【映像】マテウス＆ロッシーニ劇場／ロッシーニ：『アディーナ』

単純明快なストーリーとロッシーニの鮮やかな音楽。ロゼッタ・クッキのカラフルな舞台
旬のソプラノ、リセット・オロペサの華やかな歌唱。ロッシーニの隠れた傑作『アディーナ』

イタリア・ペーザロで毎夏行われているロッシーニ・オペラ・フェスティバル。本映像は2018年に上演された『アディーナ』を収録したもの。一時間半程度の短い作品で、ストーリーも単純明快。バグダットの太守カリーフォは後宮で育った若い娘アディーナと結婚する予定でした。しかし、亡くなっていたと思っていた恋人セリーモが突如アディーナの前に現れます。2人は結婚式の前夜に後宮からの逃亡を企てますが、カリーフォに捕まりセリーモは死刑を言い渡されます。アディーナは死刑を取りやめるようカリーフォに懇願しますが聞き入れられず、アディーナは気を失って倒れてしまいます。その時アディーナの身に着けていたものを見たカリーフォは、実はアディーナが娘であることがわかり、アディーナはセリーモと結ばれるという物語。
　ストーリーはシンプルですが、煌びやかなアリアの数々と、音楽性あふれるオーケストラのサウンドに彩られた華やかな雰囲気の作品です。演出のロゼッタ・クッキは巨大で色鮮やかなウェディング・ケーキを舞台の中心に置き、心躍る演出に仕上げています。そしてなんといっても旬のソプラノ歌手リセット・オロペサによるチャーミングなアディーナは必見です。（輸入元情報）

【収録情報】
● ロッシーニ：歌劇『アディーナ』全曲

　リセット・オロペサ（アディーナ）
　レヴィー・セクガパーネ（セリーモ）
　ヴィート・プリアンテ（太守）
　ダヴィーデ・ジャングレゴリオ（ムスタファ）
　マッテオ・マッキオーニ（アリ）
　フォルトゥナ・アゴスティーニ劇場合唱団（合唱指揮：ミルカ・ロスチアーニ）
　ロッシーニ交響楽団
　ディエゴ・マテウス（指揮）

　演出：ロゼッタ・クッキ
　舞台：ティツィアーノ・サンティ
　衣裳：クラウディア・ペルニゴッティ
　照明：ダニエレ・ナルディ

　収録時期：2018年8月
　収録場所：イタリア、ペーザロ、ロッシーニ劇場（ライヴ）
　映像監督：パオロ・フィリッポ・ベルティ

　収録時間：87分
　画面：カラー、16:9
　歌唱：イタリア語
　字幕：英、独、伊、韓、日本語