フュジェ&レゼポペー/リュリ:抒情悲劇『アルセスト』(3CD)
2025年02月12日 (水) 12:00 - HMV&BOOKS online - クラシック

リュリ最盛期の傑作に、本場ヴェルサイユ発の新名盤が登場!
マルゴワール(1994)とルセ(2017)の新旧名盤が録音史上に燦然と輝く、17世紀フランス・オペラ屈指の傑作『アルセスト』(序幕と全5幕/1674年パリにて初演)ですが、このたび本場ヴェルサイユ宮殿で収録された驚異の新名演が登場します。太陽王ルイ14世の王室音楽総監督リュリが1674年に披露したこの抒情悲劇は、希代の台本作家フィリップ・キノー[1635-1688]の協力を得、反リュリの気配も立ち込める中でも王室からの熱烈な歓迎を受け、新たな定番演目となりました。
戦いで落命したアドメート王を救うため、託宣に従い死を選んだ妃アルセストを、王の友人たる英雄アルシード(ヘラクレス)が冥府に降って救い出す全5幕の物語を、フランスのシーン最前線で絶大な信望を受け活躍するステファーヌ・フュジェが、名演奏家たちと共にきわめて繊細にして闊達な解釈に昇華。ジャンスとオヴィティという希代の名歌手2人が王妃と王を、幅広い活躍が続くネイサン・バーグがアルシードを表現力豊かな歌唱で演じ、他の歌手陣もそれぞれ深い役作りを鮮やかに声に息づかせています。
鍵盤奏者マリー・ヴァン・レインを筆頭に通奏低音陣は詩句と歌をよく引き立て、無孔ナチュラル・トランペットを吹きこなすジャン=フランソワ・マドゥーフ、オーボエとミュゼット(鞴式バグパイプ)の持ち替えで活躍するヴァンサン・ロバンら実力派が揃うオーケストラはリュリの楽団とほぼ同規模の員数。合唱との連携も巧みで、リュリの音楽性を改めて強く印象づけられる名演に仕上がっています。(輸入元情報)
【収録情報】
● リュリ:抒情悲劇『アルセスト、またはアルシードの勝利』全曲
アルセスト/ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
アルシード/ネイサン・バーグ(バリトン)
アドメート/シリル・オヴィティ(テノール)
リコメード、カロン、嘆く男/ギレム・ヴォルムス(バス・バリトン)
テュイルリー宮殿の庭園の精、セフィーズ/カミーユ・プル(ソプラノ)
リカス、フェレス、アレクトン、アポロン/レオ・ヴェルモ=デロシュ(テノール)
クレアント、ストラトン、プリュトン、エオル/ジョフロワ・ビュフィエール(バリトン)
栄光の女神、苦しむ女/クレール・ルフィリアトル(ソプラノ)
マルヌ川の精、プロセルピーヌ、ディアーヌ、テティス/ジュリエット・メ(メゾ・ソプラノ)
セーヌ川の精、水の精、亡霊/セシル・アシル(ソプラノ)
ヴェルサイユ王室歌劇場合唱団
レゼポペー(古楽器使用)
ステファーヌ・フュジェ(指揮)
録音時期:2024年1月26-29日
録音場所:ヴェルサイユ宮殿「十字軍の間」
録音方式:ステレオ(デジタル)
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