フランチェスカッティ/フランスにおける未発表ライヴ音源集 第2集
2025年06月17日 (火) 19:00 - HMV&BOOKS online - クラシック

これぞフランチェスカッティの真骨頂。
1972年12月、シュミット=イッセルシュテット指揮のブラームスと、
1970年5月、クレツキ指揮のチャイコフスキー、
ともにシャンゼリゼ劇場でのライヴ、正規初出ステレオ音源!
国立視聴覚研究所(INA)からの提供音源をもとに、丁寧なCD復刻で定評を集めるスペクトラム・サウンドのシリーズ「ベルアーム」。当アルバムは20世紀を代表する大ヴァイオリニストのひとり、ジノ・フランチェスカッティ[1902-1991]の正規初出音源の初CD化です。同時代を生きたオイストラフ、ハイフェッツにくらべ、長いキャリアにしては録音が少ないフランチェスカッティ。それだけに初出音源は嬉しい限りです。
唯一無二の美しい音色で多くの聴衆を魅了した「ライヴの演奏家」フランチェスカッティ。この度、INAおよびラジオ・フランスに保管されていた貴重な音源からはじめてCD化されるのはブラームス(1972年12月6日、ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮フランス国立放送管弦楽団との共演)とチャイコフスキー(1970年5月5日、パウル・クレツキ指揮フランス国立放送管弦楽団)、ともにシャンゼリゼ劇場におけるライヴ、ステレオ収録です。
ブラームスはベートーヴェンに次ぎいくつかのライヴ音源が存在しますが、ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮フランス国立放送管弦楽団との当ライヴは自由自在な演奏表現という言葉がぴったりな、歌うように奏でるフランチェスカッティの美音を堪能することができます。
チャイコフスキーもまた最も得意とした作品で、トーマス・シッパーズ指揮ニューヨーク・フィルハーモニック(1961年12月)との録音は今もなお名盤として知られますが、当アルバムに収録されたのはその録音から8年半後の1970年5月のライヴです。驚くべき技巧のカデンツァはフランチェスカッティならでは。基本アウアーのカデンツァで演奏しておりますが、オクターヴで音を加えたり、他のどの奏者とも違うボウイングによる演奏はまさに唯一無二。これほど情感豊かに演奏できる奏者はいないのではないかと思わせる凄みがあります。あまりの熱演に第1楽章後、聴衆からの拍手が鳴りやみませんが、それも納得の演奏です。第2楽章のカンツォネッタはまさに歌そのもの。甘美な味わいをもったフランチェスカッティの音色を堪能できます。
フランチェスカッティの貴重なライヴ音源をお楽しみください。(輸入元情報)
【収録情報】
1. ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77(カデンツァ:ヨアヒム)
ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
フランス国立放送管弦楽団
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)
録音時期:1972年12月6日
録音場所:パリ、シャンゼリゼ劇場
録音方式:ステレオ(ライヴ)
2. チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
フランス国立放送管弦楽団
パウル・クレツキ(指揮)
録音時期:1970年5月5日
録音場所:パリ、シャンゼリゼ劇場
録音方式:ステレオ(ライヴ)
Previously unissued recordings
24bit/192kHz Digital Transfer & Remastering from the original master tapes
Licensed by INA
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※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。