シェリング、クーベリック&バイエルン放送響/ブラームス:ヴァイオリン協奏曲

2022年06月30日 (木) 16:45 - HMV&BOOKS online - クラシック


2007年に発売され話題となった屈指の名演が堂々の復活!

シェリングのブラームス:ヴァイオリン協奏曲と言えば、ドラティ指揮ロンドン響と共演した1961年録音とハイティンク指揮コンセルトヘボウと共演した1973年録音が高く評価され、特に後者は専門誌の名盤選びでしばしばトップに選ばれてきました。その両者のほぼ中間となる1967年にウィーン芸術週間でライヴ収録された当盤は、シェリングの持ち味である美音と格調高い解釈に燃焼度や高揚感が加味された「ライヴの醍醐味」を伝えるものとなっています。
 第1楽章冒頭から推進力があって流れが良く、その流れの良さは全曲を一貫していますが、逡巡するようなフレーズにはたっぷりと時間をかけ、息の長い旋律を歌い上げる時の緩急や強弱のダイナミズムは「至芸」と言いたくなります。4歳違いのクーベリックの指揮も感興豊かにシェリングに合わせ、時に丁々発止のやり取りも繰り広げる終楽章は迫力満点。聴衆の喝采がその場の興奮度を物語っています。全曲に41分余りをかけてじっくりと取り組んだ1973年盤に対して、こちらは39分を切っていますが、聴感上の印象はタイム差から想像する以上に異なることでしょう。
 冒頭にはクーベリックが得意としていたドヴォルザークの序曲『フス教徒』が演奏されており、こちらもセッション録音盤よりも引き締まったテンポによるダイナミックな演奏となっています。
 良好な音質によるステレオ録音です。(輸入元情報)

【収録情報】
1. ドヴォルザーク:序曲『フス教徒』 B.132, Op.67
2. ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77


 ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン:2)
 バイエルン放送交響楽団
 ラファエル・クーベリック(指揮)

 録音時期:1967年6月11日
 録音場所:ウィーン、コンツェルトハウス
 録音方式:ステレオ(ライヴ)


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