ヴィト&ラインラント=プファルツ州立フィル/ノスコフスキ:交響曲第3番『春から春へ』、他
2025年06月20日 (金) 17:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
ポーランド交響楽の記念碑、ノスコフスキの交響曲全集が
同郷の巨匠ヴィトの指揮で完結
「ポーランド人作曲家による初の本格的な交響曲」と評価されるノスコフスキの3曲の交響曲。第1番と第2番を収めたディスクに続き、アントニ・ヴィトの指揮で全集完結です。
交響曲第3番『春から春へ』はドイツ風のスタイルを留めていた前2作よりも一層民族色が強く、4楽章構成で演奏時間40分ほどの大作。躍動的な春に始まり、夏は白夜の季節を思わせるロマンティックなアダージョ、秋が収穫の祭りのにぎやかな描写なのはヴィヴァルディを思わせます。終楽章は沈鬱な冬の描写で始まり、雪嵐を思わせる盛り上がりを見せた後、浄化されたように澄んだ響きを経て春の回帰を喜ばしく讃えて結ばれます。当時のポーランドは独立を失い、ロシアとプロイセンに分割支配されていました。祖国の独立回復を願う「若きポーランド」と呼ばれた芸術思潮では「冬を越えて再び巡り来る春」は祖国の再興を象徴する表現で、この作品のワルシャワでの初演も好評で迎えられました。
併録の交響詩『大草原』は演奏時間20分ほどの作品で、ポロネーズのリズムやウクライナの民俗楽器トルバンの模倣といった民族的要素を随所に織り込み、ポーランドとコサックの対立と自然を大きなスケールで描いたもの。ボロディンの『中央アジアの草原にて』に通じる趣があります。(輸入元情報)
【収録情報】
ノスコフスキ:
● 交響曲第3番ヘ長調『春から春へ』 (1903)
1. 春
2. 夏:聖ヨハネ前夜祭の美女
3. 秋:収穫祭にて、祝祭の歌と踊り
4. 冬:自然の静寂と孤独、吹雪 - 春の再来
● 交響詩『大草原』 Op.66 (1896)
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団
アントニ・ヴィト(指揮)
録音時期:2024年6月17-21日
録音場所:Ludwigshafen, Philharmonie
録音方式:ステレオ(デジタル)
同郷の巨匠ヴィトの指揮で完結
「ポーランド人作曲家による初の本格的な交響曲」と評価されるノスコフスキの3曲の交響曲。第1番と第2番を収めたディスクに続き、アントニ・ヴィトの指揮で全集完結です。
交響曲第3番『春から春へ』はドイツ風のスタイルを留めていた前2作よりも一層民族色が強く、4楽章構成で演奏時間40分ほどの大作。躍動的な春に始まり、夏は白夜の季節を思わせるロマンティックなアダージョ、秋が収穫の祭りのにぎやかな描写なのはヴィヴァルディを思わせます。終楽章は沈鬱な冬の描写で始まり、雪嵐を思わせる盛り上がりを見せた後、浄化されたように澄んだ響きを経て春の回帰を喜ばしく讃えて結ばれます。当時のポーランドは独立を失い、ロシアとプロイセンに分割支配されていました。祖国の独立回復を願う「若きポーランド」と呼ばれた芸術思潮では「冬を越えて再び巡り来る春」は祖国の再興を象徴する表現で、この作品のワルシャワでの初演も好評で迎えられました。
併録の交響詩『大草原』は演奏時間20分ほどの作品で、ポロネーズのリズムやウクライナの民俗楽器トルバンの模倣といった民族的要素を随所に織り込み、ポーランドとコサックの対立と自然を大きなスケールで描いたもの。ボロディンの『中央アジアの草原にて』に通じる趣があります。(輸入元情報)
【収録情報】
ノスコフスキ:
● 交響曲第3番ヘ長調『春から春へ』 (1903)
1. 春
2. 夏:聖ヨハネ前夜祭の美女
3. 秋:収穫祭にて、祝祭の歌と踊り
4. 冬:自然の静寂と孤独、吹雪 - 春の再来
● 交響詩『大草原』 Op.66 (1896)
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団
アントニ・ヴィト(指揮)
録音時期:2024年6月17-21日
録音場所:Ludwigshafen, Philharmonie
録音方式:ステレオ(デジタル)
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