ジョナサン・ビス/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番、他
2024年09月04日 (水) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
ジョナサン・ビス/Beethoven/5 Vol.2
1980年生まれのジョナサン・ビスは、2015年にセントポール室内管弦楽団と共同で、ベートーヴェンの5曲のピアノ協奏曲それぞれにインスパイアされた新作を5人の作曲家に委嘱し、両曲をペアで演奏する「Beethoven/5」というプロジェクトを立ち上げました。
第5番を収めた第1巻に続く第2巻では、ピアノ協奏曲第1番と、イギリスの作曲家サリー・ビーミッシュ[1956-]による『シティ・スタンザス』をカップリング。この作品は、自然からインスピレーションを得ることが多かったビーミッシュの以前の作品とは異なり、都市景観に焦点を当てています。当初は人間の創造性を礼賛することを意図していたこの協奏曲ですが、2015年のイギリスやアメリカにおける政治的不安により作品のトーンが変化し、作品は、権力の中心にある貪欲と格差、利益優先の技術、効率的な兵器、そして社会的不平等などの問題に呼応するものとなりました。『シティ・スタンザス』のすべての音楽的素材は、何らかの形でベートーヴェンの協奏曲から派生しています。ビーミッシュは、ジョナサン・ビスの個性的で表現力豊かかつヴィルトゥオーソ的な演奏に触発されましたが、この作品はまた、作曲家とアーティストの双方が共有する未来への不安にも深く影響を受けています。
「Beethoven/5」は、発起人であるセントポール室内管弦楽団に続いて、15のオーケストラや団体が賛同する大プロジェクトとなりました。他の作品はティモ・アンドレスの『The Blind Banister』(第2番とのペア)、サルヴァトーレ・シャリーノの『Il sogno di Stradella』(第4番)、キャロライン・ショウの『Watermark』(第3番)です。ビスは「これらの作品がレパートリーに定着し、自分が世を去った後も末永く演奏され続けることを願っています」と語っています。今後のリリースも楽しみです。(輸入元情報)
【収録情報】
● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
● ビーミッシュ:シティ・スタンザス(ピアノ協奏曲第3番)
ジョナサン・ビス(ピアノ)
スウェーデン放送交響楽団
オメール・メイア・ヴェルバー(指揮)
録音時期:2018年12月13-15日
録音場所:スウェーデン、Berwaldhallen, Stockholm
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
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