パッパーノ&ロンドン響/メンデルスゾーン:オラトリオ『エリヤ』(2SACD)
2024年08月08日 (木) 10:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
「LSO LIVE」レーベル25周年
来日間近! パッパーノ&ロンドン交響楽団の新境地
壮大な規模、充実に歌唱陣による決定的名演。メンデルスゾーンの傑作オラトリオ『エリヤ』
まもなく来日(2024年9月予定)のパッパーノ&LSO。メンデルスゾーン:『エリヤ』の登場です。音楽史上3本の指に入る傑作オラトリオとして人気がある同曲で「LSO Live」レーベル発足25周年をも祝います。
『エリヤ』は聖書の預言者エリヤの生涯を、メンデルスゾーンが敬愛したバッハやヘンデルらに倣ってオラトリオとして描いた作品です。1846年にバーミンガム・タウン・ホールで初演されました。公演は大成功をおさめましたが、メンデルスゾーンは手を加え、翌年に最終版を完成させました。「これほど完全な勝利と、偉大な芸術作品の迅速な認知はなかった」とタイムズ紙は報じました。『The Messiah』(ヘンデル)にならび、『The Elijah』とも呼ばれたほどに人々に親しまれました。
パッパーノは、メンデルスゾーンが壮大な規模で描いたオラトリオの劇的な性格をこのうえなく引き出しており、冒頭部に続く序曲はまるでオペラの序曲のよう。これからのドラマを存分に予感させます。数々のアリアも、パッパーノが認めた歌手たちによるものとあって、超充実のオペラのアリア名曲を聴いているかのようです。メンデルスゾーンが英語のテキストに作曲する際に苦心しながらも成し遂げた音楽上の登場人物ではなく、聖書の世界に実際に生きている人間たちによるドラマであることを実感させられます。ヘンデルを意識した充実のフーガの合唱も、メンデルスゾーンの筆の見事さをこれ以上なく実現しています。
この演奏は、初演と同様の英語上演です。寡婦、天使にはパッパーノの英国ロイヤル・オペラ監督としての最後の来日公演(2024年)でも話題となったラングワナシャ。エリヤ役はカナダのジェラルド・フィンリー。オペラ、リサイタルのほか現代作品でも活躍しており、彼のためにターネイジ、サーリアホ、ラウタヴァーラらも作品を書いています。パッパーノが率いるLSOと充実の歌唱陣による『エリヤ』の決定的な名演、大注目です!(輸入元情報)
【収録情報】
● メンデルスゾーン:オラトリオ『エリヤ』 Op.70
ジェラルド・フィンリー(バリトン/エリヤ)
マサバネ・セシリア・ラングワナシャ(ソプラノ/寡婦、天使)
デイム・サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ/天使、イゼベル)
アラン・クレイトン(テノール/オバデヤ、アハブ)
ロンドン交響楽団合唱団(合唱指揮:マリアナ・ローザス)
ザ・ギルドホール・シンガーズ(合唱指揮:リンネ・ロバートソン)
ロンドン交響楽団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)
録音時期:2024年1月28,29日
録音場所:ロンドン、バービカン・ホール
録音方式:ステレオ(DSD/ライヴ)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.1 SURROUND
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