ベルナルディーニ&ゼフィーロ/ヘンデル:『アレクサンダーの饗宴』
2025年06月16日 (月) 09:00 - HMV&BOOKS online - クラシック

ヘンデル大成期への転機となった成功作を瑞々しく聴かせる新録音!
ヘンデルが英語台本の劇音楽を重視するきっかけとなった成功作『アレクサンダーの饗宴』に、40年の歴史を誇るシュティリアルテ古楽祭で収録された最新録音が登場。経験豊かなイタリアの名手たちが中心を占めるゼフィーロがオーケストラ編成で臨み、同古楽祭の発足初期を支えたアーノンクールとの共演でも知られるアルノルト・シェーンベルク合唱団と3人のソリストと共に、ライヴの躍動感を宿しながらも手堅く緻密な解釈を聴かせます。
『アレクサンダーの饗宴』を作曲・初演した1736年の時点で、ヘンデルは他のライヴァル歌劇作曲家たちに圧されながらオペラを書いていましたが、17世紀の大詩人ジョン・ドライデンの作品に基づく英語台本(ニューバラ・ハミルトン[1691-1761])を用いたこの作品が大成功したため、作曲の主軸をイタリア語オペラから英語のオラトリオへ移す気になったと言われています。初演時には3つの協奏曲と小カンタータを交え長い上演時間となった本作ですが、それら付属曲を省いた結果CD1枚に収まっているのは嬉しいところ。ソリスト3人のメリハリの利いた歌唱に6/6/4/4/2と充実した編成の弦が応え、木管に加えて時に金管・打楽器が迫力ある響きを打ち出す演奏は実に聴き応えあり、精鋭合唱陣も冒頭アリアの直後から感無量の終曲フーガに至るまでドラマティックな一体感を聴かせます。日本とイタリアで大きな活躍をみせる渡邊 孝がチェンバロとオルガンで支える通奏低音も頼もしい存在感を発揮しています。(輸入元情報)
【収録情報】
● ヘンデル:オード『アレクサンダーの饗宴、または音楽の力』(全2部)
ミリアム・クトロヴァツ(ソプラノ)
ダニエル・ヨハンセン(テノール)
ダミアン・ガストル(バス)
アルノルト・シェーンベルク合唱団
ゼフィーロ・バロック・オーケストラ(古楽器使用)
アルフレード・ベルナルディーニ(リコーダー、指揮)
録音時期:2024年6月21日
録音場所:グラーツ、ヘルムート・リスト・ハレ
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
収録時間:81分
14件中1-14件を表示
表示順:
※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。