(第2ヴァイオリン)
エマ・ヴェルニグ(ヴィオラ)
ジョン・マイヤーズコフ(チェロ)
録音時期:2025年4月28-30日(4,5)、12月17-20日(1-3)
録音場所:イギリス、サフォーク、ポットン・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル)
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