【映像】ドニゼッティ音楽祭2024/ドニゼッティ:『グラナダのゾライダ』
2025年06月10日 (火) 19:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
若きドニゼッティのキャリアの転回点となる成功作
史劇オペラ『グラナダのゾライダ』世界初映像化!
舞台は15世紀のスペイン、レコンキスタの時代。スペイン軍に包囲されたムーア人最後の砦であるグラナダ。王アルムジールは先王を殺し王座を簒奪したうえ、先王の娘ゾライダに結婚を迫りますが拒否されます。一方、ゾライダは勇敢なムーアの軍人アベナメットと相思相愛の仲。それに嫉妬したアルムジールは、敗色の濃いムーア軍の司令官にアベナメットを指名し、戦場に送りこみます・・・
ドニゼッティの史劇オペラ『グラナダのゾライダ』は、1822年ローマで初演され、彼の作曲家としてのキャリアの転回点となる大きな成功を収めます。本作は、作曲家の生地ベルガモの「ドニゼッティ音楽祭」における、作曲家が加筆しより磨きをかけた同オペラの第2稿(1824年)による上演の世界初映像化。演出家ブルーノ・ラヴェッラは、舞台であるレコンキスタによって陥落寸前の15世紀後半のグラナダを、1992年に勃発したボスニア内戦時に包囲されたサラエボになぞらえたと、その演出意図を語っています。2021年のサントリーホール「ホール・オペラ」の『椿姫』ヴィオレッタ役で好評を博したズザナ・マルコヴァー、バロック・オペラ、ベルカントオペラを中心にズボン役でも活躍するチェチーリア・モリナーリ、2016年「オペラリア」コンクールで第1位を獲得した韓国出身のキム・コヌら気鋭の歌手を起用。名匠リッカルド・フリッツァのもとで研鑽を積んだ俊英アルベルト・ザナルディのタクトに導かれたピリオド楽器の「オルケストラ・リ・オリジナーリ」と、スカラ座アカデミア合唱団による溌剌とした歌唱演奏が、ドニゼッティの隠れた作品の魅力を存分に伝えています。(輸入元情報)

【収録情報】
● ドニゼッティ:歌劇『グラナダのゾライダ』全曲
キム・コヌ(テノール/アルムジール)
ズザナ・マルコヴァー(ソプラノ/ゾライダ)
チェチーリア・モリナーリ(メゾ・ソプラノ/アベナメット)
トゥティ・エルナンデス(バス/アルマンゾール)
リラ・タカーチ(メゾ・ソプラノ/イネス)
ヴァレーリオ・モレッリ(バス/アリ)
スカラ座アカデミア合唱団(合唱指揮:サルヴォ・ズグロ)
オルケストラ・リ・オリジナーリ(古楽器使用)
アルベルト・ザナルディ(指揮)
演出:ブルーノ・ラヴェッラ
美術・衣装:ゲイリー・マッカン
照明:ダニエレ・ナルディ
収録時期:2024年11月16日
収録場所:ベルガモ、テアトロ・ソチアーレ(ライヴ)
ドニゼッティ劇場財団新制作
ウェクスフォード・オペラ音楽祭共同制作
映像監督・編集:マッテオ・リッケッティ
収録時間:194分
画面:カラー、16:9
字幕:日本語、イタリア語(歌唱言語)、英語、ドイツ語、フランス語、韓国語