ドイル&RIAS室内合唱団/『ステラ・マリス〜海の星の聖母』
2025年03月07日 (金) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック

ドイツを代表する室内合唱団の新作
RIAS室内合唱団(RIAS Kammerchor)は、1948年にベルリンで創設されたドイツを代表する室内合唱団のひとつであり、戦後のドイツにおいて高い芸術性を追求する合唱団として、創設当初からルネサンス、バロック、ロマン派など古楽の作品から20世紀・現代音楽まで、多岐にわたるレパートリーを持ち、ヨーロッパの合唱音楽の発展に大きく貢献しています。これまでにカール・フォルスター、ウヴェ・グリオン、マーカス・クリード、ハンス=クリストフ・ラーデマンら名だたる指揮者のもとで活動を続けてきました。現在はジャスティン・ドイル(Justin Doyle)が芸術監督を務めています。また、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン古楽アカデミーといった著名なオーケストラと定期的に共演し、サイモン・ラトル、ルネ・ヤーコプス、ニコラウス・アーノンクールなど、世界的な巨匠指揮者たちとも協力してきました。
その正確な発声・緻密なアンサンブル・豊かな表現力において高く評価され、特に細やかな声のブレンドと透明感のある響きが特徴で、「エコー・クラシック賞」や「ドイツ・レコード批評家賞」などの権威ある賞を多数受賞しています。
このアルバム『トマス・ルイス・デ・ビクトリア:ステラ・マリス』は、長い伝統を持つマリア崇敬を称えるものです。指揮者ジャスティン・ドイルのもと、合唱団はルネサンス時代の宗教音楽に多大な影響を与え、「スペインのパレストリーナ」とも称されるトマス・ルイス・デ・ビクトリア[1548-1611]の傑作、そして16世紀スペインを代表する作曲家のひとりであるフランシスコ・ゲレーロ[1527-1599]の作品を演奏しています。
本作に収録された楽曲は、キリスト教典礼において1500年以上にわたり重要なテーマであったマリア賛歌の精神的・音楽的意義を反映しており、ビクトリアの作品では典礼の詩や賛歌が美しい旋律と対位法によって見事に昇華されていることが実感できるでしょう。一方、ゲレーロの作品には深い感情表現と高度な技術が見事に融合されています。(輸入元情報)
【収録情報】
01. グレゴリオ聖歌:アヴェ・マリス・ステラ(めでたし、海の星)
02. ビクトリア:ミサ曲『めでたし、海の星』〜1. キリエ
03. ビクトリア:ミサ曲『めでたし、海の星』〜2. グローリア
04. ゲレーロ:めでたし、この上なく聖なる処女よ
05. ビクトリア:ミサ曲『めでたし、海の星』〜3. クレド
06. ゲレーロ:天の元后、喜びたまえ
07. ビクトリア:ミサ曲『めでたし、海の星』〜4. サンクトゥス
08. ビクトリア:ミサ曲『めでたし、海の星』〜5. ベネディクトゥス
09. ゲレーロ:おお、聖なる饗宴よ
10. ビクトリア:ミサ曲『めでたし、海の星』〜6. アニュス・デイ
11. ビクトリア:モテット『アヴェ・マリア』(8声)
RIAS室内合唱団
ジャスティン・ドイル(指揮)
録音時期:2024年7月
録音場所:ベルリン、RBB Groser Sendesaal
録音方式:ステレオ(デジタル)
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