バヴゼ/ラヴェル:ピアノ独奏曲全集(2CD)
2025年02月18日 (火) 19:00 - HMV&BOOKS online - クラシック

ジャン=エフラム・バヴゼ/ラヴェル:ピアノ独奏曲全集(2023、2024)
2025年に生誕150年を迎えるラヴェルのピアノ独奏曲全集。ラヴェルは自己批判的で慎重な作曲家でしたが、発表された作品の完成度は非常に高く、その多くが現在も演奏・録音され続けています。彼自身はヴィルトゥオーゾ・ピアニストではなかったものの、高度な技術を要すると共にピアノの演奏効果や表現力を見事に活かした作品を作曲。演奏者のバヴゼはこれを奇跡に例えています。また自身のピアノ作品を管弦楽化することも多く、演奏家やにとって多様な作品解釈の可能性を開いています。
ラヴェルのピアノ曲には、生涯を通じて彼を魅了したテーマが反映されているところにも注目。鐘の響き(『鐘の谷』『絞首台』)、水の流れ(『水の戯れ』『海原の小舟』)、スペインの影響(『グロテスクなセレナード』『道化師の朝の歌』)、そして彼が特に好んだ、舞踏としてのメヌエット(5曲作曲)が挙げられます。バヴゼは、ラヴェルにスパイス感、シューベルトに通じる寂寥感、オーケストラのような色彩感を読み取ると語っています。
ジャン=エフラム・バヴゼは1962年フランス生まれ。パリ音楽院でピエール・サンカンに師事、パウル・バドゥラ=スコダや二キタ・マガロフからも学びました。1986年国際ベートーヴェン・ピアノ・コンクール優勝。古典から前衛まで幅広いレパートリーを持ち、ジャズにも関心を抱くほか、ドビュッシーの『遊戯』の2台ピアノ編曲も手掛けるなど幅広い活躍をしています。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
ラヴェル:
01. グロテスクなセレナード 嬰へ短調(1892-93)
02. 水の戯れ M30(1901)
03. 亡き王女のためのパヴァーヌ M19(1899)
04. 古風なメヌエット M7(1895)
05. ソナチネ(1903-05)
06. メヌエット M42(1904)
07. ハイドンの名によるメヌエット M58(1909)
08. 鏡 M43(1904-05)( 蛾/悲しげな鳥たち/海原の小舟/道化師の朝の歌/鐘の谷)
Disc2
09. 夜のガスパール M55(1908)( オンディーヌ/絞首台/スカルボ)
10. ボロディン風に M63a(1912-13)
11. シャブリエ風に M63b(1912-13)
12. クープランの墓 M68(1914-17)(前奏曲/フーガ/フォルラーヌ/リゴドン/メヌエット/トッカータ)
13. 前奏曲 M65(1913)
14. 高雅で感傷的なワルツ M61(1911)
15. ラ・ヴァルス M 2b(1919-20)
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ/Yamaha CFX)
録音時期:2023年9月4-6日(01-05,07,08)、2024年9月4-7日(06,09-15)
録音方式:ステレオ(デジタル)
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