セリーナ・オット/トランペットとピアノのための協奏曲集

2022年02月01日 (火) 13:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


セリーナ・オット/トランペットとピアノのための協奏曲集

2018年「ミュンヘン国際音楽コンクール」トランペット部門の覇者、セリーナ・オットの3枚目のアルバム。オーケストラをバックに超絶技巧と溢れる歌心を披露したデビュー・アルバムで2021年の「OPUS KLASSIK」賞を獲得した彼女、今作では近現代の3作品を伸びやかに演奏しています。
 ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番は、正式には『ピアノとトランペット、弦楽合奏のための協奏曲』といい、トランペットにもソリストとしてのテクニックが求められ、ショスタコーヴィチ自身や他の作曲家、民謡まで様々な作品から引用された旋律を演奏して作品にシニカルかつコミカルな味わいをもたらします。ジョリヴェのコンチェルティーノはノリの良いリズムが印象的なジャズのテイストが感じられる10分程度の作品。ここでもトランペットはコミカルな旋律を吹き、ピアノとオーケストラの対話に割り込んできます。ピアノを演奏するのはオーストリア=ルーマニア出身のマリア・ ラドゥトゥ。クラシック音楽と現代美術のコラボに熱心に取り組み、エキサイティングなコンサートを開催する気鋭の演奏家です。ヴァインベルグの協奏曲にはピアノは登場せず、ショスタコーヴィチに通じる音楽世界をトランペットの妙技で聴かせます。3曲を通じてドイツの指揮者ディルク・カフタンが巧みな指揮でサポート。アルバム末尾にアンコールのように置かれたラフマニノフではピアノとのデュオで歌心を存分に聴かせます。(輸入元情報)

【収録情報】
1. ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番ハ短調 Op.35
2. ヴァインベルグ:トランペット協奏曲 変ロ長調 Op.94(1966-67)
3. ジョリヴェ:トランペット、ピアノと弦楽のためのコンチェルティーノ
4. ラフマニノフ:歌うなかれ、美しい人よ Op.4-4(トランペットとピアノ編)


 セリーナ・オット(トランペット)
 マリア・ラドゥトゥ(ピアノ:1,3,4)
 ウィーン放送交響楽団(1-3)
 ディルク・カフタン(指揮:1-3)

 録音時期:2020年11月26-29日
 録音場所:ウィーン、Radio Kulturhaus
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)


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