ベルトラン・キュイエ/バッハ:イタリア協奏曲、半音階的幻想曲とフーガ、他
2024年08月02日 (金) 12:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
フランス屈指の実力派ベルトラン・キュイエと、バッハの傑作群の内奥へ
ラ・フォル・ジュルネ発祥の地ナントに拠点を置くフランスの古楽器楽団ストラディヴァリアを創設したバロック・ヴァイオリン奏者ダニエル・キュイエと、そのパートナーである古楽鍵盤奏者ジョスリーヌ・キュイエの間に生まれ、ストラディヴァリアの他にレ・バッス・レユニやレ・リュネジアンなど気鋭団体とも名演を紡いできた生粋の古楽鍵盤奏者、ベルトラン・キュイエ。みずみずしくも深みある演奏は「ALPHA」や「MIRARE」での名盤のほか、近年では元古楽器奏者が録音技師と制作を手掛ける「Ramee」でも活躍するようになりました。
名トラヴェルソ奏者フランク・テュンスとのバッハ・ソナタ集に続く今回のアルバムは、鍵盤演奏の達人だった大バッハの重要作品を初期・中期・後期からバランスよく選曲。この作曲家とも縁深いドレスデンに拠点を置き同時代に活躍した製作家ハインリヒ・グレブナーの銘器(モーツァルトが『ドン・ジョヴァンニ』プラハ初演時に使ったとの説もある作例)をモデルとする名工フィリップ・ユモー(フランス、バルバスト)製作の二段鍵盤楽器に向かい、全く気負いを感じさせず同時に隅々までニュアンス豊かな演奏で各作品の魅力を探ってゆきます。近世の君主たちが富と人脈を駆使して集めた珍品・芸術品を陳列していた「驚異の部屋」のごとく、深く味わうほどにその奥深さに驚かされるバッハ音楽の内宇宙をじっくりお楽しみ下さい。(輸入元情報)
【収録情報】
J.S.バッハ:
● イタリア協奏曲ヘ長調 BWV.971
● 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903
● チェンバロ独奏のための協奏曲ト短調 BWV.975(ヴィヴァルディの協奏曲 RV.316による)
● カプリッチョ 変ロ長調 BWV.992『最愛の兄の旅立ちに寄せて』
● イギリス組曲 第3番ト短調 BWV.808
● 前奏曲とフーガ 嬰ハ短調 BWV.849(平均律クラヴィーア曲集 第2巻より)
ベルトラン・キュイエ(チェンバロ)
使用楽器:グレプナー1722年製作モデルに基づくユモー2014年製作の再現楽器
録音時期:2022年5月16-20日
録音場所:ベルギー東部リエージュ州ボラン、聖アポリネール教会
録音方式:ステレオ(デジタル)
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