戦時のフルトヴェングラー2〜ターラ編(6CD)

2021年06月18日 (金) 16:30 - HMV&BOOKS online - クラシック


フルトヴェングラー戦時中の超絶名演集、ターラ編の第2弾!

2018年に発売、ベストセラー中の『戦時のフルトヴェングラー〜ターラ編〜』の続編。ターラ原盤により、39年の『運命』、42年の第九、42年の『グレート』、43年のブラ4、44年のブル8など戦時中の凄絶・劇的名演12曲、2021年の最新リマスター(第九は2018年のリマスター)で6CDに集成。

「フルトヴェングラーの最高の演奏というと、戦時中の録音に着目するのが習いとなっている」(ジョン・アードイン『フルトヴェングラー・グレート・レコーディングズ』藤井留美訳、音楽之友社刊)

戦火まじえる激動の時代にあっても、自らの芸術活動に命を懸けたフルトヴェングラー。39年の『運命』から、44年の『ブルックナー8番』まで、12曲をCD6枚組に集成。ファン必携! 壮絶な爆演の数々がデジタル・リマスター音源でよみがえります!
 フランスのターラ(TAHRA)社はフルトヴェングラーとも親交のあった大指揮者ヘルマン・シェルヘンの娘ミリアムと仏フルトヴェングラー協会の重鎮ルネ・トレミーヌが1993年に設立したレコード会社。放送局等のオリジナル音源からフルトヴェングラーの貴重な録音を未亡人(故人)はじめ関係団体の正規承認を受けて、CDに復刻して発売。巨匠の神髄にふれるすばらしい音質に世界中のファンが驚喜しました。2014年トレミーヌの急逝により、ターラ社は活動を終了してしまいましたが、キングインターナショナルがターラより音源を調達、キング関口台スタジオでデジタル・リマスタリングをおこない、音にいっそう磨きをかけて発売します。戦時中の巨匠の内奥にまで迫った衝撃の音再現にご注目ください。
 ブックレットは12ページ(解説:平林直哉)になります。(販売元情報)

【収録情報】
Disc1
1. ヘンデル:合奏協奏曲ニ長調 Op.6-5
2. ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』
3. ベートーヴェン:カヴァティーナ(弦楽四重奏曲第13番 Op.130〜第5楽章)


 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

 録音:
 1939年9月13日 ルンドフンクス・ハウス、ベルリン(放送用コンサート)(1,2)
 1940 年10月15日 テレフンケン・スタジオ(3)
 原盤:仏ターラ FURT 1014 (P)1997 (1,2)、 FURT1013(P)1995 (3)

・ヘンデル:合奏協奏曲 Op.6-5」(1939)
つぎの『運命』とともにターラが1997年に初発売した音源。戦後(54年)の録音(ライヴ)もあるが、「このほうがリズムやひびきがやや軽く、すっきりしている。そのぶん、超ピアニッシモによるデリカシーはさらに効果的だ」(宇野功芳 『フルトヴェングラーの全名演名盤』講談社刊)なお、フルトヴェングラーはこの曲に関しては、第4楽章と第5 楽章を入れ替え、アレグロで終わらせている。(販売元情報)

・ベートーヴェン『運命』(1939)
フルトヴェングラーの得意曲であり、12種類、戦前にかぎっても@1926年SP録音、A1937年HMV録音、B本演奏、C1943年盤(「戦時のフルトヴェングラー」に収録)の4種類が音源としてある。B1939年の本演奏はターラが1997年に発売(FURT1014)。8枚組の78回転マトリックス盤から世界で初めて復刻したものだが、7枚目(第4楽章の486小節から668小節)が欠落しており、2年前のAの録音で補填している。会場はベルリンの旧フィルハーモニーと思われていたが、2018年に発売されたベルリン・フィルハーモニー・レーベルの「フルトヴェングラー帝国放送局(RRG)アーカイヴ1939 - 45」のなかで、本録音を(欠落部分は補填なしに)収録。録音データは「1939年9月13日 ルンドフンクス・ハウス、ベルリン(放送用コンサート)」となっているので、この表記に統一した。ルンドフンクス・ハウスとは当時アズーレンアレにあった帝国放送局の施設である。(販売元情報)

・ベートーヴェン『カヴァティーナ』(1940)
弦楽四重奏曲第13番の第5楽章をフルトヴェングラーが弦楽合奏で演奏したテレフンケンSP録音。ベートーヴェンの最晩年の作品らしく、深い抒情が特色。巨匠唯一の録音。(販売元情報)
Disc2
● ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』


 ティルラ・ブリーム(ソプラノ)
 エリーザベト・ヘンゲン(アルト)
 ペーター・アンダース(テノール)
 ルドルフ・ヴァッケ(バス)
 ブルーノ・キッテル合唱団
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

 録音:1942年3月22-24日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
 原盤:仏ターラFURT1037 (P)1998, KKC-4156 (P)2018

・ベートーヴェン「合唱(第九)」(1942)
全曲演奏だけでも13種類録音が存在するといわれているなかで、「ベルリンの第九」としてあまりにも有名。戦時中の逼迫した情勢の中で行われたもので、フルトヴェングラー壮年期の迫力と、独特の緊迫感がある。「ベルリン盤の良さは直接的な迫力、若々しい生命力とダイナミズムにあるだろう。ことにティンパニストが決めどころに見せる死んだ気の最強打は、時に聴く者の肺腑をえぐる。」(宇野功芳 『フルトヴェングラーの全名演名盤』講談社刊)(販売元情報)
Disc3
シューベルト:
1. 交響曲第8(9)番ハ長調 D.944『グレート』
2. 交響曲第7(8)番ロ短調 D.759『未完成』〜第1楽章


 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

 録音:
 1942年12月6-8日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)(1)
 1944年12月12日 アドミラル・パラスト、ベルリン(ライヴ)(2)
 原盤:仏ターラ FURT 2006 (P)2009 (1), FURT1011 (P)1994(2)

・シューベルト『グレート』(1942)
6種の録音がある巨匠の得意曲。なかでもこれは極端に緩急の差を付けて、著しく劇的に盛り上げている。「良くも悪くも実演におけるフルトヴェングラーの特徴が最大限に発揮されたCDである。それだけに彼のファンには逸することのできぬものといえよう。フルトヴェングラーでも、これだけ感情を生に爆発させた例は珍しいほどだ。」(宇野功芳 『フルトヴェングラーの全名演名盤』講談社刊)(販売元情報)

・シューベルト『未完成』第1楽章(1944)
ターラが発掘した音源ではあるが、第2楽章は音質不完全で収録できなかった。ベルリン・フィルハーモニー・レーベルが音質復刻に成功、前述「フルトヴェングラー帝国放送局(RRG)アーカイヴ1939 - 45」のなかで全曲盤初発売となった。(販売元情報)
Disc4
1. ブラームス:交響曲第4番ホ短調 Op.98
2. ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68〜第4楽章
3. ワーグナー:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲


 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

 録音:
 1943年12月12-15日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)(1)
 1945年1月22,23日 アドミラル・パラスト、ベルリン(ライヴ)(2)
 1942年2月26日 AEG工場、ベルリン(3)
 原盤:仏ターラ FURT 1039 (P)1998 (1), FURT 1006 (P)1994 (2), FURT1036 (P)1998(3)

・ブラームス4番(1943)
4種の録音がある巨匠の得意曲。「全曲録音された第4番のうち、最も望ましいのは戦時中のベルリンでのものだろう。他の演奏より熱と歌心を発散させ、1948年ベルリン盤ほどアンサンブルに問題もなく、翌年ヴィースバーデンでの演奏より活力にあふれ、入手できる唯一のウィーン・フィルである1950年盤より音質が優れている。」(ジョン・アードイン/藤井留美訳 『フルトヴェングラー グレート・レコーディングズ』音楽之友社刊)(販売元情報)

・ブラームス1番 第4楽章(1945)
ターラが発掘した音源。「ナチス・ドイツ崩壊直前のコンサートの実況盤だが、残念ながらフィナーレしか残されていない。残念というのは、当時のライヴとしては音が良く、演奏も気迫十分で、全楽章揃っていれば、ことによるとフルトヴェングラーの『第一』のベストになったかもしれないからだ。」(宇野功芳 『フルトヴェングラーの全名演名盤』講談社刊)(販売元情報)

・ワーグナー『マイスタージンガー』前奏曲(1942)
ベルリンAEG工場での昼休みに慰問のため演奏され、プロパガンダ目的のニュース映画(『音楽天使』)としても撮影されたが、そのサウンドトラックである。音質はこの時代のものにしては驚くほど明瞭。(販売元情報)
Disc5
ブルックナー:
1. 交響曲第6番イ長調(ハース版)(第2〜4楽章)
2. 交響曲第7番ホ長調〜アダージョ


 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

 録音:
 1943年11月13-16日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)(1)
 1942年4月7日 テレフンケン・スタジオ(2)
 原盤:仏ターラ FURT1007 (P)1994

・ブルックナー6番 第2〜4楽章
巨匠唯一の録音。94年にターラが初復刻した音源。「フルトヴェングラーは生涯でこのブルックナーの交響曲第6番を、この録音と同じ年の10月23〜25日(ウィーン・フィル)の、わずか2回しか演奏していないらしい。そうなると、第1楽章が欠落しているとはいえ、このセットの第6交響曲の録音は、まことに貴重なものと言える。演奏もフルトヴェングラーの特色が顕著で、音質も良い。」(平林直哉)(販売元情報)

・ブルックナー7番〜アダージョ
「フルトヴェングラー指揮のブルックナーはすべてライヴ録音であるが、この第7番の第2楽章は、その中でも唯一の正規のスタジオ録音(1942年4月7日、ベルリンpo.、ベルリン、テレフンケン・スタジオ)である。この時の状況については特に詳しいことは伝えられていないが、当時は戦況が悪化の一途をたどり、重苦しい空気が漂っていたという。そういった空気が演奏にも反映したのか、この第2楽章の悲痛な音色に心を打たれぬ人はあるまい。なお、この第2楽章は、ヒットラーの死を告げるラジオ放送の際に流されたと言われている。」(平林直哉)(販売元情報)
Disc6
● ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ハース版)


 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

 録音:1944年10月17日 ムジークフェラインザール、ウィーン(放送用コンサート)
 原盤:仏ターラ FURT 1084 (P)2003

・ブルックナー8番
「この曲には、以下の4種類の録音が残されている。@1944年10月17日、ウィーンpo.、ウィーン、ムジークフェラインザール A1949年3月14日、ベルリンpo.、ベルリン、ダーレム・ゲマインデハウス(L) B1949年3月15日、ベルリンpo.、ベルリン、ティタニア・パラスト(L) C1954年4月10日、ウィーンpo.、ウィーン、ムジークフェラインザール(L) このセットに含まれているのは@(放送用の、聴衆不在の録音)である。ABのように、1日違いの演奏がCD化されているのは、いかにもフルトヴェングラーならではの現象だが、このABが中では最も個性が濃厚である。あまりに激しくて、ついていけないと言う人も出てくるであろう。この@はABに似ているが、ABほど荒れ狂ってはおらず、またウィーン・フィルの優美な一面も独特の味わいを添えている。」(平林直哉)(販売元情報)
『戦時のフルトヴェングラー2〜ターラ編』 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー&ベルリン・フィル、ウィーン・フィル(1939-44)(6CD)

CD輸入盤

『戦時のフルトヴェングラー2〜ターラ編』 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー&ベルリン・フィル、ウィーン・フィル(1939-44)(6CD)

(1)

価格(税込) : ¥7,469

会員価格(税込) : ¥5,920

まとめ買い価格(税込) : ¥4,855

ご予約商品 - 2021年08月20日 発売予定

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