【発売】ジョルジェスク/ベートーヴェン:交響曲全集、UHQCD化で復活
2022年07月04日 (月) 12:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
ジョルジュ・ジョルジェスクの名盤、ベートーヴェン:交響曲全集がUHQCD化で復活!
ヴァイオリン両翼配置、全ステレオ・スタジオ録音!
ジョルジュ・ジョルジェスク[1887-1964)はルーマニアを代表する大指揮者で、ジョルジュ・エネスコ・フィルの音楽監督を1920年から1944年までと1954から1964年まで務めました。1918年から1920年にはゲヴァントハウス管の副指揮者としてアルトゥール・ニキシュに直接師事しました。ニキシュに影響を受けた巨匠であり同年代のボールトとも共通するのがヴァイオリンを両翼に配置した古典的演奏スタイルです。
1961年から1962年のスタジオ録音。当時ルーマニアはソ連の庇護のもとにありましたが、本国ソ連でも全てがステレオ録音に移行していなかったこの時期に、高水準のステレオ録音でベートーヴェン全集が遺されていたことには驚嘆と喜びを隠せません。この全集については「DANTE/LYS」のCDがありましたが市販LPからの板起こしで、2012年に東武商事がマスターテープから初の正規CD化(ERT1001、廃盤)して大変な反響を呼びました。長らく品切れでしたので、この度マスターに立ち返り新たにマスタリングしなおし、UHQCDで洗い上げた音質で復活します。
ジョルジェスクの演奏は、『田園』などクライバー並の超快速で歌心に満ちたもの。リズム感も明快、どこをとってもきびきびしていて聴かせます。エネスコ・フィルも如何にも鄙びた味わいで、木管の懐かしい響きも心を打ちます。『合唱』はルーマニア語による歌唱となります。研究好きの方にはメンゲルベルクなどを思わせる楽譜の改訂なども興味深いところと言えましょう。
CD日本プレス。美麗夫婦箱5枚組。英語、日本語によるライナーノート付き。(販売元情報)
【収録情報】
ベートーヴェン:交響曲全集
Disc1
● 交響曲第1番ハ長調 Op.21(26:50) 録音時期:1961年5月
10:37 / 07:06 / 03:21 / 05:46
● 交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』(50:56) 録音時期:1961年3月
14:44 / 17:34 / 06:11 / 12:27
Disc2
● 交響曲第2番ニ長調 Op.36(34:31) 録音時期:1961年4月20日
11:51 / 13:05 / 03:26 / 06:09
● 交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』(41:33) 録音時期:1961年10月
08:42 / 14:25 / 05:15 / 03:25 / 09:46
Disc3
● 交響曲第4番変ロ長調 Op.60(34:38) 録音時期:1962年1月
10:15 / 11:29 / 06:05 / 06:49
● 交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』(33:12) 録音時期:1961年8月
08:04 / 10:34 / 05:55 / 08:39
● 『エグモント』序曲(8:20) 録音時期:1962年1月11日
Disc4
● 交響曲第8番ヘ長調 Op.93(26:13) 録音時期:1961年5月
09:16 / 03:58 / 05:05 / 07:54
● 交響曲第7番イ長調 Op.92(35:58) 録音時期:1962年1月
11:55 / 09:13 / 08:15 / 06:35
● 『レオノーレ』序曲第3番(12:47) 録音時期:1962年1月
Disc5
● 交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』(67:01) 録音時期:1961年7月
14:57 / 11:11 / 15:06 / 25:47
● 序曲『コリオラン』(8:23) 録音時期:1961年8月
【第9番のソリスト、コーラス(歌唱:ルーマニア語)】
エミリャ・ペトレスク(ソプラノ)
マルタ・ケスラー(メゾ・ソプラノ)
イオン・ピソ(テノール)
マリウス・リンツラー(バス)
ジョルジュ・エネスコ・フィル合唱団
ヴァシリ・パンテア(合唱指揮)
ルーマニア放送合唱団
カロル・リトヴィン(合唱指揮)
ブカレスト・ジョルジュ・エネスコ・フィル
ジョルジュ・ジョルジェスク(指揮)
録音場所:ルーマニア文化宮殿ホール
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
エンジニア:ベン・ベルンフェルト
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※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。