レミ・バロー&ピルゼン・フィル/R.シュトラウス:『英雄の生涯』、『ドン・ファン』
2025年02月07日 (金) 20:35 - HMV&BOOKS online - クラシック
ブルックナーで独自の境地を見せたレミ・バローが
リヒャルト・シュトラウスの新プロジェクトを開始!
ザンクト・フローリアンの夏の音楽祭ブルックナー週間(Bruckner-Tage)の常任指揮者として、コロナ禍の期間を除いて毎年1曲ずつ録音した交響曲全集を完成させたレミ・バロー。2023年にリヒャルト・シュトラウス音楽祭に招かれると大成功を収め、翌2024年には常任指揮者に任命されました。ウィーンの老舗レコード店でもある「Gramola」レーベルは、ブルックナーに続き、リヒャルト・シュトラウスの作品集の録音を開始。その第1弾が登場です。
リヒャルト・シュトラウス音楽祭(Richard Strauss-Tage)は、シュトラウスの没後40年にあたる1989年に、彼が後半生の多くの時間を過ごしたガルミッシュ=パルテンキルヒェンを舞台に始まった音楽祭。6月頃に開催され、室内楽や歌曲リサイタル、野外コンサート、講演会、新作を含む舞台作品、更にはシュトラウスの別荘を訪れるツアーなどが組まれています。そのハイライトがオーケストラ・コンサートで、2024年には『ドン・ファン』と『英雄の生涯』を含む2つのプログラムが演奏されました。
ここに収録されたのは、音楽祭に先立ってオーケストラの本拠で行われたコンサートとリハーサルでの演奏。音楽祭の会場の音響が録音向きでないとの理由で、今後もこの方式が採用される見込みです。
レミ・バローはパリ生まれ。パリ音楽院でジェラール・プーレにヴァイオリンを師事し、16歳の時に出会ったセルジウ・チェリビダッケから大きな影響を受けます。ウィーン国立歌劇場のヴァイオリン奏者として演奏した後に本格的に指揮を始めました。ブルックナーの録音ではザンクト・フローリアン特有の長い残響をふまえてチェリビダッケばりの遅いテンポを採ったバローですが、このシュトラウスでは端正な解釈を聴かせます。オーケストラの機能性や迫力で圧倒するタイプの演奏ではありませんが、管楽器・打楽器ともにギラつくことなく、良く溶け合った弦をベースにぬくもりを湛えた有機的なサウンドは独特の味わいを持っています。(輸入元情報)
【収録情報】
R.シュトラウス:
● 交響詩『ドン・ファン』 Op.20
● 交響詩『英雄の生涯』 Op.40
1. 英雄
2. 英雄の敵
3. 英雄の妻
4. 英雄の戦場
5. 英雄の業績
6. 英雄の隠遁と(人生の)完成
ピルゼン・フィルハーモニー管弦楽団
レミ・バロー(指揮)
録音時期:2024年6月6日
録音場所:チェコ、プルゼニ、Mestanska Beseda
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

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