セルジオ・アッツォリーニ、ロンダ・アルモニカ/ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲集
2026年06月10日 (水) 18:00 - HMV&BOOKS online ニュース - クラシック

ヴィヴァルディのファゴット協奏曲完結編!
アッツォリーニが奏でる機微に満ちた音色、
シャリュモーからホルンまで、多彩な音色のオーケストラの魅力!
ヴィヴァルディ・エディション第76弾は、ファゴットの名手アッツォリーニを迎えてのファゴット協奏曲集。ヴィヴァルディのファゴット協奏曲は全部で39曲(断片含む)残されており、1725年頃から晩年にかけて作曲されました。古楽ファゴットの名手アッツォリーニが第6弾となる本盤をもってついに全曲録音を完遂しました。
ヴィヴァルディの時代、ファゴットはもっぱら通奏低音を担う楽器でしたが、プラハのモルツィン伯爵の楽団の音楽家たち、あるいはドレスデン宮廷楽団に属した驚異的な名手アントン・メーザー、さらには「RV.502」の献呈相手として知られるヴェネツィアのジュゼッペ(ジョゼッピーノ)・ビアンカルディなど、たいへんな名手も存在しておりました。もちろんどの作品も当時の第1級のアンサンブルを想定して書かれております。ここでアッツォリーニは自らのアンサンブル「ロンダ・アルモニカ」を率いて、オーボエやフルート、シャリュモー、クラリネット、さらにはホルンまでを加えた充実した編成を採用。ドレスデン宮廷楽団の壮麗な伝統にならった多様な響きと雰囲気を生み出しています。
今回は、RV.501『夜(La Notte)』、RV.478、RV.487、RV.466に加え、断片的にしか伝わっていない2曲、RV.468とRV.482も収録されております。ハ長調のRV.468は冒頭の2楽章(Allegro moltoとAndante)のみが現存し、ニ短調のRV.482に至っては冒頭のAllegro moltoだけが残されているだけ。そこでアッツォリーニは同じ調性によるチェロ協奏曲 RV.399およびRV.406から楽章を編曲し演奏しております。低音域を担うファゴットとチェロが持つ親和性、そして時に驚くほど似通った性格が際立たせられており、興味深いものがあります。さらにもう1曲、チェロ協奏曲 RV.402もファゴットで演奏してディスクを締めくくっています。超絶技巧はもちろんのこと、穏やかな旋律での音色と雰囲気の魅力は格別。ヴィヴァルディが名手たちのために書いた協奏曲をアッツォリーニが最上のかたちで響かせています。(輸入元情報)
【収録情報】
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲集
● 協奏曲変ロ長調 RV.501『夜』
01. Largo - Andante molto
02. Presto Fantasmi
03. Presto
04. Il Sonno
05. Allegro Sorge L'Aurora
● 協奏曲ハ長調 RV.478
06. Allegro
07. Larghetto
08. Allegro
● 協奏曲ヘ長調 RV.487
09. Allegro
10. Largo
11. Allegro
● 協奏曲ハ長調
12. Allegro molto [RV.468/1]
13. Andante [RV.468/2]
14. Allegro [RV.399/3*]
● 協奏曲ニ短調
15. Allegro molto [RV.482/1]
16. Andante [RV.406/2*]
17. Minuet [RV.406/3*]
● 協奏曲ハ長調 RV.466
18. Allegro
19. Largo
20. 表情記号なし
● 協奏曲ハ短調 RV.402*
21. Allegro
22. Adagio
23. Allegro
*:オリジナルはチェロ協奏曲
セルジオ・アッツォリーニ(ファゴット、指揮)
使用楽器:ペーター・デ・コニング2014年製、1710年頃の制作者不明の楽器のコピー
ロンダ・アルモニカ
録音時期:2022年8月
録音方式:ステレオ(デジタル)
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